在宅介護――「自分で選ぶ」視点から (岩波新書)

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  • 岩波書店
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315575

感想・レビュー・書評

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  • 配置場所:2F新書書架
    請求記号:369.2||Y 97
    資料ID:C0036931

  • 在宅介護を中心として介護保険の全体像をつかむことができる一冊。様々な関係者へのインタビューもあり、よりリアルに認識でき読み進めやすいと感じた。

    今後誰もが人ごとではなくなる介護の問題については、広く知識を身に付けておくべきだろう。利用者側だけではなく、従事する側の問題点を指摘する点も興味深かった。

  • 介護士のひとだとか、主介護者じゃない介護者のひとだとかが、介護をざっくりと勉強するのにはいいかもしれない読み物です。介護士の賃金が低すぎること、介護サービスの事業所の経営が成り立つこと、介護保険の費用を国民の大きな負担にしないこと、安価で上質の介護サービスが多くのひとに与えられるものであること、そういったことを顧慮するには、財源をどうするか、という大問題から目をそらすことはできません。介護保険料をあげすぎずにやっていくには、消費税をもっと上げるだとか、インフラに投資する何割かを介護の分野に回すだとか、著者はいろいろと提言していますが、なかなか難しそうな印象を受けましたね。社会の有りようが変わっていくこと、それも低成長時代に突入したこの時期に、ブラック企業やニートや少子化などなど、僕にはそういうことも絡み合っているように思えてきます。

  • 369

  • 介護、特に在宅で介護をするときに使うことになる様々な制度、施設、サービスを、非常に分かりやすく解説してある。

    在宅介護と一言でいっても様々な状況があり、リハビリテーションや簡易な医療行為の必要性の有無、家族の関わり方などに応じて使い分けていかなければいけない。

    取り上げている制度が幅広く、それらを概略として非常に分かりやすくまとめているので、全体像を知るのに便利だった。

    また、本書の主題として、介護制度のあり方に関する現状の課題、政策提言も論じられている。厳しい財政状況と人材の不足を考えると、介護のサービスを介護の領域の財源、人材だけで組み立てることは非常に厳しいのではないかと感じた。

    教育、スポーツ、情報など、その他のサービス産業の力をいかに介護の領域に取り込むか、そしてその中で、ケアマネージャーを司令塔として、多様で必要な専門的なサービスを一人ひとりの状況に応じて届けることシステムをいかにしてつくることができるかということを考えていかなければならないと感じた。

  • 職業柄、厳しくなるのか、よく書けているけど「ゆるいなぁ~」というのが実感。介護は広い。

  • 2015年10月新着

  • ホントにいよいよ自分のこととして考えなければならない介護。よくわかりはしたが、ますますわからなくなることも事実。根本的に「政策」の間違いなのでしょうが。

  • 369.26||Yu

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著者プロフィール

1969年生まれ、淑徳大学総合福祉学部教授(社会保障論、社会福祉学)、経済学修士、政治学博士。社会福祉士、ケアマネジャー、介護福祉士の資格も持つ。1994~2007年、地方自治体で勤務。介護職、ケアマネジャー、地域包括支援センター職員として介護部署などの業務に従事した。テレビ、新聞、雑誌などメディア出演多数。『日本の介護システム』(岩波書店)、『福祉は「性」とどう向き合うか』(米村美奈らとの共著、ミネルヴァ書房)などの専門書・論文から、『孤独死のリアル』(講談社現代新書)、『介護破産』(KADOKAWA)といった一般書まで多数の著作がある

「2018年 『突然はじまる! 親の介護でパニックになる前に読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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