昭和史のかたち (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 64
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315650

作品紹介・あらすじ

「昭和」とは、いかなる時代だったのか?なぜ、どのように、泥沼の戦争へと突き進んだのか?天皇、政治家・軍人、知識人、庶民らは、どう戦前・戦後を生き、時代を形づくったのか?遠くなりゆく「昭和」を、局面ごとの図形モデルを用い、大胆に解説。豊富な資料・実例を織り込み、現代に適用可能な歴史の教訓を考える。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和史を数学的な捉え方であえて図式的にしたもの。数学的な捉え方が果たしてあっているかどうかはともかく、このような捉え方は非常に興味深い(どうやって理論化するのかは気になるところではあるが…)。

  • 昭和史の中にいくつかある重大な局面を、「かたち=図形」で捉え直す試みを綴った書。第四章で示された「頂点A=天皇、頂点B=統帥権、頂点C=統治権とする三角形」という図式は、憲法のグレーゾーンを恣意的に利用した軍部の動きが具体的にイメージでき、なるほどと思った。「かたち」を意識して、これまで読んだ昭和史関連の書籍をまた読み直せば、より理解が進むかもしれない。

  • 古本市で購入。

  • 昭和史をいろいろな形で表現しているのは,ある意味で理解を深める有効な手段だと感じた.特に良いと思ったのは「正方形」で日本型ファシズムを表した第2章だ.情報の一元化,教育の国家主義化,弾圧立法の制定と拡大解釈,官民挙げての暴力,これらの4本の線で国民を締め付けていたと解析している.それぞれの線は,大本営発表,軍人勅諭/戦陣訓,戦時下の時限立法,懲罰召集で更なる締め付けを図った由.このような時代を賛美している連中がいることは,大変残念なことだ.

  • 2015年12月新着

  • 戦争責任者は誰だと声だかに言いたかったのかな。
    昭和はみっつに分かれるとしながらも、ほぼ前期の戦前・戦中の議論ばかりです。数学や図形を用いてでも、わかってもらいたいという気持ちもわかりますが、かえってわかりにくくもさせています。

  • 210.7||Ho

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