香港 中国と向き合う自由都市 (岩波新書)

著者 : 倉田徹 張彧暋
  • 岩波書店 (2015年12月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315780

作品紹介

二〇一四年秋、大都市中心部を市民が七九日間も占拠した香港の雨傘運動。一五五年の英国の植民地支配後、「高度の自治」を付与され中国に返還された「ノンポリ国際都市」が政治に目覚めたのか。アジア経済危機以降に強まる「中国化」への猛反発は、何を意味するのか。日本・香港の気鋭が歴史背景と現代文化から緻密に解読。

香港 中国と向き合う自由都市 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 掴み所のない場所である香港を、①「一国二制度」というシステムの解説、②イギリスの遺産、③中国化の影響という歴史・政治上の解説を日本人の著者が、その文化、雨傘運動の解説を香港人の著者が行っている。
    香港の民主や自由は、イギリスや中国、そして香港人自身の微妙なバランスによって現在のような形になったのであり、中国vs西洋民主主義という簡単な話でないということがよく分かった。この一冊でモヤモヤしていた部分がかなり整理され、 オススメの一冊。最後の、日本への忠告も的を射ていて、痛烈。

  • 香港を手っ取り早く知りたい人には良い本だと思います。「これぞ新書」という感じ。
    「ではない」でしか語れない国、香港。香港そして中国への興味が高まる今日この頃です。

  • 2016年2月新着

  • 準国家でもあり、中国の一地方でもあるという「一冊の難解な書」である香港を「自由都市」という視点で読み解く。
    前半の香港の政治を分析する倉田徹氏執筆分は、「避難所」として機能した香港の来歴、植民地統治下で政治権力が制約の多い存在だったことや、政治権力が市民社会から距離を置いておいたことといった香港の「自由」が生じた背景、「中国化」とのせめぎ合いなど、香港を理解するうえで興味深い内容が多かった。
    一方、後半の張彧暋氏執筆の香港の社会・文化論は文学的でもあり、正直、ちょっと自分には難しかった。香港が容易に「語ることができない」ということはよく感じることができた。

  • ニュースでしか届かなかった漠然とした情報が明確に知ることができた。香港の自由とはそもそもが放任の自由だったのですね。ある意味、弱肉強食でもあったわけでしょうし、排除され、犬死した人も多かったことでしょう。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記はこちらに書きました。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=6873

  • 香港についての唯一まともで、現在を書いている本。観光に行く前に読むべき本。

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