香港 中国と向き合う自由都市 (岩波新書 新赤版1578)

  • 岩波書店 (2015年12月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004315780

みんなの感想まとめ

香港の独自の歴史と文化、そしてその複雑な政治状況を深く理解できる一冊です。155年にわたる英国の植民地支配を経て、中国に返還された香港は、「一国二制度」という特異なシステムのもと、自由を守る意識が強く...

感想・レビュー・書評

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  • 香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK(初回放送日:2024年6月17日)
    https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/QM2ZQVJ7PZ/

    【「東西」の本から「亜州」を読み解くアジアの本棚】『香港 中国と向き合う自由都市』 - NNA(アジア経済を視る August, 2020, No.67)
    https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/200801/book_001

    『香港』自由を模索し続ける人々 - HONZ(2016年1月19日)
    https://honz.jp/articles/-/42315

    香港 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b226365.html

  • 香港は155年の英国の植民地支配後、中国に返還され特別行政区で香港ドルという独自の通貨まである地区であり、一つの国家並みである。そんな中で、中国の共産主義には染まらず自由を守るという意識が国民全体で強く、独自の文化を維持している。巨体国家中国に今後どのように対応していくか、まだまだ返還後歴史が浅くどうなるか分からない国であり興味を持たされる国である。

  • 課題図書として買ったけど、非常によくまとまっててよい。

  • 掴み所のない場所である香港を、①「一国二制度」というシステムの解説、②イギリスの遺産、③中国化の影響という歴史・政治上の解説を日本人の著者が、その文化、雨傘運動の解説を香港人の著者が行っている。
    香港の民主や自由は、イギリスや中国、そして香港人自身の微妙なバランスによって現在のような形になったのであり、中国vs西洋民主主義という簡単な話でないということがよく分かった。この一冊でモヤモヤしていた部分がかなり整理され、 オススメの一冊。最後の、日本への忠告も的を射ていて、痛烈。

  • 香港の勉強しようかなと読んだ!香港のニセ普通選挙について詳しく書かれていた。

    抵塁政策についてははじめて知って驚き。

  • 香港にはアイデンティティはないが押し付けの物語には抵抗するという話が印象に残った。

  • 目次
    はじめに
    第1章 「一国二制度」下の香港
    第2章 イギリスの遺産
    第3章 「中国化」と香港の自由
    第4章 植民地香港における自由の条件
    第5章 雨傘運動
    おわりに 香港の自由、日本の自由
    https://www.iwanami.co.jp/book/b226365.html
    https://www.asahi.com/articles/DA3S14279993.html

  • 前半は日本人の香港研究者、後半は香港人の日本研究者によるもの。香港の歴史的・社会的・文化的背景から、雨傘運動まで。雨傘運動のきっかけとか諸々、よくわかっていなかったので、写真も込みで解説してもらえてるのは助かった。
    日本は終戦後に「自由」を与えられて、脅かされるものでもないと思っているからたぶん政治的無関心になりがちだけど、香港の民主主義は「当たり前」のものではなくなってしまっているから危機感をおぼえる、ということなのかなぁ、と。でも最後の方にもあったけど、あれだけの反対の民意をガン無視して成立しちゃう法律もあったりするし、日本も民主主義とは言い難くなりつつあるような気もする。気のせいだと思いたい。

  •  前半は戦後の香港政治史、後半は社会文化を扱う。2014年の雨傘運動を受けて企画・出版されたのだろう、その現場ルポ的な内容に後半で1章割かれている。後半では、香港人=当事者である共著者の思い入れが強いかとも感じるが、それ故に面白くもある。「国際都市の香港」、「中国の香港」、香港人はどちらのストーリーも拒否する又はどちらも受容するという。
     現在の香港の「民主はないが(シンガポール以下!)、自由はある」状態は、英国統治下で政治と市民生活が乖離していた時からの特徴だという。現在の雨傘運動等は、70年代から生成されたという香港人意識とも相まって、その「自由」すら侵されていることへの抵抗、又は「自由」を確保するためには「民主」が必要だという運動だと理解していいだろうか。
     本書全体として、「中国化」とそれに抵抗する香港、という構図。副題もそういう意味だろう。十分理解できるも、『八九六四』を読んだ後だからか、後者を絶対的な善だと単純化してよいのかという微かな迷いもある。観光や移民での大陸からの人の流入は悪なのか。民主化支持層やオフィス街の金鐘での雨傘運動はエリートが多いというが、この点には逆説的ながら大陸との共通点を感じなくもない。

  • 準国家でもあり、中国の一地方でもあるという「一冊の難解な書」である香港を「自由都市」という視点で読み解く。
    前半の香港の政治を分析する倉田徹氏執筆分は、「避難所」として機能した香港の来歴、植民地統治下で政治権力が制約の多い存在だったことや、政治権力が市民社会から距離を置いておいたことといった香港の「自由」が生じた背景、「中国化」とのせめぎ合いなど、香港を理解するうえで興味深い内容が多かった。
    一方、後半の張彧暋氏執筆の香港の社会・文化論は文学的でもあり、正直、ちょっと自分には難しかった。香港が容易に「語ることができない」ということはよく感じることができた。

  • ニュースでしか届かなかった漠然とした情報が明確に知ることができた。香港の自由とはそもそもが放任の自由だったのですね。ある意味、弱肉強食でもあったわけでしょうし、排除され、犬死した人も多かったことでしょう。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記はこちらに書きました。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=6873

  • 香港についての唯一まともで、現在を書いている本。観光に行く前に読むべき本。

  • ふむ

  •  香港って不思議な街だと思います。
     とは言っても1987年に新婚旅行で桂林を訪れた時に立ち寄って、その後2回、計3回行っただけです。他はテレビや雑誌の情報だけなので、機会があればもう一度行ってみたい場所です。
     アジアは勿論、イギリスの文化、広東語を話す中国、色々な姿を感じることができるところです。1987年は香港と広州・桂林を同時に訪れたので、特にそのように感じたことと思います。
     現在の香港を歴史や地政学的に説明してくれました。

  • 第46回OBPビブリオバトル「陸」で発表された本です。
    2020.2.26

  • ▼東京外国語大学附属図書館の所蔵状況(TUFS Library OPAC)
    https://www-lib.tufs.ac.jp/opac/recordID/catalog.bib/BB20233716

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/687451

  • おすすめ資料 第497回 香港の自由 (2020.01.31)

    香港で今何が起きているのか?

    その背景には何があるのか?

    これを読めばニュースの見方が変わるかも。


    【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】
    https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200187587&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200467963&type=CtlgBook

    【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】
    https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/2688840224498999

  • 2016年2月新着

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著者プロフィール

立教大学法学部教授。専門は香港政治。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。著書に『香港政治危機』(東京大学出版会、2021年、第38回大平正芳記念賞受賞)、『中国返還後の香港』(名古屋大学出版会、2009年、第32回サントリー学芸賞受賞)、共著に『香港中国と向き合う自由都市』(岩波新書、2015年)、共編著に『香港を知るための60章』(明石書店、2016年)など。

「2022年 『香港と「中国化」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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