中世社会のはじまり〈シリーズ日本中世史 1〉 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 118
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315797

作品紹介・あらすじ

中央集権的な古代国家から、様々な力のせめぎ合う中世社会へ。院政の開始、「家」の確立、武士の台頭、そして活力を増す地方の諸国など、噴出する変革の動きの中から、現代にも通じる日本文化の基本的枠組みが形づくられてゆく。家・身体・職能といった文化面にも注目しつつ、中世はじまりの時代のダイナミズムを描く。

感想・レビュー・書評

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  • タイミング良く岩波から中世を扱う新書のシリーズが始まった。ワクワクして1巻のページをめくる。
    武家の台頭にともなって、現代につながる文化の枠組みも生まれてくる。家→身体→職能と文化が展開し、型として定着したとする視点がおもしろい。次巻が楽しみだ。

  • 院政が氏から家への移行を。
    身体的な観点から歴史を。
    いずれも新鮮で、おもしろい視座。

  • 後鳥羽院のすごさが書いてある

  • 平安後期から室町初期までの流れを扱う。平安から鎌倉にかけて、院の存在が重要だったことを改めて認識できた。

  • 岩波新書の日本中世史シリーズ全4巻の第1巻で、本来は最初に読むべきだったのかもしれないが、最後に詠むこととなった。平安時代にかかる院政期から平氏支配までの通史的な部分と、鎌倉・室町時代までを見通した総論的部分が含まれるが、各時代の各論である他の3巻を読んでしまっていたせいか、後者がやや退屈だった。もちろん、各論には出てこない視点、具体的には「家の成立・継承」とか「身体性への覚醒」といったことが提示され、これに沿った解説が行われているのだが、こちらの理解不足なのか、説得力や分かりやすさが欠けていたようにも感じられる。

  • 家の始まり。次に身体から歴史を読み解くのは一興。最後に職能の文化。仕方ないが、総じて名もなき人の叙述は少ない。ダイナミズムがあまり感じられなかった。

  • 20160412読了

  • 非常に面白かった。中世社会に生まれたものの見方や慣習が現代にいかにつながっているか、あるいは異なっているかという観点から9世紀から15世紀までの歴史を、家の文化・身体の文化・型の文化という区分を通じて通観。各時代の「思潮」に注目した説得力のあるストーリーを紡ぎ出している。現代日本の精神文化を考える上でも必読。

  • 2016年3月新着

  • <目次>
    はじめに
    第1章  中世社会が開かれる
    第2章  地域権力と家の形成
    第3章  地域社会の成長
    第4章  武者の世と後白河院政
    第5章  身体の文化
    第6章  職能の社会

    <内容>
    岩波新書中世シリーズの第1巻。全体を俯瞰すると思いきや(”はじめに”ではしているが)、文化特に文学を中心にしつつ、筆は元寇のころまで進む。割りと淡々と描かれているが、短歌を多く紹介しているのが目立つ。中世は「家」が生まれ、それが「職能」まで進んだと読み取れる。

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プロフィール

1946年、山梨県生まれ 1970年、東京大学大学院修士課程修了 現在、放送大学教授・東京大学名誉教授 ※2015年11月現在【主な編著書】『増補 吾妻鏡の方法』『書物の中世史』『源義経』

「2018年 『増補 吾妻鏡の方法〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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