中世社会のはじまり〈シリーズ日本中世史 1〉 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315797

作品紹介・あらすじ

中央集権的な古代国家から、様々な力のせめぎ合う中世社会へ。院政の開始、「家」の確立、武士の台頭、そして活力を増す地方の諸国など、噴出する変革の動きの中から、現代にも通じる日本文化の基本的枠組みが形づくられてゆく。家・身体・職能といった文化面にも注目しつつ、中世はじまりの時代のダイナミズムを描く。

感想・レビュー・書評

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  • タイミング良く岩波から中世を扱う新書のシリーズが始まった。ワクワクして1巻のページをめくる。
    武家の台頭にともなって、現代につながる文化の枠組みも生まれてくる。家→身体→職能と文化が展開し、型として定着したとする視点がおもしろい。次巻が楽しみだ。

  • 院政が氏から家への移行を。
    身体的な観点から歴史を。
    いずれも新鮮で、おもしろい視座。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 中世社会が開かれる/第2章 地域権力と家の形成/第3章 地域社会の成長/第4章 武者の世と後白河院政/第5章 身体の文化/第6章 職能の文化

  • 前九年の役が中世の端緒という。
    この戦、安倍氏の支配体制が後の鎌倉幕府の原型を作った。
    この時代、後三条天皇の治世にあたり、後の院政を捉えた動きがあり、確かに中世を彷彿とさせる時代だった。

  • 日本中世史を通して勉強しようと思って読みました。

  • 第1章 中世社会が開かれる
    第2章 地域権力と家の形成
    第3章 地域社会の成長
    第4章 武者の世と後白河院政
    第5章 身体の文化
    第6章 職能の文化

    著者:五味文彦(1946-、甲府市、日本史学者)

  • 後鳥羽院のすごさが書いてある

  • 平安後期から室町初期までの流れを扱う。平安から鎌倉にかけて、院の存在が重要だったことを改めて認識できた。

  • 岩波新書の日本中世史シリーズ全4巻の第1巻で、本来は最初に読むべきだったのかもしれないが、最後に詠むこととなった。平安時代にかかる院政期から平氏支配までの通史的な部分と、鎌倉・室町時代までを見通した総論的部分が含まれるが、各時代の各論である他の3巻を読んでしまっていたせいか、後者がやや退屈だった。もちろん、各論には出てこない視点、具体的には「家の成立・継承」とか「身体性への覚醒」といったことが提示され、これに沿った解説が行われているのだが、こちらの理解不足なのか、説得力や分かりやすさが欠けていたようにも感じられる。

  • 家の始まり。次に身体から歴史を読み解くのは一興。最後に職能の文化。仕方ないが、総じて名もなき人の叙述は少ない。ダイナミズムがあまり感じられなかった。

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著者プロフィール

(ごみ・ふみひこ)
東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団理事長。1946年山梨県に生まれる。東京大学文学部国史学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士。専門は日本中世史。著書に『院政期社会の研究』(山川出版社、1984)、『平家物語、史と説話』(平凡社、1987)、『中世のことばと絵』(中公新書、1990、サントリー学芸賞受賞)、『武士と文士の中世史』(東京大学出版会、1992)、『書物の中世史』(みすず書房、2003)、『躍動する中世』(小学館、2008)、『日本の中世を歩く』(岩波新書、2009)、『文学で読む日本の歴史』全5巻(山川出版社、2015-20)ほか多数。

「2021年 『学校史に見る日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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