鎌倉幕府と朝廷〈シリーズ日本中世史 2〉 (岩波新書)

著者 : 近藤成一
  • 岩波書店 (2016年3月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315803

作品紹介・あらすじ

史上初めて、京都から百里以上を隔てる僻遠の地に創られ、以後百五十年にわたって存続した新たな政権、鎌倉幕府。朝廷と並立する統治のあり方はなぜ生まれたのか。そのことは日本社会をどう変えたのか。源平争乱から幕府誕生、執権政治の時代、そしてモンゴル戦争を経て崩壊に至るまで、鎌倉幕府の時代を描ききる。

鎌倉幕府と朝廷〈シリーズ日本中世史 2〉 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉時代を手堅くまとめた入門書
    鎌倉幕府の成立から滅亡までを、幕府、朝廷、裁判などの観点から解説している。古文書学に関する解説も充実している。

  • 鎌倉時代を幕府を中心とせずに、朝廷との関係を強調して扱う。自分の知識が少なかったのもあるが、新たな発見があって面白かった。朝廷でも幕府の力を利用して、中でも権力闘争に使っていたと。現代の制度では理解しづらい双頭体制ということか。

  • 鎌倉時代がいかに朝廷と幕府の関係のもとで動いていたかということがわかって面白かった。しかし結局なんで幕府が滅んだのか、いまいちよくわからない。分割相続の限界がきていた、ということはそうなんだろうけど、それがどうして1333年というタイミングだったのか。個別的なことだが、足利尊氏が裏切った理由というのもよくわからなかった。

  • 20160915?

  • 鎌倉通史的な感じ。
    5章の裁判の部分が面白かった。
    全体把握したいときに再読しようと思う。

  • 鎌倉時代と言えば、源頼朝による幕府開設、実朝暗殺後の北条氏による執権政治、あとは元寇と徳政令くらいしかイメージがないのだが、もちろん、それだけではない。
    それにしても、鎌倉幕府では、なぜこんなに内輪の武力抗争が多いのだろうか。幕府中枢にいる有力御家人が次々と粛清されていくのは、まるでどこかの独裁国家のようだ。それまでの朝廷政治と違って、武家政権ということで、やはり血の気が多いのだろうか。
    本書では、当時多発していた所領の支配権に関する裁判についてもわざわざ一章を割いているが、これが中々面白かった。当時の裁判など、権力者が適当に裁いていたのかと思っていたが、案外堅実に事実認定をして、論理的な説明が行われていた。社会の秩序安定のため、武家政権が今で言う法の支配を意外に意識していたことが分かった。

  • 「はじめに」と「おわりに」に問題意識が凝縮されている。ここがあったればこそ、その間の無味乾燥な、ほぼ家督争いの記述を読み通すことができた。

    朝廷や天皇という権威がありながら、なぜ、わざわざ「幕府」を開いたのか。

  • タイトルから、鎌倉幕府がどのように朝廷をコントロールしていたのかが語られるのかと予想していたけど、それはハズレ。
    朝廷の系統が連綿と説明されるけど、これはちょっと辛いな。でも幕府の北条家でも、天皇家と同じように嫡流と庶流の確執があったことが分かる。執権体制じゃなくて得宗体制だったんだね。

  • 鎌倉時代を幕府と朝廷の詳細で記述。
    北条氏体制が成立し、御成敗式目で各地の御家人の跡目争いをこなしていくも、一族内部の微妙な権力争いで親子も分裂していく。それは天皇家もそうであり、そこに幕府の権威を借りて事態を解決あるいは複雑化させていく。当時は土地を子供達で分割していく想像句方法であり、長子相続になるまで一族の力が弱まっていく、あるいは兄弟間の相続争いが多発するという時代だった。

  • 2016年4月新着

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