健康長寿のための医学 (岩波新書)

著者 : 井村裕夫

• 岩波書店 (2016年2月20日発売)

作品紹介・あらすじ

成人期だけでなく、胎生期や子どものときの環境が、その後の高齢期の健康に影響するという。糖尿病、認知症など具体的な病気の最新知見とともに、人生の早い時期から自分の体について考える「ライフコース・ヘルスケア」、発症する前に"予防"する「先制医療」などを、近年の研究成果に基づき解説する。

感想・レビュー・書評

[gusshoさんの感想 · 2022年12月16日]

ライフコース・ヘルスケアの解説書、ゲノム、アルツハイマー型認知症や先制医療等、かなり専門的な高齢者医療の領域に入り、素人には積読状況已む無し。８０歳の壁対策としては、恰好のテキストであり再度精読を試みたい。

[Go Extremeさんの感想 · 2022年6月28日]

第１章　少子高齢化とその社会への影響
第２章　高齢社会で問題となる疾患、ＮＣＤ・Non-communicable diseases
第３章　環境の変化はＮＣＤにどのように影響するか―糖尿病と高血圧を中心に
第４章　ＮＣＤにどこまで遺伝が関与するか
第５章　早期の環境因子の影響と新しい学説、ＤＯＨａＤ説
第６章　人の生活史の特徴と、それに基づくヘルスケア
第７章　高齢期の健康―サクセスフル・エージングのために
第８章　ライフコース・ヘルスケア―新しい健康管理
第９章　先制医療―医学の新しい挑戦
終章　健康長寿社会を実現するために―一人ひとりが主役の未来

[tomtomuscさんの感想 · 2017年3月1日]

生まれた時からの健康状態が成長してからも影響力を持つので予防医学の観点からは常に気を使うことが重要という本。

[タカギさんの感想 · 2016年3月25日]

how toものではありません。
壮大過ぎて、結局、自分ではどうしていいかわかりません。