ルポ 貧困女子 (岩波新書)

著者 : 飯島裕子
  • 岩波書店 (2016年9月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316213

ルポ 貧困女子 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • もっとひどい環境で働いてる人もたくさんいるのだからお前も辛抱しろ、と説教されたので手に取りました。俺、間違ってねえよな?

  • 正社員でボロボロOR非正規で貧困と隣り合わせ の両極端

    経済的功利と少子高齢化対策のため女性活躍推進するという発想は女性を「モノ扱い」たするのと同じ

    女性には多様な選択肢(結婚するのか、専業主婦なるのか、仕事続けるのか、子供産むのか、フルタイムかパートタイマーか)がある。しかし、それは良いことか。
    多様化により選択肢が増えたかのように思われるが、実は狭まっている(富の固定化、負の固定化)

    プア充、DINKS、負け犬、女女格差(教育、結婚、子供、仕事、容姿)

  • 非正規雇用の増加、ブラック企業の増加、転職のしにくさ、女性に家事や育児などを期待すること、などなど複合的に絡み合っていることが伝わってきた。
    女性の貧困は把握しづらい、と何度も出てくるが確かにどのように働いているか、家族構成はどうか、など単体で見ても判断できない。それまで問題なくても、同居の親の収入が途絶えたとか夫と離別したなどの変化で一気に貧困となる場合もあるだろう。
    以前『最貧困女子』という本も読んだが、著者が女性だからか今回の本の方が様々な女性の事情が取り上げられ整理されていたように思う。
    何かひとつ「こうすればいい」というようなものではないとは思うけど、一つは男女とも非正規雇用の拡大の流れを食い止めることが大事ではないかと思う。

  •  女性の経済的自立についての新書。女性を取り巻く偏見、それに縛られる女性たち。
     すべてから自由になれるように、自分のこと含めて願わずにいられない。
     家庭環境に疑問をもつすべての10歳以上の女性に薦めたい。整頓され、光が見えるきっかけになる。


     「日本は家族による包摂が強固な国だ。しかし女性にとってそれは諸刃の剣になり得る。経済的に自立できない若年シングル女性は家族に頼るべきという価値観が根強くある。それゆえ、たとえ実家は針のむしろでも、家を出られない場合が少なくない。
     仕事が不安定な中、毎月家賃や光熱費を払い、一人暮らしを維持し続けることに不安を感じるのは当然だろう。都市部では、家賃も初期費用も高額である。一人暮らしの経験がなく自信が持てないという声もあった。」(p215)
      「経済的に厳しい状況の中、発想を転換し、前向きに生きていくこと-。“プア充”をいかに増やしていくかという視点は大切だ。一方で、やはり「プア」から脱することは、最重要課題である。時に背後にある貧困の実態を不可視化させてしまう「プア充」の語りに惑わされることなく、一人ひとりの置かれた状況に向き合い、必要な対策を講じていく必要があるだろう。」(p207)


    2016/11/29

  • 貧困なのは男も女もさほど変わらないのだが、女性の方が「貧困であること」のしんどさが強いのだろうなという印象になった。個々の事例の話は面白かったがもっと深く踏み込んだ内容を読みたかった。

  • 貧困女子の登場、今のアラフォー、非正規、シングルの女性たち、根強い男女差別、1億総活躍社会の掛け声、困難を抱えひっそりと生き抜こうともがく女性たち、

  • 完全に当事者の側なので、読んでいて暗くなった。後味最悪です。未来が見えない。

  • 2017年4月(家にあったので読んでみました)

    「アラフォー、非正規、シングル、子どもなし〜気付けば、崖っぷち〜」という副題?があり、本文はこの副題をリアルに映し出した感じ。また、著者も一歩踏み外したら貧困に落ちるという立場であるらしく(本文にそう書いてある)、調査対象者に寄り添って、文字に起こしているのがよく分かった。


    読んでみて、やっぱり女性の方が貧困に陥り易いのだと思いました。(貧困という単語の使い方で合ってるのか、今はまだ分からないので、とりあえず本のタイトルを使用して書きます)

    「家事手伝い」という名目に孕む危険さや、家庭というセーフティーネットを疑わないといけないと思いました。
    また、就職も運によって人生が左右されるとも思いました。たまたま卒業年が就職氷河期で、非正規になった女性が本文に出てきます。一度非正規に就くと、正規になることの難しさを知り、就活は本当に運だ、と思いました。

    読んでいて、あまりにもリアルでつらかった。自分も足を踏み外したら、こうなるのか〜思いました。やっぱり決められたルートを歩むのが安定なのか!?っとも思ってしまう。
    でもそう思ってしまう自分にも気持ち悪くなって、結局怖っ!で終わりました。

    著者が「空気のように漂う生きづらさを可視化するためにこのタイトルにした」と書いているように、その意見にはとても納得しました。

  • 想像以上に過酷な貧困女子の問題。どうしてこんな国になったのか。

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