- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004316428
感想・レビュー・書評
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<目次>
序章 小石も名所
第1章 ちょこっと落語と歩こう
第2章 ぐぐっと落語と歩こう
第3章 まだ見ぬ落語をたずねて
第4章 三遊亭圓朝と人情噺
第5章 失われていくもの 残す力
<内容>
落語名所探訪家の本。1章は実際「王子の狐」「宮戸川」「桜の宮」という落語の舞台を歩く。この調子かな?と思いきや、2章以降では自分の研究を紹介していく。そういう意味で、ちょっと拍子抜け。第5章で訴えるように、落語そのものが一般化しなくなった今、さらに開発や衰退で街が変わっていっている今、落語の舞台がわからなくなっている状況。地名をキーワードに、古典から新作(創作)までの落語を拾い集めている、著者の執念が感じられる。すでにこの道の大家となっているようだが、読んでいて、やはり「好きこそもののものの上手なれ」を地で行っている感じがした。自分の「銅像探索」もこの境地まで行ってみたいものだ…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/706069 -
すっごい薀蓄と情報量だ。落語に出てくる地名をめぐるよもやまが満載だ。紀行文だったりデータベース的な観点があったりする。新書だからしかたないけど、テーマ的に欲張りすぎたのか、ちょっと散漫な感じがするのは’残念。
思った通りだけど、登場回数No.1は吉原なんだね。 -
私にはちょっと合わないようでした。