歩く、見る、聞く 人びとの自然再生 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 31
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316473

作品紹介・あらすじ

自然と社会の未来の形は、どういうものが望ましいのだろうか。自然をめぐる各地のさまざまな"いとなみ"を、歩き、見て、聞いて、考えた。人と自然の相互関係とはどういうものか。自然をめぐる合意形成とは?災害時や都市部での実践も含めながら、自然とコミュニティのこれからを活きいきと描きだす。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 環境サークル青たんぼ

    請求記号:I-1647 図書ID:20005321

  • 「自然保護」とは、「保護」すべき「自然」とは何か。
    単純な話ではないことは分かるが、ちょっと立ち止まって考えさせられる。
    自然保護はどうしても開発や産業や生活などの側からの反対論が出て来る。それに対して、どう合意形成するか、合意形成のやり方がそれが難しいことも含めて丁寧に記されている。
    自然保護に限らず、一般的な合意形成方法としても面白く読めた。

  • 今から二十年ほど前のことを思い出した。
    近くに標高50メートルにも満たない里山がある
    いや、里山があった。
    そのふもとの村の古老にこんなお話をお聞きした。
    「今は、全くなくなってしまったけれど
     ここは赤松がいっぱいあって、松茸は秋の常食やった」
    「冬になると、この山に入って枯れ枝や枯れ松葉をとってく るのが子どもの仕事やった」
    「春の山いちご、秋のアケビ、桑の実はわしらのお八つがわ りやった」

    人と里山が共存していた。
    さまざまなモノが自然からの恵みものだった。
    人と人は寄り添って生きていた。
    今から、50年ほど前の話です。
    私たちはそうして日本人になってきた。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究科教授。環境社会学。著書:『かつお節と日本人』(共著、岩波書店)、『なぜ環境保全はうまくいかないのか』(編著、新泉社)、『開発と生活戦略の民族誌』(新曜社)、『半栽培の環境社会学』(編著、昭和堂)など。

「2016年 『震災と地域再生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮内泰介の作品

ツイートする