『レ・ミゼラブル』の世界 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 66
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316558

作品紹介・あらすじ

世界的な名作『レ・ミゼラブル』を通読した読者は少ない。原因はその長大さばかりでなく、「哲学的部分」と呼ばれるユゴーの膨大な「蘊蓄」にある。しかし、「哲学的部分」こそ実は一番面白い。作品の成立の過程を辿り、歴史的背景を参照しつつ、作品に込められたユゴーの思想を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 【新着図書ピックアップ!】“レミゼ”といえば、美しい舞台と音楽。学生時代の貧乏旅行の本場ロンドンでも、東京・帝国劇場でも心が震え、涙した。一方で、児童向け世界の名作“ああ無情”といえば、改心したジャンバルジャンの物語。すっかり身近にしているヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」の世界。しかーし!このフランスの国民的名作は大長篇のなかにユゴーの思想や当時の時代的背景が盛り込まれた、とてもとても奥が深い小説だと、東外大の西永先生が仰っている。文学メジャーのあなた、特に仏文学の方におススメ。
    【New Book!】The novel "Les misérables" is very famous for its musicals, movies and translation here in Japan. This book is the focused philosophy of the author Victor Hugo in this novel.
    Highly recommended for anyone interested in French literature.

  • 2018年4月21日紹介されました!

  • 宗教的視点、政治的視点、ヒューマンドラマ的視点などいろいろな面からレ・ミゼラブルを楽しむ面白さが分かる。ユゴーの政治的活動にも触れ、作品背景なども理解できるので、さらにレミゼラブルを違った目線で読むことができておもしろかった

  • 著名であり難解でもある「レ・ミゼラブル」の解説本。
    当時の文壇の状況、変容は難解さの一因。
    社会情勢は登場人物の形成に関わり、そして政治の変遷期、
    宗教・・・大いなる歴史の流れがユーゴー自身を巻き込み、
    壮大な作品が成立する。
    ナポレオン(ユーゴーの父の代)~王政復古~ナポレオン三世の登場と
    没落までを体現したユーゴーの変容。
    死刑制度反対の考え。
    “無限”と“進歩”というユーゴーの思想。
    巻末の作品とユーゴーの生涯を対比した年表。
    読了したら「レ・ミゼラブル」の読み方が変わる・・・かも!

    「レ・ミゼラブル」が1962年までのヴァチカンの<教会>禁書リストに
    入っていたことを初めて知りました。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記は控えさせていただきます。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=9386

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プロフィール

1944年生まれ. 東京大学フランス文学科卒業. 同大学院に入学後, 1969-72年, フランス政府給費留学生として, パリの高等師範学校およびソルボンヌ大学に留学. 1978-80年, フランス国立東洋語学校講師. 2007-09年, パリ・日本館館長. 現在, 東京外国語大学名誉教授. 著作に『評伝アルベール・カミュ』(白水社, 76), 『サルトルの晩年』(中公新書, 88), 『ミラン・クンデラの思想』(平凡社, 98)『激情と神秘──ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店, 2006)ほかがある.

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