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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784004316633
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みんなの感想まとめ
中国の政治や社会の複雑さを深く考察する内容が展開されており、特に「中国の夢」という概念を通じて、今後の方向性が見えてくる点が魅力的です。読者は、中国が欧米勢力に対して抱く警戒心や、少数民族への優遇措置...
感想・レビュー・書評
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「中国の夢」のことは初めて知ったが、中国がこの先どこの向かうおうとしているのかが朧げながら見えてくる感じ。
原則を破り三期目を迎えたことが、長い目で見て、この先吉と出るのか凶と出るのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/706072 -
日本人の坂の上の雲だね。紅衛兵が成人したらどんな中国を創るか?毛沢東の子供たちはDVの子はDVか?
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「習近平の中国」林望著、岩波新書、2017.05.19
224p ¥886 C0231 (2019.07.04読了)(2019.06.28借入)
副題「百年の夢と現実」
最近、積読してあった宮崎さんの本を二冊読みました。
「崩壊する中国逃げ遅れる日本」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2008.01.25
「人民元がドルを駆逐する」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2009.06.30
10年ほど前の本なので、まだ、習近平さんや李克強さんの時代のちょっと手前です。
近年の中国の様子が知りたくて、図書館でこの本を借りてきました。
「一帯一路」のことも知りたかったのですが、このことに関しては、また別の本を探してみます。世界を巻き込むビジョンを示して、実現してゆく姿は、もはや中国抜きでは、世界は動いていかないことは確かなようです。
あと5年~10年ぐらいで、中国は世界一になるのではないでしょうか。目先の利く国は、アメリカを見限って、中国にすり寄っていっています。
中国の時代は、30年から50年ぐらい続くのかもしれません。一人っ子政策のおかげで、50年もすれば、勢いはなくなるでしょう。
中国を追いかけてゆくのは、インドです。いずれインドは、中国に次いで2位になり、中国が凋落し始めるころ首位に躍り出るでしょう。
とは言え、そのころまで生きてはいないので、確かめることはできませんが。
アラブの春の後、リビアやエジプトなどは混乱し収拾がつかない状態です。エジプトに関しては、軍が政権を掌握して、落ち着いてきているようです。
中国も民主化運動を許せば、収拾のつかない混乱状態になり経済活動も思うようにできない状態になるだろうと恐れるのはもっともなことです。
この本の著者は、「イギリスはおいしい」の著者とは別人です。
【目次】
はしがき
序章 習近平の描く夢
第一章 勃興する大国、波立つ世界
第一節 米中の攻防
第二節 海への野心
第三節 日中の地殻変動
第二章 中国式発展モデルの光と影
第一節 改革開放のひずみ
第二節 農民を食べさせる
第三節 国家の繁栄、市民の憂鬱
第三章 十三億人を率いる党
第一節 強まる自負と深まる危惧
第二節 「核心」時代の党大会
終章 形さだまらぬ夢
あとがき
共産党・習近平関連年表
●総書記(8頁)
習近平は2012年11月に開かれた第18回党大会で、党総書記に就いた。
●紅二代(15頁)
「紅二代」とは抗日戦争や国民党との内戦を戦った革命世代の指導者を先祖に持つ党関係者たちを指す。
●ホームステイ(33頁)
1985年、河北省正定県という地方の書紀だった習は、農業視察団を引き連れてミシシッピ川のほとりにあるマスカティーンにホームステイしたことがあった。
●ユダヤ人(39頁)
中国政府と米国のユダヤ人社会は中国ビジネスを巡る結びつきに加え、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れた多くのユダヤ人が上海の租界に一時滞在した縁などから歴史的にも深いつながりを保ってきたという。
●棚上げ合意(59頁)
中国は1972年の日中国交正常化に向けた交渉で、尖閣諸島を巡る領有権問題についての「棚上げ合意」があったと主張する。
●領海法(65頁)
中国政府が制定した領海法で尖閣諸島やスプラトリー諸島を自国の領土だと主張し、関係国を驚かせたのは江沢民指導部時代の1992年である。
●中国国恥地図(66頁)
1927年に中国の出版社が発行した地図である。
(地図には)アジアの大半を包みこむ実線(が引いてある。)
時代を特定しないまま「かつての国境」と説明しているが、北はシベリア南部や樺太、東は朝鮮半島、沖縄、台湾を取り囲み、南はボルネオ島北部やマラッカ海峡、ネパールあたりをかすめて、西はアフガニスタンやカスピ海東岸の中央アジアまで囲い込んでいる。
●九段線(69頁)
2009年、中国は中国南部の沿岸から南シナ海のほぼ全域を取り囲む「九段線」を示した地図を提出し、その内側の「管轄権」を国際社会に訴え始めた。
胡錦濤指導部はその「九段線』が何を根拠に引かれ、どんな意味を持つものなのか明確にしないまま、その内側の海域での権益を主張し、外国船の取り締まりなどの動きを強めるようになった。
●習近平・演説(71頁)
中国は勢力範囲を広げたいのではなく、ほかの国々と一緒に発展したいと思っている。自分の裏庭を作るのではなく、それぞれの国が共に楽しめる花園を作りたいのだ。
●習近平・インタビュー・2015年10月・「人民日報」(74頁)
自国の領土以外の土地を要求することは拡張主義だが、中国は一度もそんなことをしたことはなく、疑念や批判を受けるいわれはない。
●経済五カ年計画(104頁)
2016年からの経済五カ年計画で食の安全や環境問題への対応を強め、監督官庁や企業の責任を厳しく問うていく姿勢を示している。
●爆買い(105頁)
2015年、日本を席巻した「爆買い」ブームは、中国の中間層の広がりとその購買力の大きさを強烈に印象づけた。
●海外移住(107頁)
2000年から2014年までの間に米国に移住した中国人は百万人を超え、カナダでは2011年の段階で中国本土からの移住者が54万人、豪州では2015年の段階で48万人に達した。
●改革開放(113頁)
「なれる者から先に豊かになれ」同時に、
豊になった地域が貧しい地域を引き上げて格差を縮める「共同富裕」の実現こそ改革の最終目標だ
●中台首脳会談(202頁)
2015年11月7日、シンガポールで習近平と台湾の馬英九総統による首脳会談が行われた。
☆関連図書(既読)
「日中再考」古森義久著、産経新聞社、2001.06.30
「中国」日本経済新聞社編、日経ビジネス文庫、2002.10.01
「中国経済あやうい本質」浜矩子著、集英社新書、2012.03.21
「崩壊する中国逃げ遅れる日本」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2008.01.25
「人民元がドルを駆逐する」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2009.06.30
「中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか」宮崎正弘著、徳間書店、2010.01.31
「2013年の「中国」を予測する」宮崎正弘・石平著、ワック、2012.09.27
「現代中国知識人批判」劉暁波著・野沢俊敬訳、徳間書店、1992.09.30
「最後の審判を生き延びて」劉暁波著・丸川哲史訳、岩波書店、2011.02.25
(2019年7月10日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
五年に一度の党大会を前に、その一強体制を盤石にしたように見える習近平指導部。だが、経済成長が鈍化し、価値観が多様化するなか、十三億人を率いていくのは容易ではない。結党、建国百年へ向け、習の目指す先はどこか。政権発足時から現地で取材してきた著者が、外交・内政・党内政治から、その行方を分析する。 -
著者は、2012年から中国総局員として中国を取材している朝日新聞記者。2つの「百年の夢」を掲げる習近平時代の中国の政治・社会事情を概観するのに有用。
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中国の共産党について知ることができる。習近平についてと言うと消化不良かも。もっと具体的に習近平が取る行動の裏付けとなる背景を知ることができると良かった。
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東2法経図・6F指定 B1/4-3/Nakai
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2017年の中国共産党大会が終わり、習近平の一強体制が固まったとされる中国。その中国の最新情勢をレポートした本書は中国を理解する上で大変興味深い。
「中国の夢」を語る習近平ははたして毛沢東を目指しているのか。答えは「毛でもあり、鄧でもある」。習近平は、今後どのような手法で13億人の中国人民を統率していくのか。民主化や民族独立(台湾も含む)にどう対峙していくのか。中国から益々目が離せない。
あと83-85頁には本学の経済研究所ともお付き合いのあった上海国際問題研究院の呉寄南氏も登場。何とも懐かしいお名前を目にしたことも付記しておこう。 -
本書の内容に目新しい情報や知見は無かったが、著者はジャーナリストだけあって読み易くバランスのとれたスタンスの本である。現在の中国の全体像がよくわかる。
かつて中国共産党指導部の動向は「竹のカーテン」と言われた時代があった。推測するしかなかった当時と情報が飛び交う現在を比べると正に隔世の感である。
本年秋には中国共産党の5年に一度の党大会があり、習近平の次のトップが登場するとも言われている。世界第二位の大国に登りつめた中国が今後どう進むのかを念頭に本書を読むとさらに興味をかきたてられる思いを持った。
2017年8月読了。 -
記者の本は研究者の本とは違った面白さがある。2012~16年の筆者の北京特派員時代の内容が主で、刊行直後の現在読むと、まさに中国の「現在」の「現場」を鮮やかに切り取っているようだった。特に第2章では「中国式発展モデルの光と影」と題し、少数民族や富者や農民の多様な様子、国内改革派メディアや海外NGOの締め付けを現地取材に即して書いており、「現場」が強く感じられる。
筆者は中国を「これほど巨大で、多義的な国はほかにはない」「大きな振り子のよう」と言い、一面的な見方をしていない。「陳雲らの抵抗がなければ、中国が今より強く豊かになっていたということでもあるまい。逆に胡耀邦や趙紫陽が失脚しなければ、人々がもっと幸福になったと言い切ることもまたできない。」と書いており、また天安門事件時代に学生だった友人の、政治改革と成長・繁栄に対する複雑な感情を紹介してもいる。
本書で描かれた「現在」が10年、20年後にどうなのか、未来予測はあまり意味がないのかもしれない(現に筆者はトランプ政権でのナバロの抜擢に触れているが、既にその影響力低下が指摘されている)。その頃には習近平は指導者ではないだろう。が、筆者の述べる「多義的」「振り子」の性質は変わらないのではないかと考える。 -
書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記は控えさせていただきます。
http://www.rockfield.net/wordpress/?p=9727 -
312.22||Ha
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