ゲノム編集を問う――作物からヒトまで (岩波新書)

著者 : 石井哲也
  • 岩波書店 (2017年7月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316695

作品紹介

「ゲノム編集」とは一体何で、何が問題なのか。狙った遺伝子を痕跡残さず改変できる技術が生命のありようをいま変えようとしている。作物や家畜の品種改良、またヒトの医療におけるその可能性と課題を探り、革新技術にいかに向き合うべきかを真摯に問う。規制と推進とで揺れる中、より良き未来のための対話が求められている。

ゲノム編集を問う――作物からヒトまで (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • ゲノム編集に追いつきたくて読んでみた。現状と問題点がまとまっていてよい。医療にしぼっても大変な問題があってなおかつ早く解決あるいはそのための議論をしなければならないが遅々としてすすんでいないらしい、というのがわかった。

  • ゲノム編集を知らなかったので、ここまで進んでるんかと衝撃を受けた。内容は最新のゲノム編集のはなし、1世代前にあたる、遺伝子組み換えの話、突然変異のはなしから始まる。
    次にその応用の話になる。植物、動物、そして人への応用で何ができるか、という話になる。そして、倫理の問題や法規制の話になる。

    構成も良く、内容も最新であり、ボリュームも程よく、とても良い本であった。

  • 医療や食物などに関わるゲノム編集は、
    恩恵を受ける相手が一般消費者なので、
    技術が浸透するためには、一般消費者の理解が重要。

    曖昧でわからなく、危険がありそう...という理由で
    避けるのではなく、何がリスクで、どんな論点があるのかを理解することが求められる。それを促すための一冊によい。

  • 遺伝子組み換え作物と、ゲノム編集は技術的には大きく異なるようだが、一般市民には理解が難しいと思われる。したがって、ゲノム編集で作られた作物も受け入れには困難を伴うのではないか。慎重な安全性確認を行い、丁寧に進めて行く必要がある。
    人への適用は、場当たり的な対応で先延ばしにすることなく、倫理面、安全面からキチンとした議論をした上で規制を行っていくべきである。

  • 請求記号 467.2/I 75

  • カルタヘナ議定書

  • 勉強になりました。

  • 最初が難しかったけど、遺伝子組み換えについても含めゲノム編集とは何かの形がわかった。
    食品の話だと思っていたら、医療や生殖にも深く関わる話で、止められなくなったり、いつかそれが普通だったりするのかなと思った。2017.08

  • 東2法経図・開架 B1/4-3/1669/K

  • お盆休暇、4冊目。帰りの高速バスの中で読了。以前、サイエンスZEROで「ゲノム編集」というすごい技術が登場したという話を聞いた。興味がわいた。で、本書を読んでみた。いろいろと問題があることも分かった。とくに生殖細胞に対する利用はなかなか難しい。同性カップルの2人の遺伝子を持った子どもをつくることも可能だというからおどろき。1個の細胞の中に別人のミトコンドリアDNAが共存するというのは一体どういうことになるのか、恐ろしい。危険性を知らされない中での臨床実験は困るよなあ。技術があるなら試してみたいという気持ちも分からないでもないけれど、こと人の命にかかわることなのだから、そこのところはきっちりしてほしい。先日のテレビで、オプジーボでがんが消えたいう映像を見た。そりゃみんな藁をもすがる思いでしょうから、使いたがるわけでしょうが、みんながみんなうまくいくわけではない。当事者になってみると、そんな悠長に客観視できるわけではないのでしょうが。専門用語も多くてわかりにくいところはありますが、本書が自分の頭で考える手助けになればいいでしょう。

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