60歳からの外国語修行――メキシコに学ぶ (岩波新書)

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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316787

感想・レビュー・書評

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  • いくつになっても、新しいことにチャレンジしていくのはいいことだと思うが、こと外国語習得に限っては、なかなかつらいものがあると思う。押しも押されもせぬ翻訳家である著者が、レベル1からスペイン語を勉強する決意をし、まるで若者のようにホームステイをする。その腰の軽さがすばらしい。
    しかし、米語の日常会話にこれほどまでにスペイン語が入り込んでいるとは驚きだ。確かにエンタメ系の米小説を読んでいても、メキシコはよく登場するし、ヒスパニックの人物も多い。米語はまだまだ変化していくのだろう。

  • 青山南さんのエッセイが昔から好きだけど、60歳すぎてスペイン語習うためにメキシコに10か月滞在するって、行動力、すごい。でも別に必死さとかは全然なくて、すごくのんびり楽しんでる感じがよかった。
    スペイン語のことも、動詞の活用が難しいとか英語と似ているところとか違うところとか、いろいろかじれて興味深かった。確かに、疑問文の頭に、クエスチョンマークのさかさになっているやつをくっつけるの、楽しい感じがする。。。

    語学って、趣味として気負わずにはじめていいのかもとか思った。別にマスターしなくても、少しずつ知っていく過程がおもしろい。ってあたりまえだけど忘れているような。
    でもそれはスペイン語だからなのかな。英語だとマスターしなくちゃとか思ってしまうのかも。
    同じ授業に通う人たちの話も少しあってそれもおもしろかった。いろいろな人がいるんだなあと。年とっている人たちも多い。それも、いくつになってはじめてもいいんだなあとか思った。

  • こんなにも貪り読む本があっただろうか、というくらいに面白かった。メキシコ生活の珍道中や、言語と文化を感じとってゆく様がリアルで非常に面白い。

  • メキシコ旅行でいちばん役にたった本。
    まず、アグアデオルチャータとか、アグアデハマイカとはどんなおいしい飲み物なのかと思い、メキシコの道路に穴が空いてるのを見ると「あ、空いてる〜」とムカつきではなく笑いとともに受け止められ、タコスを注文しようと思い、なにより行く前からメキシコ人のことがちょっと好きになっていた。
    今度メキシコいくときは短期留学しようかなと思う。語学を娯楽として学ぶ大人知的なたのしさも教えてもらった本です。

  • スペイン語を学ぶならスペインではないのかなと思いましたが、著者はアメリカ英語の翻訳にあたり、作品に登場するスペイン語に格闘するうちに自然とメキシコでスペイン語を学ぶ流れに。英語は不自由でない著者がスペイン語しか話さないふたりのおばあちゃんの家に下宿して、身振り手振りで夕飯の時間を約束したり、ゴミ出し当番を引き受けたりしているくだりを読むと、著者60歳の年齢を忘れ、普遍的な居候学生のイメージで読み進めていました。

  • スペイン語をメキシコで学び、ホテルがわりに、語学学校のホームステイを利用する、というのはいい試みだ。

  • 翻訳家の青山氏が、NHKラジオ講座・スペイン語を何回も挫折していたにもかかわらず(失礼)、60歳を機にメキシコへスペイン語留学をする。ほとんどスペイン語しか話せない老姉妹の家にホームステイし、若い留学生がほとんどの語学学校でレベル1から学んだ留学記。
    語学はすべからく不得意な私は、青山氏の翻訳が好きでずいぶん楽しませていただいている。そんな氏の、この情熱に感心!私は、語学的な注釈よりも、メキシコ滞在記として面白く読みました。

  • 東2法経図・開架 B1/4-3/1678/K

  • あの青山南さんである。
    その彼をして、ラジオ講座を聞いたのは4月と10月の1ヶ月だけって…語学あるあるで、ツボ過ぎる。面白くないわけがないんである。そしてメキシコへ行ってしまうところが、素晴らしい。

    習うより慣れろとはよく言ったもので、やはりその言語にまみれることが一番に違いない。虚心に貪欲に手探り(耳探り?)で吸収していく様が、言葉を覚えていく幼児のようで、無垢な可愛らしさ(失礼!)さえ感じられてくる。
    60 歳を過ぎて新しい言語に挑戦するとは、素晴らしい。

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著者プロフィール

福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。アメリカ文学から絵本まで、幅広く翻訳をてがけている。主な絵本の翻訳作品に『算数の呪い』(小峰書店)、『これは本』『あおだすすめすすめ』(以上、BL出版)、『あ、ひっかかった』(徳間書店)等。翻訳作品に『オン・ザ・ロード』(河出書房新社)等がある。

「2015年 『はだかんぼ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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