- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004316787
感想・レビュー・書評
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いくつになっても、新しいことにチャレンジしていくのはいいことだと思うが、こと外国語習得に限っては、なかなかつらいものがあると思う。押しも押されもせぬ翻訳家である著者が、レベル1からスペイン語を勉強する決意をし、まるで若者のようにホームステイをする。その腰の軽さがすばらしい。
しかし、米語の日常会話にこれほどまでにスペイン語が入り込んでいるとは驚きだ。確かにエンタメ系の米小説を読んでいても、メキシコはよく登場するし、ヒスパニックの人物も多い。米語はまだまだ変化していくのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英書の翻訳家でもある60歳の作者が、なんともゆるいスペイン語語学修行の旅を面白おかしく綴ったエッセイ。それにしても、この行き当たりばったり感が知的さを微塵も感じさせないところが逆にすごい。一応、巻末には本書に収録されたスペイン語表現集がまとめられています。
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60歳からの外国語修行とあったので、偉そうなおっさんがご高説ぶっているのかと思ったら、メキシコでの語学研修を面白おかしく描いた作品。
エッセイって面白いなぁと思った。 -
●著者によるメキシコでのスペイン語学習の奮闘記。単純に読み物として面白かった。
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エッセイ、サラッと読める
1968年メキシコシティでオリンピック開会
開会十日前にデモの学生を大量虐殺(300〜400人)(トラテロルコ事件) -
翻訳家の青山氏が、NHKラジオ講座・スペイン語を何回も挫折していたにもかかわらず(失礼)、60歳を機にメキシコへスペイン語留学をする。ほとんどスペイン語しか話せない老姉妹の家にホームステイし、若い留学生がほとんどの語学学校でレベル1から学んだ留学記。
語学はすべからく不得意な私は、青山氏の翻訳が好きでずいぶん楽しませていただいている。そんな氏の、この情熱に感心!私は、語学的な注釈よりも、メキシコ滞在記として面白く読みました。