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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004316947
感想・レビュー・書評
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最初と最後はわかりやすかったが、真ん中はわかりづらい文章があった。
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天文学者で平和主義者の池内了先生の新著。ほぼ同じテーマの前著から二年足らずで上梓というのは,随分力が入っているのだな…と。先生が自衛隊違憲論者というのは初めて知ったが,突き詰めるとやはりそうならざるを得ないのかも知れない。
ただ,先生のいう「民生品」と「軍事技術」というのはそんなに区別のつけられるものなのかという疑問は残る。「軍事」を「安全保障」と,「軍」を「自衛隊」と言い換えるのを欺瞞だとして「言葉は大事にしなくては」と説いているけれど,自分の言葉遣いには無頓着な面が散見されるのも気になった。
大学の研究予算への締め付けが年々厳しくなっており,競争的資金の獲得が研究室の死活問題になる中,防衛省や米軍からの資金に飛びついてしまうことの危惧は理解できる。学問の自由を資金面からもっと確保していく政策が望ましいとは思うが,問題は国民の理解が得られるか,だろうか。 -
2015年に発足した「安全保障技術研究推進制度」を取り巻く2017年の現状についての動向記録。
安倍内閣が強行にすすめた軍事力増大、軍事大国への転換政策についての様々な懸念を述べる。
特に近年の科学技術研究開発とその軍事利用についての動向が詳細に述べられている。