イスラーム主義――もう一つの近代を構想する (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 59
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316985

作品紹介・あらすじ

「アラブの春」をきっかけに、長い封印から解き放たれた政治と宗教の関係という「古くて新しい問い」。その答えの一つが、イスラームの教えを政治に反映させようとするイスラーム主義だった。オスマン帝国崩壊後の「あるべき秩序」の模索が今も続く中東で、イスラーム主義が果たしてきた役割とは。その実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • イスラーム主義=宗教としてのイスラームへの信仰を思想基盤とし、公的領域におけるイスラーム的価値の実現を求める政治的なイデオロギー P2

    とても分かりやすい良書です。
    オスマン帝国崩壊から今日も続いている中東の模索
    イスラム教のwhy what を記した本は数多くあるが
    イスラーム主義という視点から見たイスラームは新鮮だった。
    ①ジハード主義者は世代により目的・行動が異なる
    ②政治に宗教を反映させなければならない為イスラームは西洋的な民主主義(政教分離が原則)との相性が悪い。どの様に実践するのかが今後の課題。

  • 日経新聞20180303掲載

  • 東2法経図・開架 B1/4-3/1698/K

  • 新書で手軽に分かりやすく、中東の政治・社会状況を適切な視角でおさらいしてくれる。タイトルを見た時は、普通過ぎて訴求力に乏しいかなぁと思ったが、後書きまで読むと、著者とその師匠との深く複雑な関係が見えてくる。すなわち、「イスラーム復興」から「イスラーム主義」へのパラダイム転換が含意されており、つまり、ウェーバー的な宗教社会学から、一般社会学への脱皮、言い換えれば、宗教を社会に再埋め込みする過程が感じられた。

  • イスラーム主義とは、「イスラームの声を政治に反映させよう」とするイデオロギーのこと。混沌の続く中東で、イスラーム主義が果たしてきた役割とは何か。歴史を追いながら、その実像に迫る。

    第1章 イスラーム主義とは何か
    第2章 長い帝国崩壊の過程
    第3章 イスラーム主義の誕生
    第4章 イスラーム主義運動の登場
    第5章 イラン・イスラーム革命の衝撃
    第6章 ジハード主義者の系譜
    第7章 イスラーム主義政権の盛衰
    終章 もう一つの近代を構想する

  • 167||Su

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