ナポレオン 最後の専制君主,最初の近代政治家 (岩波新書 新赤版 1706)
- 岩波書店 (2018年2月22日発売)
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感想 : 25件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004317067
感想・レビュー・書評
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フランス革命以降、王政と共和政が交互に繰り返されたフランス。大陸で近代国家が生まれていく激動の時代において、市民革命の後にも関わらず「皇帝」ナポレオンが何故生まれたのか歴史を再学習しようと手に取った。
地中海に浮かぶコルシカ島の一貴族として生まれたナポレオンが、兵学校で読書と勉学に励み、軍人として頭角を現し、実績と民衆の人気を得ながら、若くして皇帝まで登り詰めた。どうやって民衆の人気を得るために情報操作をしたのか、数々の有名な肖像画に込められた意図が詳しく解説されている。古代のアレクサンダー大王のようなダイナミックな人生に熱狂するファンは多かったようだ。
一方、対外戦争に明け暮れ、兵士の補給が追いつかず、征服地からの搾取も思い通りにいかず、経済が疲弊して大国をコントロール出来なくなり、周囲は敵ばかり(対仏大同盟)一気に衰退する様子も分かりやすかった。
領土拡大の野心や女性関係といった、読者を惹きつけるエピソードも紹介されており、楽しく学ぶことができた。
そして、セントヘレナ島に流刑後、ナポレオンが従者達に口述した記録があることは、「ナポレオン」という貴重な題材から、歴史や政治の研究をするうえで大きな遺産だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
革命の子として知られる、英雄ナポレオンの生涯を描いた新書。
アカデミックな香りのする岩波新書だが、文体や扱われているエピソードなどが非常に分かりやすく、フランス史に詳しくない自分でもスラスラと楽しんで読むことができた。
印象に残ったのは、権力を掴むためにいかにナポレオンが正当性や国民からの支持に注意を払ったかがわかる数々のエピソード。
例えば、クーデターによって第一統領となる際にも、軍事力に訴えつつも形式的には合法性を担保できるような手法をとっていた。
軍人として出発しながら政治的野心を捨てず、権力に執着し続けたところに共感してしまった。
フランス史について、もっと勉強してみたいと思います。 -
島に生まれ島に没す。ナポレオン皇帝の生涯。
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読書中の「レ・ミゼラブル」の歴史背景を知るために読む.
歴史の素人にはちょうど良い分量,内容である.
第八章の扉のあとにナポレオンが語ったとされる「セント・ヘレナ回想録」が人物,舞台の造形に大きな役割を果たした小説として「赤と黒」と「レ・ミゼラブル」が挙げられている。 -
ナポレオンというメジャーな人間をこれでもかと丁寧に記述した本。
ヨーロッパ世界を理解する上で重要な内容であるし、歴史学を学習する上でも大事な人物かな。と感じる。
平易な文章で読みやすい。
入門書としてよいだろう。と感じる。
これを機会に世界史をまた深く学習したい。 -
たまには歴史の偉人に光を当てた本を読んでみようと思った。映画「キングオブキングス」の予習として活用したがとても役立った。
ナポレオンには進歩的側面と保守的側面がある、という説明はとても納得のいくものだった。フランス革命の精神を体現する英雄、というのは固定観念のようだ。エジプト遠征時に兵を使い捨てたことや住民や捕虜を虐殺したことなどからは、英雄の暗い側面が見えてくる。
芸術に関心が無く、残っている肖像はほぼ他人のものという話は面白かった。ポーズを取り続けるのが嫌いだったという説があるとのこと。
文章と内容は入門者向きで、大変簡易で読みやすい。 -
始めにで語られたように、回想などで面白く語られ過ぎているナポレオンについて、その史料論も交えながら、平易に語られている良著。女性関係など、面白いところも書いている。個人的にはコルシカ島への思いというか、若い頃の苦闘が新選であった。故郷のために頑張るナポレオン、家族思いのナポレオン、枯れのじつぞうをつかむのは難しいが、そこら辺は参考にしたい。
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ナポレオンの一生が概説的にわかるが、やはり、フランスおよびヨーロッパの当時の状況がある程度わかっていないと、理解しずらい部分が多い。大河ドラマ的に人物相関図があればわかりやすいかな。
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最後の専制君主、最初の近代政治家と副題にあるように、フランス革命が勃発し近代への過渡期の申し子ナポレオンは、思想や行動に自ずから二面性があった。本書ではその辺りを焦点にしつつ、毀誉褒貶に富んだ業績を簡潔かつ丹念に追っている。史料については、常に出処と信頼性を吟味し紹介しているので、当時から今に至るまで、イメージで捉えられがちなナポレオンの人物像を得る手掛かりとして、お薦めの一冊。
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特になにか特徴があるわけではないが、読みやすく出典もできるかぎり、妥当性の検証もふくめて示されるので、歴史書として良書といえる。ナポレオンが芸術面でギリシャ・ローマ文明の裸身より軍服姿を。プロパガンダとして好んだという話は、軍人皇帝としての精神性が示されていて面白い。
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お酒の名前でなく英雄の方のナポレオンの本。少年時代から晩年までの生涯が描かれており読みやすい。
確かに小柄かもしれないが莫大な読書量と数学の力がずば抜けていた事は有名。本書を読んで知ったのがインプットだけでなくキチンと文章や投稿という形でアウトプットしているところ。若くして指揮官になったり古くて新しいナポレオン法典制定という偉業もこの辺りも理由とみられる。
ただ本の虫ではなくロペスピエールの末路とかも計算しての行動からも人間関係構築と観察力が長けている事が伺える。また絵画については妻ジョセフィーヌの方がセンスがあるのも面白い。そんなジョセフィーヌとの離婚から衰退に入った様のが運の切り替わりにも見えるが愛人を沢山持つ様になって色ボケか原因ではあるまいか。
故郷での反乱で2度と地元には帰らず僻地みたいな島で死すというのもドラマチックである。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/702391 -
ナポレオンの手堅い伝記。
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11/11~11/24
君たちはどういきるか
で登場したナポレオンがあまりにも英雄で、ナポレオンはもちろんしってるが、名前しか知らなかったからすごく興味を持って本棚に登録。
さらにフランス革命の本を読み、ついにこの本にたどり着いた。
ものすごく期待していたが、私のナポレオンにたいしての印象は失望に。
エジプトでの虐殺が、衝撃的。
いやー、ほんとむごい。
この本はわりと客観的で、物語的じゃないから淡々と読めた。 -
大学図・1F開架 081.2/2C/1706
東2法経図・6F開架 B1/4-3/1706/K -
東2法経図・6F開架 B1/4-3/1706/K
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中立的視点でナポレオンの生涯を眺めるのに適切な本。読みやすかった。
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289.3||Su
著者プロフィール
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