日本の税金 (岩波新書 新赤版 1737)

  • 岩波書店 (2018年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004317371

感想・レビュー・書評

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  • 毎月の給料から税金が引かれたり、買い物で消費税を支払っていたりと税金は生活と切り離せないものなのに、何も知らないのはまずいだろうということで読んでみた。
    本書は日本の税金について、わかりやすく、詳しく説明している良書だった。税金の種類、それぞれの税金の計算の仕方や、その計算方式になった背景まで丁寧に説明されていて理解しやすかった。税金の制度は年々変わるらしいので現行の計算方法は最新情報を調べる必要があるが、この税金って何のためにあるのだったかな、と復習したいときに活躍する本だと思った。

  • 税金の基本が具体例交えつつ端的に纏まっており、現行税制の問題点も示されている。身近な所得税から始まって扶養控除、配偶者控除の話や累進課税などを論じ、法人税・消費税の基幹三税を解説した上で、相続税、酒税・たばこ税、地方税、国際課税にも簡単に触れている。

    本書だけで税を理解できる訳ではないが、入門編として非常に分かりやすく勉強になった。批判的視点から書いているのも問題点を理解する上で良かった。

  • 確定申告をするようになって税金もっと理解しなきゃと思い手に取った一冊。
    消費者が支払った消費税だが、売上1,000万以下の事業者は国への消費税を免除されているのは驚いた。自分たちは誰に払っているのかと。
    税金の種類は多種多様でそれぞれに歴史がある。自動車税は道路を作るために税率が定められたが、かなり道路が整備された今本当に同じ税率が必要なのだろうかとか。
    最後の章では国際的な税制について書かれており、金融業界に携わる者としてはかなり興味深かった。グローバル化により、もはや国ごとの税制維持は破綻しつつあり、今後税制もグローバル化していく必要があると言う内容であった。
    税金と聞くともう決まり切った世界だと思っていたが、毎年かなりの変化をしているダイナミックな世界と言うのが一番大きかったかも。

  • 所得税の章は、転職したいと思えるほど刺激的だった。サラリーマンの必要経費実額控除や住宅を控除対象として見るかの議論(利益を生んだものは控除対象となるので賃貸に出せばリフォームなどの経費が認められる)が分かりやすかった。酒税の章は哲学的だった。「酒税が酒をつくる」「酒造の隣に税務署が作られてきたほど、酒と税は密接」などの名言がちりばめられていた。終章の「税金問題こそ政治」はほとんど「詩」だった。著者の魂が込められた詩。「なぜ減税が正義の主張なのだろう。おそらく、税を支払ったことによる恩恵を実感ができない政治がおこなわれているからであろう。」「ロビンフッドが生きていたら反税闘争ではなく約束を守らない富裕層に対して増税闘争をする。」

  • 2025.12.14 読了。
    初版は、2003年発刊だが、本書は2018年に改訂版として出版されているので、かなり新しい。

    税制については、何となく分かった気でいたが、改めて整理してくれているものを読むと整理できて良かった。

    また、給付付き税額控除方式も良く分かった。
    高税率なのに負担感の無い北欧とさほどの税率では無い日本の高負担感ば、それぞれ何が原因なのか?

  • 私は消費税のこと、何も知らなかったんだなぁ。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1220846

  • 日本の税金の仕組み、現状を知るにあたり、とてもよい本だと思います。

    戦後、今の日本の税制の大枠が決まったわけですが、その後は、時代や環境の変化に合わせようとして、つぎはぎを重ねて現在に至ったため、税制はいろいろと疲弊を起こしています。
    しかも、かつては一国の問題として考えても、さほど問題がなかった税制ですが、ヒトもモノもカネも世界中を行き交う現代では、国内だけを考えた税制は、脱税ルートがたくさん。
    しかも、富裕層ほど、脱税しやすい始末。

    日本の税制の抜本的な見直し、しかも、海外の税制ともバランスのとれた税制の確立は、日本の喫緊の課題ですね。
    政治家や官僚には、こういう課題の解決こそ、期待したい。

  • 【電子ブックへのリンク先】※スマホ・読上版です!

    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000144207

    ※学外から利用する場合は、「学認アカウントを・・・」をクリックし、所属機関に本学を選択してキャンパスIDでログインしてください。

  • 日本の税にかかる諸制度をわかりやすく解説。
    インボイス制度とか、名前は聞いたことはあるけどよく分からないこと多い税金の世界。入門書としてはいい本だと思う。

    ただ、諸外国と比べて国民の納税者意識(納税者として正しく税金が使われているかという意識など〕が乏しいところは、広報・啓発活動だけでは是正できなとおもう。

  • 雇用され給与所得者であると、どうしても税金について自分ごととして知る機会が少ない。若いうちに若干でもこのような本で基礎知識を身につけておくことが必要だと、いまさらにして思った。

  • 基本的なところがものすごく勉強になった。超過累進課税のこと知らなかった。所得を輪切りにして100万円まではX%、200万円までは、Y%というふうに課税していくんやね。

  • 日本人が払う税金には何があるかを説明する本
    なかなか面白いけどやはり税金は難しい。
    基本的には不平等や租税回避とのイタチごっこである
    まあ自分はどういうものを払うのか覚えておくのは大事

  • 序章 私たちは誰のために税を負担するのだろう?
    第1章 所得税―給与所得が中心だが
    第2章 法人税―税率引下げ競争の行く末
    第3章 消費税―市民の錯覚が支えてきた?
    第4章 相続税―取得税方式に徹底すべきでは?
    第5章 間接税等―本当に合理的で必要なのか?
    第6章 地方税―財政自主権は確立できたのか?
    第7章 国際課税―国境から税が逃げていく
    終章 税金問題こそ政治

    著者:三木義一(1950-、東京都、法学)

  • 様々な税金の制度・仕組を、目的や背景を交えながら丁寧に説明されているので、とても分かりやすい一冊でした。
    今まで漠然としか理解していなかった税金ですが、改めて身近なものとして考え直す良い機会を与えてくれました。
    所得税、法人税、消費税、相続税、間接税(酒やタバコ等)、地方税、国際課税と種類別に記載されていますから、興味のある章から読み始めることができるので、とても読み易いです。

  • 日本の税制については複雑極まりないものだという話をよく耳にしますが、その実態を全く知らなかったので手に取ってみました。
    単純な税制の紹介だけでなく、複雑な制度になった歴史的経緯や、他国との比較などがさまざまなデータと共に非常に明快に記述されており、日本税制の入門書としては最適な良書と思われます。

  • 買いました…

  • 日本の税制について基本的なことを知ることができる。(テスト)

  • 今まで税金というものをほとんど意識せずに生活していたが、これから社会に出ていくにあたって知っておかなければならない知識だと認識できた。テレビの報道だけに頼らず、現在の税制の問題を理解するために非常に参考になった。特に、日本の法人税は高いとばかり思っていたが、実質的負担はかなり低いことがデータを基に示されていたのは印象的だった。

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著者プロフィール

青山学院大学名誉教授,弁護士

「2025年 『よくわかる税法入門〔第19版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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