ユーラシア動物紀行 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 49
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004317579

作品紹介・あらすじ

広大なユーラシア大陸は日本列島の動物たちのふるさとだ。北欧フィンランドから始まる共同研究の旅は水の都サンクトペテルブルクの動物学博物館をめぐり、大自然の中へ。ヴォルガ川の動物、ウラル山脈のヒグマ、シベリアのマンモス、バイカル湖の動物、そして極東のシマフクロウを追う。壮大な時空間に広がる動物地理学研究の世界へご招待。〔カラー図版多数〕

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章  動物地理学研究ことはじめ
    第2章  北欧フィンランドの動物と歴史
    第3章  水の都サンクトペテルブルクと動物学博物館
    第4章  ヴォルガ川の流れと動物の境界線
    第5章  東西を分けるウラル山脈とヒグマ
    第6章  シベリアとマンモス
    第7章  バイカル湖とザバイカルの動物
    第8章  極東とシマフクロウ
    終章   旅のおわり~動物地理学の未来

    <内容>
    あまり聞きなれない「動物地理学」の本。「どこにどんな動物が分布しているかを解く学問」なので、その地域に行かないとわからないし、地域に行ってもすでに絶滅している動物も多いので、はく製とかできるならDNAで分別するらしい。地道でなかなか研究の進まない学問なのだ。著者は、ユーラシア大陸の北がフィールド。北欧から日本(北海道や国後・樺太など)を旅しながら研究してきたことが書かれている。さりげない旅の記録もあって、なかなか面白い。

  • 色々な読み方ができる新書です。
    研究で通っていた土地の様子も紹介されているので、そういう意味では旅エッセイ。
    動物地理学という長年の研究の成果が紹介されているという点では、この分野の入門書。
    絶滅した動物たちを残された剥製標本で現代の技術をくしして新しいことがわかってくるという見方をすれば、技術が進むことの意義や、過去を振り返り研究することの重要性を知ることができます。

    ちなみに、私がこの本を手に取ったきっかけは、フィンランドとの研究者交流を知ることが出来るから…でした。

    生物が何故移動するのか。地球環境の変化をどう受け入れてきたのか。その結果として、種が変化してきたのだな、ということがよくわかります。

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1757/K

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=337723

  • 専門家ではない人には、ダイレクトに「効く」知識じゃないんだけど、ベースとして持っておきたい知識と言ったところでしょうか。

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著者プロフィール

1960年 岐阜県に生まれる
北海道大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)
アメリカ国立がん研究所研究員等を経て、
現在 北海道大学大学院理学研究院教授
専門 分子系統進化学、生物地理学
2019年 日本動物学会賞、日本哺乳類学会賞受賞

【著作】
『ユーラシア動物紀行』(岩波新書、2019年)
『哺乳類の生物地理学』(東京大学出版会、2017年)
『日本の食肉類』(編著,東京大学出版会、2018年)
『生物学』(共著、医学書院、2013年)
『地球と生命の進化学』(分担、北海道大学出版会、2008年)
『ヒグマ学入門』(共編著、北海道大学出版会、2006年)
『動物地理の自然史』(共編著、北海道大学出版会、2005年)
『保全遺伝学』(分担、東京大学出版会、2003年)
『Biodiversity Conservation Using Umbrella Species』(分担、Springer、2018年)
『The Wild Mammals of Japan』(分担、Shoukadoh、2009年)
ほか

「2020年 『ヒグマ学への招待 自然と文化で考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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