モンテーニュ 人生を旅するための7章 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004317869

作品紹介・あらすじ

「人間はだれでも,人間としての存在の完全なかたちを備えている」──不寛容と狂気に覆われた一六世紀のフランスを,しなやかに生きたモンテーニュ.本を愛し,旅を愛した彼が,ふつうのことばで生涯綴りつづけた書物こそが,「エッセイ」の始まりだ.困難な時代を生きる私たちの心深くに沁み入る,『エセー』の人生哲学.

感想・レビュー・書評

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  • 2019年8月7日購入。

  • 序章 モンテーニュ、その生涯と作品
    第1章 わたしはわたし―「人間はだれでも、人間としての存在の完全なかたちを備えている」
    第2章 古典との対話―「わが人生という旅路で見出した、最高の備え」
    第3章 旅と経験―「確かな線はいっさい引かないのが、わたしの流儀」
    第4章 裁き、寛容、秩序―「わたしは、人間すべてを同胞だと考えている」
    第5章 文明と野蛮―「彼らは、自然の必要性に命じられた分しか、望まないという、あの幸福な地点にいるのだ」
    第6章 人生を愛し、人生を耕す―「われわれはやはり、自分のお尻の上に座るしかない」
    第7章 「エッセイ」というスタイル―「風に吹かれるままに」

    著者:宮下志朗(1947-、東京都、フランス文学)

  •  人間・モンテーニュについて書かれた本書。

     著作「エセー」についてしかめつらしいものだろうと、本書を読むまで考えていた。

     しかし、そんな重々しいものではなく、ライトなものだと知った。
     
     改めて、「エセー」に取り掛かってみようと思う。

  • 昭和の岩波新書のような優雅な書き方だ。さすが文人。

  • 数ある保有のモンテーニュの手引書で最も早く読み終わったもの、各書に共通しているのは、エセーには直球勝負ではかわされるし、跳ね返されるので、力を抜いて自由にかかって来なさいということだろう。
    我が蔵書では本書の作者である宮下志朗ではなく、原二郎先生なので、テキストも異なり、活字も小さく、モンテーニュの修正が加わって、かねりのハードルが期待されます。

  • 読み始めたはいいけど途中で挫折してそれっきり、という本の代表、二大巨頭の一つであるモンテーニュの「エセー」。でもこの筆者は、それでいいのだと言ってくれたのでホッとしてまた読んでみようという気持ちにさせてくれる、そのような内容でした。拾い読み飛ばし読み行き当たりばったりのページから読むという、そういうのでもかまわなくて、モンテーニュもそのことを読者に期待していたのだとわかりました。なお、挫折本二大巨頭のもう一つはプルーストの「失われた時を求めて」であることをここに告白いたします。

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=342270

  • https://www.hakusuisha.co.jp/book/b203902.html
    丸山眞男「古典からどう学ぶか」(「図書」1977.9)
    https://www.msz.co.jp/book/magazine/202002.html

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1786/K

  • 20190803 中央図書館

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著者プロフィール

1947年生まれ。放送大学教授、東京大学名誉教授。主要著書:『本の都市リヨン』(晶文社、大佛次郎賞)『書物史のために』(晶文社)『ラブレー周遊記』(東京大学出版会)『読書の首都パリ』(みすず書房)『本を読むデモクラシー』(刀水書房)『神をも騙す――中世・ルネサンスの笑いと嘲笑文学』(岩波書店)主要訳書:モンテーニュ《エセー》全7巻(白水社)ラブレー《ガルガンチュアとパンタグリュエル》全5巻(ちくま文庫、読売文学賞、日仏翻訳文学賞)

「2019年 『モンテーニュの言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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