2100年の世界地図 アフラシアの時代 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004317883

作品紹介・あらすじ

世界人口の重心が変化していく。2100年には、世界の人口は約111億人に増え、アジアとアフリカ、地理的に括って「アフラシア」の人々で世界人口の8割以上を占める。本書は地理情報システム(GIS)の手法を駆使し、人口分布をはじめとする地球規模の情報を多彩なカラー地図で示しながら探る2100年の未来予測である。

感想・レビュー・書評

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  •  自分に馴染みの薄い分野のためか、内容が掴みにくかった。予測では今はアジア、その後にアフリカで人口が増加する。ここまではいい。著者がバンドン会議を理想化し、先進国中心の秩序に批判的なのも読み取れる。しかし「アフラシアは、『義』による想像の共同体」「アフラシア共同体はすでにほとんど存在している」に至っては首を傾げてしまう。
     著者は国家に依らない「下から」の連帯を理想としているようだが、見通し得る将来までアフラシアで最大の存在感を示すだろう中国は、まさに国家の統制を強めている。ユーラシア大陸を横断するとして著者が好意的に述べている一帯一路も国家レベルのスローガンだ。植民地的態度や搾取に批判的なのはよいが、アフリカに進出している中国がそうならないと断言できるだろうか。

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1788/K

  • 358||Mi

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著者プロフィール

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門はアフリカ地域研究、人間の安全保障研究。著書『南アフリカ――「虹の国」への歩み』(岩波新書、1996)『現代アフリカと開発経済学――市場経済の荒波のなかで』(日本評論社、1999) 編著『南アフリカを知るための60章』(明石書店、2010)Preventing Violent Conflict in Africa(Palgrave, 2013) 訳書 デュフロ『貧困と闘う知』(共訳、みすず書房、2017) 監訳書 マンデラ『自由への容易な道はない』(青土社、2014)ほか。

「2017年 『貧困と闘う知』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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