『広辞苑』をよむ (岩波新書 新赤版 1820)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004318200

作品紹介・あらすじ

辞書を引きながら必要以上にいろいろなことを考える.しょっちゅう脱線.それが「よむ」ということだ.辞書を愛してやまない日本語学者が,真剣に,マニアックに,ときに遊び心たっぷりに,『広辞苑』をすみずみまでよむ! こんな辞書だったのか.こんな使い方があったのか.え,辞書で遊ぶ? ようこそ,ことばの小宇宙へ.

感想・レビュー・書評

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  • 今野真二『『広辞苑』をよむ』読了。
    たほいやプレーヤーとしては広辞苑を主題とした、ましてや「たほいや」への言及のある新書とならば手に取らずにはいられまい。正直言ってそれ以上でもそれ以下でもない。広辞苑が夏目漱石びいきだということはわかったが…

  • 辞書という窓からまだ見ぬ世界を覗き、飛び出せ知の宇宙へ!「語彙が豊富であるということは、ある語とある語との違いがわかるということでもある。」でも"語彙を豊富にする"ことにとらわれず、広辞苑を開いた結果広辞苑から飛び出すことで言語生活が真に豊かになる。そのツールが必ずしも"百科的"な広辞苑である必要はないけれど(厚いし重いし)広辞苑だからこそ開ける世界の方角があるのかも知れない。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/734858

  • 広辞苑について述べたこの本は

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1820/K

  • p.2020/1/19 購入

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著者プロフィール

1958年、鎌倉市に生まれる。早稲田大学大学院博士課程後期退学、高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。専攻は日本語学。
著書に、『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第三十回金田一京助博士記念賞受賞)、『文献から読み解く日本語の歴史』(笠間書院、2005年)、『消された漱石』(笠間書院、2008年)、『文献日本語学』(港の人、2009年)、『振仮名の歴史』(集英社新書、2009年)、『大山祇神社連歌の国語学的研究』(清文堂出版、2009年)、『日本語学講座』(清文堂出版、全10巻、2010-2015年)、『漢語辞書論攷』(港の人、2011年)、『ボール表紙本と明治の日本語』(港の人、2012年)、『百年前の日本語』(岩波新書、2012年)、『正書法のない日本語[そうだったんだ!日本語]』(岩波書店、2013年)、『漢字からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書、2013年)、『常識では読めない漢字』(すばる舎、2013年)、『『言海』と明治の日本語』(港の人、2013年)、『辞書からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書、2014年)、『辞書をよむ』(平凡社新書、2014年)、『かなづかいの歴史』(中公新書、2014年)、『日本語のミッシング・リンク』(新潮選書、2014年)、『日本語の近代』(ちくま新書、2014年)、『日本語の考古学』(岩波新書、2014年)、『「言海」を読む』(角川選書、2014年)、『図説日本語の歴史[ふくろうの本]』(河出書房新社、2015年)、『戦国の日本語』(河出ブックス、2015年)、『超明解!国語辞典』(文春新書、2015年)、『盗作の言語学』(集英社新書、2015年)、『常用漢字の歴史』(中公新書、2015年)、『仮名遣書論攷』(和泉書院、2016年)、『漢和辞典の謎』(光文社新書、2016年)、『リメイクの日本文学史』(平凡社新書、2016年)、『ことばあそびの歴史』(河出ブックス、2016年)、『学校では教えてくれないゆかいな日本語[14歳の世渡り術]』(河出書房新社、2016年)、『北原白秋』(岩波新書、2017年)などがある。

「2017年 『かなづかい研究の軌跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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