人生の1冊の絵本

  • 岩波書店 (2020年2月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784004318286

作品紹介・あらすじ

こころが何かを求めている時、悲しみのなかにいる時、絵本を開いてみたい。幼き日の感性が、いきものたちの物語が、木々の記憶が、そして祈りの静寂が、そこにはある。世界各地の150冊ほどの絵本を紹介しながら、その深い魅力を綴る。

みんなの感想まとめ

心の奥深くに響く絵本の世界を探求する一冊で、著者は大人のための絵本ガイドとして、150冊の作品を紹介しています。大人が絵本を通じて自らの経験や感情を再確認し、幼少期の感性を取り戻すことができると提唱さ...

感想・レビュー・書評

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  • ノンフィクション作家として生と死を見つめ続けてきた著者ならではの視点で、大人のための絵本ガイドブック。
    柳田邦夫さんが「大人こそ絵本を」と呼びかけて20年になるという。
    絵本は大人が自らの人生経験や心に抱えている問題を重ねつつ、じっくりと読むと、小説などとは違う独特の深い味わいがあることがわかってくるものだという。

  • 殺伐とした時代環境の中にあって、「大人こそ絵本を」「絵本は人生に三度(幼少期、子育て期、中高年期)」「大人の気づき、子どもの心の発達」を提唱する柳田邦男氏が、味わい深い絵本の世界を紹介した人生読本です。幼き日の感性を取り戻せる「絵本」に身をゆだねれば、心に抱える問題の解決に結びつき、哲学や文学と並ぶ奥の深い表現ジャンルである「絵本」を推奨されています。本書で紹介された150冊は、感性を蘇らせ、心の持ち方に変化をもたらす作品が目白押しです。

  • 絵本の普及にも力を入れている柳田さんによる、古今東西(といっても2000年~が多い)の絵本を紹介した一冊。けっこう分厚い。独自のテーマが立てられているのがいい。
    『こころの転機』『笑いも悲しみもあって』『星よ月よ』『祈りの灯』など。
    ストーリーの紹介だけでなく、どんなところがいいと思うのか具体的に書かれているので、エッセイを読むような感じで楽しい。作者についても言及している。

  • 大人こそ絵本をという筆者の思いがよく伝わってくる。

  • ふむ

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29775693

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1265626

  • この本のここがお気に入り

    「その時を先送りしないで行動に移したことが、その後の様々な出会いと行動につながっていく」「人はなんらかの行動をしていると、出会うべきチャンスが向こうからやってくる。その出会いが、人の人生を意味あるものに高めていく。私がかねて思ってきた人生訓だ」

  • 978-4-00-431828-6
    c0295¥980E

    岩波新書(新赤版)1828.

    人生の1冊の絵本

    2020/02/27. 大1刷発行
    著者:柳田国男(やなぎだ くにお)
    発行所:株式会社岩波書店

    目次
    1 こころの転機
    2 こころのかたち
    3 子どもの感性
    4 無垢な時間
    5 笑いも悲しみもあって
    6 木はみている
    7 星よ月よ
    8 祈りの明かり
    あとがき
    登場する絵本索引

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00295345

  • 読みたい絵本はいっぱいできた。
    でも、押し付けがましさも感じるし、絵本を神格化しすぎている気がする。やけに同じ作者のものが出てくるし。
    もちろん、教育的効果を考えないわけじゃないけど、それを狙って読むのはちょっと違うかなあ…。単純に好き嫌いや面白さだけで読んでいい。だって、娯楽ってそういうものでしょう?

  • 大人にこそ絵本を。

    大人に絵本を薦める、また子どもの心の発達に絵本が大きな役割を果たすことを伝える著者が、様々なテーマの絵本を紹介するコラムをまとめた本である。

    小さい頃に繰り返し読んだ絵本のことを、常に頭になくても、パッと何かのきっかけで思い出すことがあるだろう。怖くて苦手で、でも忘れられない絵本もあるだろう。絵本が子どもの心を描き、子どもに寄り添ってくれることを知っている人は多いはずだ。

    読んだことのない絵本が多かった。手に取ってみたいものがたくさんあった。心が休まらない日に紹介された絵本を読んでみようかと思う。それと、小さい頃に読んでいた絵本をもう一度読んでみようとも思う。

    気になった絵本
    長倉洋海『いのる』アリス館
    ウッドソン『ひとりひとりのやさしさ』BL出版
    荒井良二『きょうというひ』BL出版

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00280010

  • 019

  • 1こころの転機

    「さっちゃんとまほうのて」1985

    「きょうは、おおかみ」2015
    原題:Virginia WOLF
    姉バネッサと妹バージニア
    少女期の人格形成の精神状態を描いている?
    小説家ヴァージニア・ウルフと姉で画家ヴァネッサ・ベルの姉妹愛を描いているともいえる

    「ジェーンとキツネとわたし」2015
    いじめにあっているエレーヌの心の支えは「ジェーン・エア」

    「ひみつのびくびく」2019
    原題:Me and my FEAR
    みんながもっている「こわがり」「ふあん」「ひっこみじあん」をびくびくと表している

    「くろいの」2018
    心の中に潜んでいる「もうひとりの自分」

    「はこちゃん」2013
    葉子ちゃんの名前は、お日様の光をあびてきれいなくうきを作る葉っぱから

    「カーくんと森のなかまたち」2007
    人と比べて自己否定におちいるカーくん
    でも先生と仲間がいることに気づく

    「がらくた学級の奇跡」2016
    ポラッコ
    特別学級の先生と生徒のこと

    「みんなからみえないブライアン」2015
    孤立しているブライアンはみんなからは見えない存在
    でもそこに転校生ジャスティンがきて、ブライアンに絵手紙を書いてくれる

    「3つのなぞ」2012
    レフ・トルストイに影響をうけて作られて絵本
    ①いつがいちばんだいじなときか?
    ②誰がいちばんだいじな人なのか?
    ③何をすることがいちばんだいじなのか?
    カメ「レオ」はレフを英語名にしたもの 賢者ということ

    「ホイホイとフムフム たいへんなさんぽ」2018
    オポッサムのホイホイとフムフム
    1975年のアメリカの作品

    「いっしょにおいでよ」2018
    難民問題


    2こころのかたち
    ☆人はなぜ働く
    「いのち」2016
    長倉洋海のシリーズ アリス館
    写真絵本
    「はたらく」2017
    「まなぶ」2018

    ☆旅
    「オレゴンの旅」2018
    ラスカル(ベルギー)
    ピエロのデュークとクマのオレゴンの旅

    「クマと少年」2018
    あべ弘士 イオマンテ

    「ジャーニー」2018
    フランチェスカ・サンナ(スイス)
    難民

    ☆感性が刺激、逆転劇
    「密林一きれいなひょうの話」2018
    工藤直子

    「サイモンは、ねこである」2017
    ガリア・バーンスタイン

    「コートニー」1995
    バーニンガム

    ☆想像力
    「このよでいちばんはやいのは」2006

    「トムテ」1979

    「つきのぼうや」1975
    「イマジン」2017

    ☆明日があるさ
    「あたしもびょうきになりたいな!」1983
    「あなたってほんとにしあわせね!」1994
    「こんな日だってあるさ」2006

    #ファンタジー
    「おじいちゃんのトラのいるもりへ」2011
    「おじいちゃんのゆめのしま」2016
    「とおいとおいおか」2005
    「ムーン・ジャーニー」2014
    「みんなうまれる」2014
    「リンゴのたび」2012
    「走れ!機関車」2017
    「エマおばあちゃん、山をいく」2018
    「さびしがりやのクニット」1991
    「プー あそひをはつめいする」2016

  • 大人が読む絵本のガイドで、少々説教臭いところはあるが、絵本が豊かな世界を持っていることはよくわかった。

  • 絵本好き。子供の読み聞かせしても、自分の方が楽しんでたな。

  •  絵本との出会いは、子供時代に始まる。その後自らの子供に読み聞かせることで再び出会い、孫に読み聞かせることで三度出会う。本との出会いは、実体験ではないが、実体験ではえられない経験をえて、実体験をより豊かにする。「大人こそ絵本を」、子供の世界に帰ることで、失ってきたものを取り返す。子供時代には見ることができなかった世界を見ることができる。
     ノンフィクション作家の柳田邦男氏が、約150冊の本を紹介。あなたを絵本の世界に誘う。

  • ちゃんと読んでみたくなる書評。読んでみるとあれっということもあるけれど。

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著者プロフィール

講談社ノンフィクション賞受賞作『ガン回廊の朝』(講談社文庫)

「2017年 『人の心に贈り物を残していく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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