アメリカ大統領選 (岩波新書)

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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004318507

作品紹介・あらすじ

四年に一度の政治のリニューアル。最古のデモクラシーであるアメリカ大統領選のイロハから、活力漲る予備選・本選での現場ルポ、二極化する現代社会の縮図としての大統領選の闇までを描く。トランプ大統領の再選を占う選挙を控え、第一線の著者たちがその見どころを示す。

感想・レビュー・書評

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  • 2020/11/4、 #Elections2020 . まさにアメリカ大統領選挙の開票作業がなされている最中に本書を読了した。目の前で行われている狂騒の一端を理解しておきたかったのだそして本書は、そんな期待に期待以上に応えてくれる。
    いまの選挙制度が深く伝統に根差したものだということ。
    数百年のノウハウから様々な抑制装置が埋め込まれ、いわゆる「選挙ハック」ないし当選後の権力の暴走が起こりづらい仕組みとなっていること。

    しかるに、なぜかように分断が進行しているのだろうか。結局選挙制度とは別なところで地殻変動が起きている。
    そういったシステムとしての大統領選を大掴みで理解することができる。今読まずして、いつ読むか。

  • 面白い。アメリカの党大会がこんな風だとは思わなかった。あと、ヒラリー・クリントンの落選時のエピソードなど興味深い。一方たぶん久保先生はほとんど書いていないな。最初と最後くらいか。

  • 「4年に一度、政治を変える」。帯にある惹句の通り、アメリカ大統領選挙ほど選挙による政治の変化を実感させるのはない。
    特に昨年の大統領選はコロナ禍の中で、SNSでフェイクニュースが飛び交い現職の大統領が選挙の正当性に疑問符を投げかけるなど、あまりに異例な状況で行われたものとなっただけに、より注目が注がれた選挙となった。
    日本人には複雑で馴染みが薄い米国の大統領制と大統領選挙の歴史をコンパクトに纏め、トランプを大統領に押し上げた16年の予備選から本選に到る現場を描き出した本書は、トランプ後も深刻な二極対立が続く可能性があるアメリカ政治を知ろうとする際にも入門書として役立つ一冊。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/536677

  • 【内容紹介】
    四年に一度の政治のリニューアル。候補者同士の討論、有権者との対話、デモ・集会、意思表示としての投票という一連の民主主義の活動を考える最良の教科書が大統領選である。「大統領制とは何か」に始まり、大統領選と政党政治の歴史、大統領選の基本、予備選・本選の現場ルポ、二極化する社会の縮図としての闇までを描く。

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000942099

  • こういった類は理解が難しいが、易しく書かれていた。

    民主、保守、リベラル。

  • (特集:「政治/民主主義/選挙」)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00556826

  • 共著の岩波新書は少ないそうだ。ちなみに著者2人は師弟関係にあるらしい(別の出版物記念セミナーで岩波の編集者が話していた)。

    p.196、米国独立で黒人や先住民は無視され白人だけが権利を勝ち取ったとあるが、白人でも女性は男性と対等な権利を与えられなかったことを付け加えたい。

    米国に限らずトランプ退場後もトランピズムは続くだろうが、人種差別や社会的環境的不正義に声を上げて連帯し、この本の終章で描かれた悲観的な未来を変えることができるのも私たち。

  • 2020年11月新着図書

  •  研究者と記者の共著。出版は2020年本選の直前だ。米国政治の全般的な解説と、2016年を中心とした実際の大統領選のルポからなる。日々の報道で漠然としか理解していなかった本選までのステップがよく分かった。
     特に前者で指摘されるのが、よく言われる分極化や対立側への敵対的姿勢だ。これらの傾向はトランプ以前に既に始まっている。また、保守とリベラル、移民増加の影響などの説明もある。
     後者の大統領選の現場ルポでは、手作り感満載の党員集会、また選挙ボランティアや討論会の様子、憎悪を煽るミラー上級顧問の演説など、臨場感がある。またネガティブ広告は今に始まったものではないが、今は使用は当然の手段になっているという。

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著者プロフィール

久保 文明(くぼ ふみあき) 東京大学法学部を卒業,同大学より法学博士を取得。慶應義塾大学教授,東京大学教授などを経て,現在:防衛大学校長。専門はアメリカ政治外交史。主著:『アメリカ政治史』(有斐閣,2018年),『トランプ政権の分析──分極化と政策的収斂との間で』(日本評論社,2020年,共編)など。

「2021年 『50州が動かすアメリカ政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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