実践 自分で調べる技術 (岩波新書 新赤版 1853)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004318538

作品紹介・あらすじ

本の見つけ方。ネット検索の極意。現場で調査。値を測定。そして人の声を聴く。専門家でないからこそできる「調査のデザイン」により、これらを縦横無尽に組み立てながら、統計や分析で調べていく方法を具体的に解説。ロングセラー『自分で調べる技術』に科学的な視点を加えて新たに書き下ろす。「知的生産の技術」への一歩。

感想・レビュー・書評

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  • 内容的にはやや物足りない部分もあるが、基本的な事は解説されていて、社会人になってからレポートを書く(案外あるのですよね)ときにちょっと見ると参考になるかも・・。

    ちなみにインタビューについては、中公新書の『オーラル・ヒストリー―現代史のための口述記録』(御厨 貴)がおすすめである。
    ただし、専門領域によって、インタビューに必要な技術は異なってくるので細部についてはそれぞれの分野の参考書に当たった方が良いと思う。

  • インターネットの普及により、様々な情報はすぐに手に入れることは可能となったが、付随して間違った情報やポジショントークからくる情報も氾濫している。自分で仮説を持ち調査してはじめて正しい情報となるし、そのことを踏まえていろんな情報に触れるべきである。著書の中にも書かれているが、論文であろうと本であろうとクリティカルリーディングが必要である。普段の読書にも応用したい。

  • 調べる方法から、まとめかたまでわかりやすく書かれた本。特に前半の調べる手段については、知らなかった事も多く参考になりました。

  • 雑誌記事・論文を調べる
    国立国会図書館サーチ  雑誌記事論文のコピーを取り寄せる。JSTAGEにあればPDFをDLできる。
    IRDB(学術機関リポジトリデータベース)=国会図書館内のデジタル資料で検索。

    本を探す
    国会図書館サーチ
    CINIIbooks
    カーリルの専門図書館リスト、都立図書館の専門図書館ガイド、専門図書館を横断的に探すサイト

    奥付は必ずコピーしておく。

    新聞記事はG-Search。日経テレコン、菊蔵、ヨミダス歴史館など

    統計はESTAT

    電子データで取っておく場合は、ファイル名を見て中身がわかるように。著者年度論文名、などをファイルの名前に付ける
    Evernoteで、ワードエクセルPDFのファイルをノートに張り付ける。

    二つの数値に有意な差があるかはχ二乗検定をExcelで行う。
    kj法のソフト=Ideafragment2、MAXQDA
    kj法は、座標軸で考えるとまとめやすい。

  • コンパクトで、バランス良くできていると思うが、これ一冊でセミプロにまで昇華できるわけではなさそう。といって、大学生の指南書としてはやや高度すぎるような気もする。インテリ気取りのサラリマン向けなのかな。

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC03235472

  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190

  • 【電子ブックへのリンク先】
    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/hokudai/bookdetail/p/KP00076272

    ※学外から利用する場合は、以下のアドレスからご覧ください。
    SSO-ID(教職員)又はELMS-ID(学生)でログインできます。
    https://login.ezoris-hokudai.idm.oclc.org/login?url=https://kinoden.kinokuniya.co.jp/hokudai/bookdetail/p/KP00076272/

  • ネットで気軽にすぐに検索できる昨今にあって、「調べる」ということを体系的に整理し、方法やそもそもの考え方を教えている。

    やはり重要なのは具体的に何を、何の目的を持って知りたいのか、だろう。調べ物以外にも、数々の商談や打ち合わせに臨む身としては「目的を明確にする」ことの大切さを思う。

    国会図書館や役所の使い方が説明されている。特に役所は「資料作成が本業」で税金で運営されているため、市民からの問い合わせには快く応じてくれると、自分としては意外な一面を知った。

    また、人に話を聞きに行く場合は「1~2時間がちょうど良い」と。短すぎればもの足りず、2時間以上だとお互い疲れてしまう、という時間だそうだ。

  • ●一分野マスター読書「情報収集・活用」5冊目。調査の手法について、一連の流れに沿って詳細に解説した本。なるほどと思うところも多かった。

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著者プロフィール

1961年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究院教授。
著書:『歩く、見る、聞く 人びとの自然再生』(岩波書店、2017年)
   『かつお節と日本人』(共著、岩波書店、2013年)
   『なぜ環境保全はうまくいかないのか』(編著、新泉社、2013年)
   『開発と生活戦略の民族誌』(新曜社、2011年)

「2023年 『小さな民からの発想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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