- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004318545
作品紹介・あらすじ
地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール。2030年の期限まで10年を切り、パンデミック下の今こそ、危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている。日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが、SDGsのイロハ、交渉秘話、SDGsの現状、プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する。
感想・レビュー・書評
-
2013年から2014年にかけて議論、調整され、やっと2015年にまとまったSDGs 。苦労してまとめた割に認知度度が低く、政府な企業による取り組みも鈍い。
一刻と早く解決しなければならない問題が山積されていることが、ここで明確にされたにもかかわらず、それを推進する側にも熱意があまり感じられないのが残念である。
もちろん、草の根レベルでの活動の報告などもあったが、あまりにも目標達成とのギャップがあり、暗い気持ちにならざるを得ない報告だったのが、残念である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小論文対策推薦図書 学際系
-
貸出状況はこちらから確認してください↓
https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00298431 -
ここ数年「SDGs」という言葉をよく耳にする。私の職場でもSDGsの取り組み例を募集!みたいな案内が来ていたっけ。
SDGsは「持続可能な開発目標」と翻訳されるものだが、2030年を期限とする17のゴールと169のターゲット、および232の指標を示して、地球の再生能力を超えない持続可能な世界を目指すという国際的な取り組みである。
本書はSDGsの概要、日本での取り組みなどが簡潔にまとめられているので、大人向けではあるけれども入門書としてはよく整理されていると思う。
SDGsをテーマにした本が数多く出版されている中で、本書のオリジナリティとして挙げたいのは、日本政府代表として国連で交渉にあたった当事者である著者が、合意文書の採択に向けた交渉過程の舞台裏を明らかにしている部分で、ここが一番面白く読めた。
まあ個人的には、SDGsの目指す方向性は疑いなく正しいという暗黙の大前提のうえで書かれているので、SDGsの理念に対して批判的な視点があまり見られないところは物足りないところではある。個々の内容を掘り下げていくと結構ツッコミどころはあるように思われ、本書の不足分を埋めるために別の本も読んでみたのだけれど・・・。(続く) -
【配架場所】 図・3F文庫・新書 岩波新書 新赤版no.1854
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/450064 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001177673
-
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50219460 -
SDGについての研究書ではなく、政治的説明の本であった。民間運動についても少しは説明されている。卒論で研究するために、SDGについて政治的な説明としてはいいかもしれない。グレタさんについても少しは言及しているが、ほんのわずかに触れているだけでその説明はほとんどない。グレタさんについてはNHKのテレビ番組で見た方がいいと思われる。