〈弱さ〉を〈強み〉に 突然複数の障がいをもった僕ができること (岩波新書 1898)

  • 岩波書店 (2021年10月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (252ページ) / ISBN・EAN: 9784004318989

作品紹介・あらすじ

中学の時、四肢マヒ、発話・視覚・嚥下障がいと共に生きることになった著者は多くの困難に直面しながら、独自のコミュニケーション方法を創る。24時間介助による一人暮らし、大学入学、会社設立、大学院での当事者研究、各地の障がい者とのつながり。絶望の日々から今までをその想いとともに丁寧に描き、また関連する制度も解説し、提言する。

みんなの感想まとめ

困難な状況を抱えながらも、自らの経験を通じて生きる力を見出す姿が描かれています。著者は中学時代に四肢マヒや発話・視覚・嚥下障がいを抱え、独自のコミュニケーション方法を創り上げる過程を詳細に綴り、当事者...

感想・レビュー・書評

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  • 福祉について詳しくなかったので、当事者目線で書かれていて勉強になった。

    特に「依存」の問題は、障害の有無に関わらず誰もが直面するものだと思うが、障害があるとより問題が深くなるなと感じた。
    著者は、両親から離れて住む環境を整えてほどよい距離を取りつつ、依存先(信頼できる介助者)を複数作っているとのこと。とても参考になった。

  • 筆者の経験を主体に書かれている当事者研究。
    具体的に書かれているため事例として学ぶ点も多かった。
    自分の経験を徹底的に掘り下げること、当事者プロジェクトことの介助、友達以上介助者未満の介助の表現が印象的だった。

  • 369.27テンハ
    14歳のときに突然障がいを持ち、24時間介助が必要になった著者。
    著者が介助者とともに試行錯誤しながら自己実現をしてきた。
    「生きづらさ」を抱えている人たちのために、著者のリアルな体験がヒントになればという思いから書かれた本。

  • 369-T
    閲覧新書

  • 背ラベル:369.27-テ

  • 当事者研究の博士論文を読んでみたいと思った。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00618517

    中学の時、四肢マヒ、発話・視覚・嚥下障がいと共に生きることになった著者は多くの困難に直面しながら、独自のコミュニケーション方法を創る。24時間介助による一人暮らし、大学入学、会社設立、大学院での当事者研究、各地の障がい者とのつながり。絶望の日々から今までをその想いとともに丁寧に描き、また関連する制度も解説し、提言する。(出版社HPより)

  • 24時間体制での介助を必要とする重度障がい者なのにも関わらず、大学で学んだり、みずから事業所を立ち上げたり、本を出版したりするなど、さまざまなハードルを乗り越えてプロジェクトを成功させてきたその行動力や意志の強さには脱帽しました。

    この本を読んで、障がい者は「弱い」存在であり、彼らより優位な立場にあるわれわれ健常者(=強者)が助けてやらねばならない存在なのだと、思い込んでいたことに気がつきました。

    著者が介助者を「教育する」というような表現があり、違和感を感じてしまったのですが、それはきっと、障がい者から「上から目線」で語られることを想定したことがなかったからだと思います。

    健常者は、常に施す側の「上から目線」の立場だという固定観念が、おそらく今も自分にはあります。

    しかし、そうではない考え方があることを知っただけでも、自分にとっては有益な読書体験になりました。


  • 重度障害者の筆者が、これまでの人生の苦労や、社会とのつながりをどのようにして創り上げてきたのかを記している。本書で「当事者研究」という言葉を初めて知ったが、当事者だからこそ発信していけることは、間違いなくあると感じる。
    しかし、筆者は経済的に恵まれた家庭に育ったことが大きなアドバンテージになっていると感じる。
    筆者のようなレベルまで、自分の考えや意思を表明していけるようになる「当事者」はどれほどいるだろうか。
    もちろん、本人の努力は相当のものであることは本書から窺い知れるが、どうしても、先のような事を考えてしまうのである。
    ただ、そうした点を差し引いても、良書であることに変わりはない。

  • 重度の障害を持ちながら自分の言いたいことを発信したり他の重度の障害者の為に社会へ働きかけたりする事は素晴らしいと思うが、僕自身にはあまり学びは無かった。へぇ〜頑張っててるんだなぁ〜って思っただけ。

  • 突発的に複数の障害を持った著者による克明な記録
    障害者というとクリーンなイメージを持たれがち
    しかし狡猾なまでに生活のために戦略を駆使したことが分かる

  • 当事者の気持ちや考えが
    沢山かかれていたため、生々しいなと
    思ったりもしたけれどこれが
    実際のところなんだなとも思った。
    経済的にもかなり恵まれている方
    なのではないかなとも。
    でももっと詳細にどんな毎日を
    送ってらっしゃるのか知りたかったし、
    ご自身ができること、障がいをもつ側の
    意見、考えをもっと世に広めたり
    そういう方々にとってより生きやすくなる
    社会をつくることにどんどん携わって
    いただきたいなと思う。

  • 障害を持った方が自宅で生活するだけでここまで大変であるとは思わなかった。

    地域の社会福祉について考えさせられる。

  • 11月17日新着図書:【14歳で重度障がい者に。耳は聞こえるが発話はできず意思疎通ができなかった。独自の「あかさたな話法」でコミュニケーションがとれるように。それから大学受験。大学での学び。一人暮らし。事業所の設立。社会福祉学の研究。重度の障がいがあっても、チャンスが与えられる社会にという著者の真摯な思いがつまった本です。】
    タイトル:〈弱さ〉を〈強み〉に : 突然複数の障がいをもった僕ができること
    請求記号:イワナミ300:Te
    URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28194721

  • 369.27||Te

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1898/K

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054438

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著者プロフィール

天畠大輔(てんばた・だいすけ)

1981年広島県生まれ。96年若年性急性糖尿病で救急搬送された病院での処置が悪く、心停止を起こす。約3週間の昏睡状態後、後遺症として四肢マヒ、発話障がい、視覚障がい、嚥下障がいが残る。2008年ルーテル学院大学総合人間学部社会福祉学科卒業。17年指定障害福祉サービス事業所「(株)Dai-jobhigh」設立。19年立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了、博士号(学術)取得。同年より日本学術振興会特別研究員(PD)として、中央大学にて研究。20年「一般社団法人わをん」設立、代表理事就任。世界でもっとも障がいの重い研究者のひとり。専門は、社会福祉学、当事者研究。
主な著書
『声に出せないあ・か・さ・た・な――世界にたった一つのコミュニケーション』生活書院、2012年
『〈弱さ〉を〈強み〉に――突然複数の障害をもった僕ができること』岩波新書、2021年

「天の畠に実はなるのか」http://tennohatakenimihanarunoka.com/

「2022年 『しゃべれない生き方とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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