人新世の科学 ニュー・エコロジーがひらく地平 (岩波新書 新赤版 1922)

  • 岩波書店 (2022年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (246ページ) / ISBN・EAN: 9784004319221

作品紹介・あらすじ

人類のさまざまな活動は、「人新世」と呼ばれる新たな地質年代を地球にもたらした。その影響を世界規模で考え、持続可能な社会を維持するには、人間と自然を一体として捉える思考、ニュー・エコロジー(新しい生態学)が必要だ。社会経済のレジリエンスを高め、人類が「思慮深い管財人」として自然と向き合うための必読書。

感想・レビュー・書評

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  • 率直に言って興味深かった。が、ド文系の私が読了するには時間がかかった。数えていないが一週間以上かけたのではなかろうか。

    書き手の術に見事にハマり、「生態学を中心に、あらゆる学問分野が連携して環境スチュワードシップを実践しなければならない」と私も考えるようになった。
    おっと、「ネタバレ」設定にしなければ笑

  • 『人新世の科学』地球の歴史に人間が痕跡を残すかどうかはまだ謎だ! - HONZ
    https://honz.jp/articles/-/52496

    目次から
    [書評]193 社会に適応・進化した生態学と持続可能な未来
     オズワルド・シュミッツ著、日浦勉訳『人新世の科学――ニュー・エコロジーがひらく地平』  泊次郎
    UP 2022-11 - 東京大学出版会
    http://www.utp.or.jp/smp/book/b615835.html

    人新世の科学 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b600984.html

  • 21世紀の社会課題は全人類、全学問が全勢力を挙げて取り組まなければ解決できないんだなというのがよく分かる一冊。
    自然科学者が如何に説得力のある理論で問題を展開しても、それを社会に浸透させ、人々の行動や政策に落とし込ませ、経済OSごとアップデートさせようと思うと、自然科学の根拠だけではあまりにも無力。
    今こそ批評家を脱し、一人ひとりが行動すべき時だという近時の学者たちの意見が強化された感覚。

  • 人新世じんしんせい(アントロポセン)新たな地質学的時代 人間が地質学的に影響を与えるような時代

    このままでは極度に温暖化した地球の大半が破壊され、種が絶滅して地球の持続可能性が失われる。
    しかし、希望はある。
    飼い慣らされつつある世界の持続可能性を達成すること。
    自然を飼い慣らし、エンジニアリングする。

    現在、世界の740都市の水産物の需要は生産量の25%。
    世界の国内総生産GDPの90%を都市が担う。

    リサイクルできる製品を作ること。
    社会の中で、資源が生産ー消費ー分解
    自然を分断させないこと
    スチュワードシップ
    テレカップリング

    バイオスフィア2は失敗。

    自然に任せっぱなしでは、もはや持続可能性は保てない。
    グローバルに考え、ローカルに行動する。

    世界中の人が、これぐらいの認識を持ち、全地球的に物事を考えてほしい。
    それほどの危機的状況だし、解決する方法として、このぐらいのことをわかっていないと絶望に突き進む。
    この本の感想が、あまりに少なく、心配になっている。

  • 最新の生態学の本である。生態学では売れないということで人新世というタイトルにしたのであろう。
     一般向けの本、ということであり、読みやすい。ただし、本文では白黒のイラストがほんのわずかしかない。原文でどのくらいイラストと写真があるかは不明である。
     もし写真やイラストが多くあったら、岩波新書ではなく、講談社新書のブルーバックスで発行するのがよかったであろう。

  • かなり難解であるためある程度の前提知識は必要であると思われる。
    Life Changing(化学同人出版)が適当であろう。

  • 人新世という新たな地質年代を到来させた人類が、これから向き合う事になる自然環境との共存のために必要なものとは。

  • 環境保全,持続可能性という運動に科学的知見を与えている生態学がどのような学問なのかを知ることができる.現代生態学(ニュー・エコロジー)の入門書.

    門外漢にも分かりやすい.たとえば生物多様性を説明する際に投資におけるポートフォリオを持ち出すように,たびたび経済に喩えられる.直感的に理解しやすいがそもそもこの喩えは説明のための便宜ではなく,生態学が経済学の概念を取り入れていることの表れとのこと.

    また,人間の対応の失敗例として挙げられる,大西洋タラ漁の事例もおもしろかった.禁漁期間を設けたにもかかわらず捕獲量が回復せず廃業になったことについて,生態系の複雑さがよくわかる.

  • 【請求記号:468 シ】

  • 東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報(紙媒体)
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003599342

  • 従来の生態学は、人間の活動とそれ以外の生物の活動を切り離して、人間以外の活動を研究対象にしていました。
    人新世の生態学、ニュー・エコロジーは、人間も地球上の生物の一員として、人間の活動とそれ以外の生物の活動をひとまとめにして研究します。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • <目次>
    第1章  持続可能性への挑戦
    第2章  種と生態系の価値
    第3章  生物多様性と生態系機能
    第4章  飼い馴らされた自然
    第5章  社会~生態システム思考
    第6章  驕りから謙遜へ
    第7章  人間による人間のための生態学
    第8章  生態学者とニューエコロジー

    <内容>
    地球環境が「人新世」に入り、多くの問題が起こっていると指摘したうえで、第6章以降は、これに対する対策(思考)を提示したもの。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001205105

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000056497

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1922/K

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