「移民国家」としての日本 共生への展望 (岩波新書 新赤版 1947)

  • 岩波書店 (2022年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (206ページ) / ISBN・EAN: 9784004319474

作品紹介・あらすじ

私たちの周りでは当たり前のように外国人たちが働き、暮らしている。もはや日本は世界的な「移民大国」となっている。しかし、その受け入れは決してフェアなものではなかった。雇用、家族形成、ことば、難民……彼ら彼女らが生きる複雑で多様な現実を描き、移民政策の全体像と日本社会の矛盾を浮き彫りにする。

みんなの感想まとめ

移民問題をテーマにしたこの書籍は、日本が抱える複雑な現実と矛盾を浮き彫りにし、読者に深い考察を促します。日本が移民国家であることを認めない政府の姿勢や、受け入れ政策の課題について明確に説明されており、...

感想・レビュー・書評

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  • 日本の移民問題、いつも既視感がつきまとう。むかしから問題がかわらず、欧州に学べとされ、日本がどんな国になりたいかも明確にならず、いったい政府や法務省がなぜこのように移民問題に背を向けるか、何も見えないまま、終わる。

    • みゆさん
      そうですよね。難しい問題と言っているだけでは何もなりませんよね。解決策を探すにはどうすべきか考えて行かなければなりません( ; ; )
      そうですよね。難しい問題と言っているだけでは何もなりませんよね。解決策を探すにはどうすべきか考えて行かなければなりません( ; ; )
      2026/02/12
  • 分析は正確だが、提言は片面的(立場上仕方ないのかもしれないが)。

  • 日本が移民国家(政府は正式に認めていないが)となった要因、受け入れに関わる問題点、これから向かうべき将来像について、わかりやすく説明されている。
    歴史的な背景、海外における先行モデルについても触れられていて、理解が広がり、かつ、深まる。
    筆者から「これでいいのだろうか?」と投げかけられる問いがあり、暫し立ち止まり、自分で考えを巡らせることができる。

  • 確かに観光地などは海外の人で溢れているイメージがあったが、身の回りにあまり移住してきた人がいるイメージはなかった。しかし意識してみると私が住んでいるマンションにも中国の方が沢山住んでいるなと思った。川崎にも確かに中華系のご飯屋さんが沢山あるし、店主も本場の人であることが多いと感じた。この本を読んで移民問題は難しいなと感じた。日本に定着して住んでいるなら日本で住みたいのはわかるけれど、外国で暮らしにくくなったから日本に来たという人を全員助けていたら埒が明かないと思う。しかし自分がもし国内に住めないような状況になって海外で酷い扱いをされたら、お互い助け合うべきじゃないのかと思ってしまう。また、金銭的な理由でいい学校を辞めることになった人の話を聞いて、すごく可哀想だと思った。感謝して学びたいと思った。

  • 様々なデータから、移民の比較、分析を行い、改善策を提示する。他国との比較を行いながら、改善策も見出す。

  • もともと欧州の移民政策を研究していた先生で、そちらの状況も参照しつつ日本での「移民」の歴史や現状をレビューしてくれる。

    日本の「移民」政策が移民を拒みつつ単純労働力を確保しようとする根本的な矛盾を抱えており、そのしわ寄せが日本に暮らす外国人に向かっているのはそのとおりだろう。しかし、本書が主張するように単に移民に対してもっとオープンになればそれで良いかというと、欧米の事例を見るにそう単純でもないと思う。

    ともあれ、コロナ前でネットの新規入国者(短期の観光客など除く)は20万人/年に達しており、在留外国人は300万人になるとのこと。この流れは変わらないであろうから、日本も近いうちに移民問題と正面から向き合うことになるだろう。

  • 先進国の中だけでも顕著な出生率の低下、少子高齢化が止まることのない現代日本。移民は原則受け入れないという日本政府のモットーに問題点が多く欧米社会からも批判が多い技能実習制度などでサイドドアから労働者を入れようと取り組んできた日本社会ですが、著者は本書で日本社会がいよいよ移民ということについて真剣に向き合わなくてはいけない状況にあると指摘しています。グローバルスタンダードに則って人道的な移民受け入れ方針に日本政府が向かうべきと言うのは理想論に感じますが、出生率の低迷が日本経済の病巣になりつつある現在、やり方を変えないにしても変えるにしても今まで以上に外国人の方々をより多く受け入れて移民というものに向き合っていかなくてはならないと言わざるを得ない現実があると本書を読んで感じました。日本の移民政策が手に取るように理解できる平易な文体で書かれた良い一冊です。さすが岩波新書で久しぶりに知的好奇心をくすぐられました。

  • 【請求記号:334 ミ】

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/779638

  • 移民が日本でどのように扱われているかについて、法の面からの問題提起である。さらにSDGの問題でもあり、また朝鮮や多くの移民についてもその歴史から学ぶシティズンシップ教育が重要であるという指摘は他の書籍ではなかったような気がする。SDGに日本への移民は入っているのであろうか?

  • 334.41||Mi

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000060338

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1947/K

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授。専攻は国際社会学(移民、エスニックマイノリティの研究)。主な著書は『現代ヨーロッパと移民問題の原点』(明石書店、2016)、『外国人の子どもの教育』(東京大学出版会、2014)、『文化と不平等』(有斐閣、1999)、『文化的再生産の社会学』(藤原書店、1994)など。

「2026年 『外国人の子ども白書【第3版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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