会社法入門 第三版 (岩波新書 1969)

  • 岩波書店 (2023年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784004319696

作品紹介・あらすじ

会社法の構造と内容をコンパクトに解説して好評を博した名著を八年ぶりに改訂。令和元年改正、コーポレートガバナンス・コードやスチュワードシップ・コードの改訂、東証の市場区分見直しなどの新動向を織り込み、さらにDXやサステナビリティ(ESG,SDGs)などの国際的な潮流に対応して進化を続ける会社法のゆくえも展望する。

感想・レビュー・書評

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  • 「ややこしい」 2回
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    「簡単ではない」 4回
    「不思議」 9回
    「むずかしい」 9回
    「複雑」 25回

    「会社法って難しいなあ」と感じている読者に大学の先生が寄り添ってくれる。なんて素晴らしい本なんだ!

    2014年改正の影響を業務の中で強く受けたが、その歴史を当事者として読めるのは面白い。

    ガバナンスの話もファイナンスの話もリオーガニゼーションの話も、歴史も周辺も見通しも、コンパクトにまとめて説明してくれる。「入門」としては浅く広くでぴったりな本だと思う。

  • そこそこ難解かも。

  • 機関設計の部分が分かりやすく、重宝する。(本間)

  • 会社法の第一人者である神田先生の名著が8年ぶりに改訂されました。初版から愛読してきましたが、今回も令和元年改正法はもちろん、コーポレートガバナンスコードの再改訂等、この間の変化を取り込み、有事型買収防止策についての司法判断についてコンパクトにまとめるなど、さすがの一冊。会社法のゆくえを占う部分が大いに参考になりました。

  • 会社法、「それは、株主がおカネを出し、それに基づいて、会社の運営を決め、会社が活動すると言う面についてルールを定めている」ものである。※「 」 な内は本書からの引用

    株主といっても複数いるし、買収を目論む新株主も出てくる。会社の資金調達が必要になるかも知れないし、事業を畳むことになるかも知れない。法令遵守は上手くいっているのか、など、考えることは多い。また、そういった問題に対応するにも、株主間で利害の調整や取締役の監督などが必要そうである。会社法はこれらに関する決まり事が書かれている、ということか。

    内容はかなり硬め、かつ読みやすいとは言えないが、頑張って読み進めるたら、資金調達や組織再編に関する自社の動きについて、少しは関心が持ててきた。会社員として働く中で関わる法律や規則については会社法に限らず、基礎基本は押さえておきたいものである。

  • ザ・教科書……ただただ眠たい……





    「会社法の概念がわかりにくいことの要因の一つには日本語の限界という面もあるように私は思う。」(p.44)

    ↑ 法律に限った話ではなくてすごく辛い。

    「現代語化するにあたって、有限会社法と会社法を併存させることはできず、……ルールの内容についても整理をせざるをえなくなった……。」(p.18)

    ↑なんで?笑

    「以上の結果、日本の株式会社の監査制度は、会社の規模によって異なる複雑な制度となっており、諸外国の制度と比較してもユニーク……となっている。」

    ↑ 会社の規模を無視して監査制度も一律にしてしまう方がおかしいと思う。

  • 新書ではあるが、レベルを落とさず、分量も280頁以上あり、読みごたえがある。
    2019年改正についても適宜触れられている。
    日々の実務では多く触れない分野なので、知識のアップデートの必要性を改めて感じた。

  • 構造ということだったが、解説書という感じ。
    会社法をある程度網羅的に分かった上で読むべきだった。

  • 図書館で借りた。
    久々の法律解説書

  • 第1章 「会社法」とは何か/第2章 会社法の考え方と会社法制定以降の改正/第3章 株式会社の機関/第4章 株式会社の資金調達/第5章 設立、組織再編などの企業買収、事業再生/第6章 会社法のゆくえ

  • 恥ずかしながら会社法のことをよく知らなかった。

    読み進めるうちに、会社法が複雑であることがこれでもかと伝わってきた。

    DXや証券市場の変化に対応しなければならないのはどの国も同じで、グローバル・スタンダードから離れていないか不断に確認し続ける必要があるっぽい。

    株式会社をもっと勉強したい。

  • 【請求記号:325 カ】

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788441

  • ふむ

  • 小難しい専門的な内容を、平易な表現でわかりやすく解説するところがすごい。しかも、それが随所に見られる。ある程度の事前知識があると本当に感心させられる。
    一方で、全く会社法を知らないという人に対しては、入門書としてはあまりおすすめはできない。もっと簡単な入門書は他にもたくさんある。日常的に会社法に接する仕事をしているとか、関連する分野に触れているとかでないと、小難しい部類だと思います。
    会社法の制定・改訂の経緯や背景。事件等の事例やその判例。関連諸法令等との関係。日本だけでなく世界の会社法や、それを取り巻く環境の変化や動向等を踏まえて、日本の会社法ってどうなの?という本でした。

  • 325.2||Ka||3e

  • 登録番号:142103、請求記号:325.2/Ka51

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1969/K
    東2法経図・6F指定:B1/4-3/Hoshi

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著者プロフィール

学習院大学教授

「2019年 『アメリカから見た日本法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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