社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ (岩波新書 新赤版 1994)
- 岩波書店 (2023年11月21日発売)
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感想 : 35件
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784004319948
作品紹介・あらすじ
マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――科学技術と資本主義によって規定された産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人。難解で知られる彼らが遺した知的遺産を読み解くことで、私たちが生きる「この」「社会」とは何なのかという問いを更新する。社会学の到達点であり、その本質を濃縮した著者渾身の大作。
みんなの感想まとめ
社会学の巨人、マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマンの知的遺産を通じて、現代社会の本質に迫る一冊です。難解とされる彼らの理論を読み解くことで、資本主義や科学技術がどのように私たちの生活を規定している...
感想・レビュー・書評
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部屋のどこかに岩波文庫の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」が「永遠の積読」として埋まっています。大塚久雄訳だったと思います。なんか社会学とか社会科学の本を開くようになって、ここは有名な「プロ倫」読んでおかなきゃダメでしょ、と思ったのでしょう、全然読む気になりませんでしたが…まあ、いつ読むかわからないけど、先に本書「社会学の新地平──ウェーバーからルーマンへ」読んでおいて良かったような気がします。ウェーバーとマルクスをくっつけようとして失敗した人として大塚久雄ボコボコだし。そう古典的名著として崇め奉るのではなく現在を読み解くツールとして「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」のテキストだけでなく、この本が書かれた時代の雰囲気とか、極私的なウェーバー一族の商売とか、あるいは学者としての能力とかから資本主義が始まるか始まらないかの時期における意味を読み解くライブな新書でした。まったく知らないルーマンへの接続も面白かったです。全然違うベクトルですが斎藤幸平「人新世の資本論」でマルクスが現在に生き返るみたいな感覚を持ちました。資本主義の限界を人々が語るようになった現在、ウェーバーも掴みきれなかった「資本主義の精神」を探索する旅をもっと理解したいです。とにかく新書ってすごい。結構難しい最新の研究を出来るだけコンパクトにまとめてくれているので多少分からなくても読み切ることが出来るのです。うん?これって、いいこと?
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社会学についてほぼ素人の私にはマニアックすぎました。題名や目次で想像する内容と実際のそれとのギャップが結構あり、ついていけません。原典を読んで、学術的に読解できる人向けなのかなと思いました。私の主観的な新書としてのカテゴリーでは、これは新書ではない。
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一言で言うとプロ倫・イズ・デッド。ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を「資本主義の精神と合理的組織」へと展開し、ESRの「カテドラルとバザール」みたいな話がされる。プロテスタンティズムの倫理はどこかに置いていかれていると感じた。
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大学時代に何度か授業に潜らせていただいた教授の著書。
この方の社会の描写がすごく好きです笑
普通の社会学の本は、理論化する際に現実を捨象してしまい現実とそぐわなくなるか、事例をしっかり集めてはいるが理論の方が弱くなることが多いと感じますが、この方は理論にこだわりつつできる限り現実と向き合って描写しようとしていると思います。
社会学をちゃんと学んだ身ではないので内容の議論は書けませんが、社会に出て働いている中で会社組織について感じることが言語化されていると思います。 -
新書大賞2024
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50341077 -
すっかり理解できたとは言えないが、ウェバートルーマンを組織論の視点から捉え直したもの。大塚や安藤など大家にも容赦ない。
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前半のウェーバー論はいろいろ勉強になった。え、そうなの?みたいな感じ。実はみんな読んでないのではないか。(私は読んでない)
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1329701 -
ウェーバーの近代資本主義論を,彼の組織論の経験的研究を中心に整理・再構成した著作.名前を聞いたことのある程度の門外漢にも分かるよう,分かりやすく書かれている.ここまで図式的に説明できるということは,それだけ研究が進んでいるということ.
有名な倫理論文について従来の読まれ方などは知らないけれど,どうやらこれまでの伝統的な理解(の不十分だった点)は更新されたとみてよさそうだ.とはいえ,著者曰くまだ中間考察段階とのこと.
なお,ウェーバー読解のために引っ張って来られたルーマンについても(同様に名前しか知らない),組織論の経験的研究という側面があることが知られて勉強になった.個人的にはいろいろお得な本だった.が,タイトルがややデカすぎないかとは思う. -
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マックス・ウェーバーが描き出した資本主義の精神とは何か、ニクラス・ルーマンの論も入れながらたどった本。
この二人が偉大なのは、合理的組織が何なのかを、私たちが本当はよく知らないことを知って逃げずに考え続けたところにあるという。
私たちも、現代社会に真摯に向き合う必要があるのではないか。 -
ウェーバーやルーマンのことは、正直言ってよくわかりませんが、
日本では、大塚久雄という人のウェーバーの解釈が幅を効かせているようだけれども、それは間違いだということはなんとなくわかりました。
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361.234||Sa
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ウェーバーを今日の組織論の成果から逆照射して、その原点を築いた思想家として解釈する試み。その到達点としてルーマンの思想を置いている点が独特である。肝心のルーマンについて著者の理解がほとんど示されないので、この議論の妥当性について本書だけで判断するのは難しいが、ウェーバーを読解するための観点としては面白い。「プロ倫」の着想としたと思われる実在の会社の組織形態からウェーバーの議論を貫く主題を導くのはやや突飛ではあるが雑然としたウェーバーにはまだまだ解釈の余地があると思わせる点で非常に感心させられる。大塚久雄を全否定する件は痛快である。とはいえ、ウェーバーの「正しい」解釈がこれだけであるとするのはまた、大塚久雄と同じ陥穽にはまってはいないか(たしかに大塚久雄流の「マルクス主義」の公式に当て嵌めるのは完全に正しくないとはいえ)。
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すごく面白かった。昔『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読もうとしたが難しくてすぐ挫折した。その後、大塚久雄の本やらを読んで、僕の『プロ倫』への理解というかイメージは、大塚久雄的になっていた。
ところが本書はそれが不十分だという。ウェーバーが考える、資本主義をもたらしたものは、宗教的倫理ではなく合理的精神だと考えていたという本書の主張は、衝撃ですらあった。
説得力を感じるのは、『プロ倫』だけ読んでも「資本主義の精神」はわからないので、ウェーバーの著作あるいは研究全体を理解したうえで「資本主義の精神」を考えないといけないとする点。なるほど確かにそうである。 -
東2法経図・6F開架:B1/4-3/1994/K
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【請求記号:361 タ】
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登録番号:0142500、請求記号:361.23/Sa85
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佐藤俊樹の作品
