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Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784004320166
作品紹介・あらすじ
頼山陽の『日本外史』は、歴史に生きる人間の姿を鮮やかに描き出すことで多くの人々を魅了し、後世に多大な影響を与えた。山陽の詩人としてのあり方と、歴史叙述の方法とはどのように結びついていたのか。詩人の魂と歴史家の眼を兼ね備えた不世出の文人の生涯を、江戸後期の文事と時代状況のなかに活写する画期的評伝。
みんなの感想まとめ
歴史と文学が交差する中で、著名な文人の生涯が描かれています。頼山陽の作品『日本外史』は、幕末維新以降の日本人に深い影響を与えたことが評価されていますが、彼自身の人生や思想についてはあまり知られていない...
感想・レビュー・書評
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『日本外史』で名高い頼山陽だけど、それ以外のことは全然知らない人だ。漢籍に優れた人だからとはいえ、いろいろなことを紹介するのに、漢文読み下しの文語体で説明されると、どうにもついていけない。格調の高さは伝わるけど。
ちょっと読者に求めるリテラシーが高いような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本外史は幕末維新以降もかなり広く日本人に影響を与えたと評価し、頼山陽についての概説をということで書かれた本。頼山陽といえば小学生の時にマンガ人物日本の歴史のような名前のシリーズで信玄と謙信を主人公としたものの第四回川中島合戦のところで鞭声粛々の漢詩が紹介されそれで名前は知っていて、広島の記念館も行ったことがあったのでそれとなく認識はしていた。しかし著者も書いているとおり、戦前を否定することに急だった戦後日本においてはあまり顧みられることがなくなっていると思う。
頼山陽が躁鬱病的な患いをしていて、自分の野心から失踪したりせっかく引き取ってもらった先を出たりと問題児で、周りからの評判も非常に悪かったというのは初めて知った。耶馬渓の命名者ということや長崎で聞いたナポレオンのロシア遠征をネタに詩を作っていたことも。
日本外史や通議といった代表的な作品が生まれるまでの経緯。儒教的な王道論に基づく尊王主義。16歳からの地勢への関心。
勢と機の歴史哲学について、勢は変の原動力で人間の力を超えた存在であるが、勢を制為するのが人間の役割。そして一瞬一瞬の機を洞察し働きかけることで歴史を具体化できる。この考えは山陽オリジナルのようで朱子学から外れるという批判も受けていた。起源は孫子にあるのではないかとしている。
日本外史への批判として史実の誤謬があるが、山陽は蔵書を持たなかったのと後世新たに明らかになったことがあるから。他には他人の論賛のパクリとする批判もあるが、類似を単純に剽窃とは言えないのと、新しい視点もあるとする。
北野映画で信長が荒木村重に刀で饅頭食わせる元ネタって隠徳太平記ってのがあったんだな。それと書簡の一人称が僕。 -
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東2法経図・6F開架:B1/4-3/2016/K
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