古墳と埴輪 (岩波新書 新赤版 2020)

  • 岩波書店 (2024年6月24日発売)
3.56
  • (2)
  • (9)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 214
感想 : 25
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784004320203

作品紹介・あらすじ

三世紀から六世紀の日本列島で造られた、おびただしい数の古墳。人びとはなぜ、憑かれたようにそれらを造ったのだろうか。考古学研究の第一人者が、中国、朝鮮半島の葬制からの影響も視野に入れつつ、古墳の宗教的、社会的役割を考察。ヤマト王権成立との関わりにとどまらず、古墳と埴輪の本質と古代人の他界観に迫る。

みんなの感想まとめ

古墳と埴輪の魅力を探る本書は、日本の古代文化に対する新たな視点を提供します。特に、古墳が中国や朝鮮半島の葬制から影響を受けていることを示し、日本人の祖先崇拝や葬送儀礼のルーツを理解する手助けをします。...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 兵庫県立考古学博物館館長「和田晴吾」先生から、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」登録2周年記念メッセージをいただきました/藤井寺市(2021年07月06日)
    https://x.gd/OEzCt

    終了した催し
    文化財イベント 特別展 埴輪の世界-埴輪から古墳を読みとく- - 全国遺跡報告総覧(会期:2019-10-05〜12-01)
    https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/event/353

    和田 晴吾 (Seigo Wada) - マイポータル - researchmap
    https://researchmap.jp/read0175796

    古墳と埴輪 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b646713.html
    -----------------------------
    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • こんなマニアックな世界があったとは! 非常に興味深い。
    2000年も前から中国と交流があったなんで驚きだが、日本人の祖先崇拝や葬送儀礼は中国の原始儒教がルーツであることがよく理解できた。古事記の黄泉の国伝説も荒唐無稽で支離滅裂なストーリーだと思っていたが、これも中国の伝説が伝わったのか。
    欲を言えばもう少し図解を充実させて欲しかった。墓や埴輪の構造を文章で説明されてもちっともイメージできない。

  • 難しいと感じたけれど、丁寧にひとつひとつ語られていて、次第に読めるようになっていったと思う。当時の他界観。興味深い。

  • Audibleにて。埴輪展行きたかったなあの気持ちで。前方後円墳にしろ埴輪にしろ、日本独自というイメージがなんとなくあったので、中国の俑や朝鮮半島からの流れを汲むというのを新鮮な気持ちで聞いた。聞き慣れぬ名詞と地名が多くてながら聞きには向いていなかった。

  • 2024年7月8日購入。

  • 古墳は日本の古代における王や豪族の眠る場だった。前方後円墳、円墳、方墳など、その形状は多種多様で権力の象徴でもある。古墳を彩る埴輪。人や動物、家などを模したこれらは死者を守るとともに当時の生活を伝えるタイムカプセルである。埴輪の配置や種類から古代人の信仰や社会のあり方が見える。単なる「お墓」ではなく、古墳と埴輪は古代日本の文化そのものを映し出す鏡である。過去の人々が託した思いに触れると現代の私たちも時を超えた繋がりを感じずにはいられない。

  • 考古学研究の第一人者である著者が、中国、朝鮮半島の葬制からの影響も視野に入れつつ、古墳づくりをはじめとする古墳にまつわる葬送儀礼全体(本書では「古墳の儀礼」と称される)について実態を明らかにし、その背景にある当時の人々の他界観や信仰などについても探る。
    最近の研究も踏まえて、古墳の成立から終焉までの変遷や埴輪の種類と役割、東アジア諸地域からの影響などについて丁寧にまとめられており、かつての考古学徒として勉強になった。また、「天鳥船信仰」や、埴輪は他界を表現した舞台装置であったということなど、著者の提示する古墳と埴輪の背景にある古代の人々の他界観や信仰などについての推論も十分妥当性があるように感じた。
    古墳づくりをはじめとする「古墳の儀礼」が、当時の社会の人・もの・情報の流通を促す最大の原動力になり、王権や社会の統合を進めたというのも重要な指摘だと感じた。
     

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000071542

  • 日本の古墳が大陸の影響を受けて、変化していく様子が説明されている。欲を言えば、近畿九州に偏りがあり、東海地方に触れてもらえると良かった。

  • 良い本なのだが、私が求めていたのは埴輪の分類とその成り立ちや、実際の収集品だったので、古墳の来し方を詳説したこの本はマッチしてはいなかった。古墳とは何なのか、についてはよくわかった。

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/2020/K

  • <目次>
    第1章  古墳の出現とその実態
    第2章  他界としての古墳
    第3章  埴輪の意味するもの
    第4章  古墳の儀礼と社会の統合
    第5章  古墳の変質と横穴式石室
    第6章  古代中国における葬制の変革と展開
    第7章  日中葬制の比較と伝播経路

    <内容>
    第5章までは、最近の古墳研究のまとめになっているようで、理解が進んだ。第6,7章は、これも近年の研究による、日本の古墳や石室の作りが大陸由来であることを説明してくれている。まだ研究は初期のようで、歯にものの挟まったような説明だった。

  • 【請求記号:210.2 ワ】

  • 配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01429471

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/716648

全18件中 1 - 18件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1948年奈良県生まれ。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程中退、京都大学助手、富山大学人文学部助教授、立命館大学文学部教授を経て、現在、兵庫県立考古博物館館長、立命館大学名誉教授・博士(文学) ※2018年11月現在
【主要編著書】『古墳時代の葬制と他界観』(吉川弘文館、2014年)、『古墳時代の生産と流通』(吉川弘文館、2015年)、『講座 日本考古学』第7・8巻(共編著、青木書店、2011・12年)

「2018年 『古墳時代の王権と集団関係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田晴吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×