ギリシア神話 (岩波ジュニア新書 40)

  • 岩波書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005000401

感想・レビュー・書評

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  • ギリシャ神話に関して何の知識も無かったが、この本はすらすら読むことができた。はじめに人物の概要が説明され、その後に個別の物語を見ていく形式だった。

    神、ときくと、何か人間とは遠い偉大な存在のようなイメージを抱いていたが、ギリシャ神話に出てくる神は、恋をしたり、嫉妬をしたり、とても人間的で身近な存在のように感じた。

    ギリシャ神話にはカフカの変身に見られるような現代性も読み取れることも言及されていた。


  • ・巻末に親子関係の図が記載されているので、登場人物が増えてきてもそこまで苦にはならない

    ・ギリシア神話を広く浅くという感じに著しているので、入門書としてはとても良いと感じた

    ‪‪✕‬
    ・広く浅くなので仕方の無いことだが、出来事の詳しい経緯が書かれていない

    ・一部の登場人物が名前だけ先に出て後から詳細がわかるという形で書かれていたので、そこだけわかりづらかった

  • ギリシア神話についての説明文
    分野は好きだが時間が足りなかった。

  • 6-

  • ギリシャ神話に由来する用語は、現代の日本社会においてすら日常的に良く耳にする機会があります。
    様々なメディアでもギリシャ神話をモチーフにした作品が絶えることなく生産されています
    しかしながら、ギリシャ神話という体系的な本が存在するわけではないので、その内容を実際知っている人は少ないと思いますし、
    ギリシャ神話についてできればその代表的なエピソードだけでもきちんと把握しておきたいという人には、この本はお勧めです。
    この本では、いくつかのテーマ(”神々”や”英雄”、”愛”等)を取り上げ、それに関連するギリシャ神話のエピソードを分かりやすく解説していく体裁となっています。
    各テーマを読み進めていくうちにギリシャ神話の登場人物たちの姿を通し、古代ギリシャ人たちの人生観や世界観、愛憎が感じられるような気がしました。
    また、ギリシャ神話の神々がギリシャ起源の神々ではなく、他の文化圏の神々が多く形を変えて取り込まれている事が分かり非常に興味深かった。

    所々に神話学者ジョゼフ・キャンベルの著作からと思われる神話のモチーフの類型に関する用語が記載されていたが、この本の読者となる年齢層には馴染みのないものではないかと思われましたので、それに関する説明もあると良かった気がしました。
    (それにジョゼフ・キャンベルの神話に関する話は、とても面白くもあるので是非、神話などに興味のある若い人には知ってもらいたいと思いましたので)

  • 三葛館新書 164||NA

    ギリシア神話は「面白い物語の無尽蔵の宝庫」です。その初歩的ハンドブックである本書は中高生向けに書かれたジュニア新書なので、言葉遣いが平易。古代の壺絵や彫刻、近代の絵画などの挿画も多くて、読みやすい。読めば主要神話が一通りだいたいわかるというすぐれものです。ギリシア神話は本当に奥が深いのですが、その魅力をコンパクトに伝えてくれます。
    【レビュー:保健看護学部 西村賀子先生】

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64827

  • 図書館
    新しい本かとおもったら改版なのね。初版は1981年、2011年に改版。
    わかりやすくてよかったです。ちらっと触れられてたオルペウス神話が気になるわあ。

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著者プロフィール

(なかむら・ぜんや)
1925年福井県に生れる。1949年京都大学文学部卒業。西洋古典文学専攻。1985年歿。

「2022年 『ヨーロッパ文学とラテン中世【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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