英語ことわざ集 (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (1984年12月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005000869

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  • #3856ー74ー101ー287

  • It is no crying over spilt milk.
    It is no use ~ingは、「~してもしようがない」「~しても役に立たない」という意味だから、そのまんま訳すなら、このことわざは、「こぼれたミルクを嘆いてみてもしようがない」となります。

    日本語の「後悔、先に立たず」は、どちらかといえば、「後悔しなくて済むように、しっかり考えて行動しようね」という、事前準備に焦点があたった言葉ですが、英語のほうは「ミルクこぼしたくらい、しゃぁないやろ、嘆いてるヒマがあったら、拭くとかなんとか、次を考えや」と、その後に目線があるような感じがします。

    All work and no play makes Jack a dull boy. 
    勉強ばかりして遊ばないと、ジャックはさえない子になる。って、ところでしょうか。日本のことわざで近いのは、「よく学び、よく遊べ」。
    これもやっぱりそっくりなのに、その言葉の立ち位置が、微妙に違う。

    遠く離れた世界の国々に、申し合わせたかのようによく似たことわざがあるのは、どこにいても人間は人間で、同じように生き、同じように考えてきたんだ、ということの、証拠であるように思われます。と同時に、同じことをビミョウ~に違った形でとらえてるってことも、ことわざは、教えてくれます。

    世の中は広いようで狭く、狭いようで深い。よく似たことをほんの少し異なる視点でとらえなおすことができて、おもしろいです。

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著者プロフィール

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923-2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。『思考の整理学』は40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得て発行部数は300万部を超える。著書に『新版「読み」の整理学』『忘却の整理学』『新版 知的創造のヒント』(ちくま文庫)など多数。

「2026年 『新版 空気の教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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