地震・プレート・陸と海―地学入門 (岩波ジュニア新書 (92))

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  • 岩波書店
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005000920

感想・レビュー・書評

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  • ジュニア向けだがおもしろい本。東日本大震災後読み、一年たって再読。2012/3/31再読。

  • 課題で。
    読みすすまなすぎて、びっくりした。

  • 【東日本大震災関連・その③】
    (2011.05.26読了)(購入時期・不明)
    神さんの本棚にだいぶ前からありました。ウェゲナーの大陸移動説について書いた本かなと思っていました。興味あるテーマではあるので、いつか読もうと思っていたのですが、東日本大震災の記憶が冷めないうちにと思い、やっと手に取りました。
    あまり面白さは期待していなかったのですが、期待していなかった分なのか、かなり面白く読めてしまいました。今回の震災で、テレビや新聞で断片的に目にしていたことが、一つのまとまりのある知識として、学ぶことができたようです。
    浜岡原発が運転停止を求められた理由も納得できました。
    1854年に東海沖から四国沖にかけての安政地震が起きています。ほぼ同じ場所で、1944年に東南海地震、1946年に南海地震が起きています。90年ほど隔てて起きた地震の震源域を比較すると駿河沖から東海沖にかけての部分が震源域になっていないのです。この部分に150年分のストレスがたまっているのです。ここに浜岡原発があるのです。(140頁)

    章立ては以下の通りです。
    1、地球はまるい
    2、地球はまるくない?
    3、陸と海はどうちがう?
    4、海はなぜ深い?
    5、海の底が生まれる
    6、海の底がひろがる
    7、海洋底のゆくえ
    8、地震はなぜ起こる?
    9、島弧
    10、山はなぜ高い?
    11、ヒマラヤ・チベット物語

    ●「大地は動く」(ⅴ頁)
    地球にはなぜ海のように深い所があるのでしょう。海にはなぜ海溝のように特別深いところがあるのでしょう。陸にはどうして山のように特別高いところがあるのでしょう。答えの鍵は「大地は動く」という事実です。
    ●地球はまるい(4頁)
    天体は大きくなると自分自身の引力で中のものを押しつぶそうとするようになります。小天体の直径が500キロメートルにもなると圧力に負けて中のものは押しつぶされて変形し、全体としてできるだけ小さくなろうとするようになります。どこもかしこも小さくなろうとすると全体のかたちはまるくなります。
    ●海の水は外に飛び出す(14頁)
    地球は自転しています。だから「遠心力」で海の水は外に飛び出そうとしています。それなのに宇宙のかなたにまで飛んでいかないのは、もちろん地球の「引力」のせいです。「引力」は「遠心力」の300倍も大きく、海水を地球にしっかり引きつけています。
    ●リソスフェアとアセノスフェア(46頁)
    地球表面の厚さ約100キロのカチカチ層を地学では「リソスフェア」といいます。その下のネトネト層は「アセノスフェア」といいます。
    (深さ100~200キロにかけては岩石が一部溶けだしています。地球の中へ潜っていくと、温度はどんどん高くなり、深さ100キロぐらいで岩が溶けるほどになるのですが、200キロを過ぎたあたりで圧力の高さで溶けにくくなります。)
    ●大西洋中央海嶺(61頁)
    かつて南北アメリカ大陸とヨーロッパ・アフリカ大陸は一つの『超大陸』だった。ある時、この超大陸に巨大な裂け目が入って、大陸は次第に分裂していった。今みる大西洋中央海嶺は、この巨大な裂け目に他ならない
    ●二億年より古い海洋底はない(97頁)
    パンゲアが割れたのが、一億年から二億年前だ。大西洋は、パンゲアが割れた後に広がった海です。だから大西洋には二億年より古い海洋底がない。一方、太平洋はパンゲアが割れるずっと以前からあった海です。それなのに太平洋にも、二億年より古い海洋底は存在しません。なぜでしょう。この謎を解く鍵が「海溝」です。
    海溝は中央海嶺から拡大してきた海洋底の行き着く先なのです。ここから海洋底は地球の中へ入り込んで、地表からその姿を消すのです。(101頁)
    二億年より古い海洋底は、もう地球の中に入り込んで、地表からは姿を消してしまっているのです。(106頁)
    ●地震と津波(138頁)
    海溝沿いに巨大地震が発生すると、必ずと言っていいほど津波が起こります。巨大地震のとき急激な海底変動があります。海底が急に持ちあがったり、落ち込んだりすると、その瞬間、海水もそれだけ持ちあがったり落ち込んだりします。こうして海面に生じた凸凹はすぐに崩れて周囲に波として伝わっていきます。これが津波です。

    ☆関連図書(既読)
    「総点検・地球50のナゾ」那野比古著、こう書房、1984.08.20
    「地球物語」浜田隆士著、新潮文庫、1987.02.25
    「地球・海と大陸のダイナミズム」上田誠也著、日本放送出版協会、1994.01.01
    「地磁気逆転X年」綱川秀夫著、岩波ジュニア新書、2002.05.20
    (2011年5月29日・記)

  • 読了しての最初の感想は「う~ん、難しい!!  ジュニア新書と言えどもこれは侮れない」というものでした。  表紙の絵は可愛いし、本のスタートは架空の地底探査ロケットの旅のお話とバリバリ文系の KiKi にもついていきやすい本だったのですが、途中から融点分布やら音波やら磁気異常やらというはるか昔に物理の授業で習っただけで KiKi の人生にはまったく登場しなかったような言葉が頻発しだすにつれオロオロしだし、「リソスフェア」だの「アソスフェア」だのという専門用語が登場するに至っては「読み進めるのをやめようか?」と思っちゃったぐらい。  因みにこのリソスフェア & アソスフェア以外には地学専門用語と思しき単語は出てこなかったのですが、KiKi のような超ど素人には締まらなくてもいいから(著者がこの言葉を使う際にそう言い訳(?)している)それらのリソスフェアとアソスフェアが何者かを説明してくれているくだりの「カチカチ層」「ネトネト層」という言葉を使い続けてくれた方が嬉しかった(苦笑)

    (全文はブログにて)

  • [ 内容 ]
    「陸と海はどうちがう?」
    「地球のふくらんでいる所が陸で、へこんでいる所が海です」
    この答では、現代の中高生としては失格です。
    この本は、大規模なプレート運動によって、海が拡がり、地震・火山・しゅう曲などの地質活動が起こるダイナミックなメカニズムを、わかりやすく解説します。
    調べれば調べるほど地球は面白い。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 固体地球科学の入門書です. 初めて読んだ地球科学の本でしたが, ジュニア新書なので難しい地学用語も使わておらず, わかりやすく書かれていました. 「山はなぜ高い?」というような答えられそうでちょっと考えてしまう目次も面白いです.

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