手塚治虫がねがったこと (岩波ジュニア新書 163)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005001637

作品紹介・あらすじ

手塚治虫の40年の仕事をふりかえり、漫画という自由な場を通じて彼が投げかけつづけたことをたしかめる。科学技術と人間、戦争と平和、善と悪…。それらはもちろん今も問題でありつづけ、これからを生きる子どもたちの前に横たわる。「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」から「アドルフに告ぐ」にいたるまで、手塚漫画と共に育った著者の、生き生きとした一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 手塚作品の系統だてた解説。追い求めたテーマの解説。こうして並べられると漫画の神様というのが改めて分かる。この多作ぶりは驚きだ。

  • 章立てが特徴的。手塚治虫の生い立ち、思想について、それぞれの章について数作品を窓口にして述べている。たとえば、1章「三人の『重要人物』―初期手塚漫画の達成」に、『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』のように。その内容としては、章立てとは打って変わって、平易な語り口で網羅的。悪く言えば少し平板。ジュニア新書なので仕方ないところかな。

  • (1989.08.26読了)(1989.08.22購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    手塚治虫の40年の仕事をふりかえり、漫画という自由な場を通じて彼が投げかけつづけたことをたしかめる。科学技術と人間、戦争と平和、善と悪…。それらはもちろん今も問題でありつづけ、これからを生きる子どもたちの前に横たわる。「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」から「アドルフに告ぐ」にいたるまで、手塚漫画と共に育った著者の、生き生きとした一冊。

  •  いいところを衝いてはいるが、手塚作品の弱点や欠点をも善意に解釈しすぎている。ジュニア新書の枠の問題があるとはいえ食い足りない。

  • [ 内容 ]
    手塚治虫の40年の仕事をふりかえり、漫画という自由な場を通じて彼が投げかけつづけたことをたしかめる。
    科学技術と人間、戦争と平和、善と悪…。
    それらはもちろん今も問題でありつづけ、これからを生きる子どもたちの前に横たわる。
    「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」から「アドルフに告ぐ」にいたるまで、手塚漫画と共に育った著者の、生き生きとした一冊。

    [ 目次 ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 手塚治虫作品を読んだことがない自分でも手塚治虫がいかに素晴らしい漫画家であったかが伝わってくるネタバレ満載の一冊。

  • 手塚治虫は偉大なひとだなー。

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著者プロフィール

1939年埼玉県生まれ。法政大学文学部卒業。子ども調査研究所所員をへて教育評論家。主な著書に『子どもたちの現在』(風媒社)、『気分は小学生』(岩波書店)、『手塚治虫がねがったこと』(岩波ジュニア新書)、『行きて帰りし物語』(ニホンエディタースクール出版部)など多数。

「2019年 『子どもの本の道しるべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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