ブッダ物語 (岩波ジュニア新書)

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本棚登録 : 70
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005001712

感想・レビュー・書評

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  • 仏教に関する本をちょこちょこ読んではいても、肝心のゴータマ・ブッダの生涯をよく知らなかったので手に取った入門書。
    まず、思った以上に今の日本の仏教とゴータマ・ブッダの教えには直接伝わってるものが多いこと。恥ずかしながら、お盆や、地獄などは悟りの追求とあまりにもかけ離れているように思え、民間信仰がどこかで混じったものだと勝手に決めつけておりました。。反省。
    当時一般に流布していた既存の信仰に沿って語られた部分、ブッダの思いやりから人の苦しみを和らげようと生まれた方便など、多彩な表現が含まれているのはむしろリアルで、多くの人々から頼られた実在の賢者の生涯として説得力のあるものだった。
    とても平易な言葉で読みやすく、でも奥行きのある、いい本です。

  • 私がこの本を手に取った理由はズバリ、聖★おにいさんのブッダの
    元ネタが知りたかったから……という不心得者な発想からです、はい。
    他の方のレビューのようなしっかりした理由も感想もないので
    ちょっと心苦しい……。

    こんな私のような者にも、この本は非常にやさしく、読みやすい文章で
    ブッダの一生とその思想についてピックアップした部分を教えてくれました。

    ふむふむ……ブッダは生涯でこのような遍歴の旅をしたのか……。

    あっ、聖★おにいさんでも出てきた弟子の名前が出てきたぞ……
    元ネタ(失礼な!)の人は本当はこんな人物なのか……。

    あっ!この出来事、聖★おにいさんでネタに取り上げられてたぞ……!

    などなど、完全に本来意図された方向とは違う方向からこの物語を
    読んでしまいましたが、個人的には読んで良かったと満足する一冊でした。
    きっかけは漫画の元ネタを見てみたいなんて理由でしたが、ブッダという
    その人の生きざま、考え方を知るにつれ、その人そのものを今度はもっと
    知ってみたいと思うようになりました。
    うれしいことにこの中村元さんは私の地元・島根県の方だそうで、
    これをご縁にまたこの方の著書を手に取ってみたいと思います。

  • ブッダの生涯をわかりやすく解説していて半日でよめた本でした。小難しい言葉もそこまで出ていないし。悟りを開く時の感覚は、やはりトランスパーソナル心理学につながります。

  • 奈良国立博物館のショップで売ってて気になってた本:その2

    何でもわかってて何を聞いても答えてくれる人が身近にいたら
    そりゃ王様も通い詰めるわな~と羨ましくなったり。

  • 彼は形而上学的な議論について、一切判断しない判断中止の思想を持っていた。ブッダは、人間の思考能力では解決できない問題を議論することは心の安らぎや悟りを得るためにはなんの意味もないとして、形而上学的なことがらについて無駄な議論をしないという立場を取っていたが、サンジャヤの思想はこれに近い。

    p69

    ブッダは信徒たちに向かって「人間としての道を実行するのに怠ってはならない戒めを守りなさい」と説いた。
    仏教で説く戒めとは、悪を戒める4つの戒め(1-4)とそれ自体は悪ではないが悪を引き起こしやすい戒め(5)とのあわせて五戒である。
    1.生き物を殺してはならない。
    2.盗んではならない。
    3.邪淫を行なってはならない。
    4.偽りを語ってはならない。
    5.酒を飲んではならない。
    仏教信者にとってはこの五戒を守ることがその入り口とされている。

    p164

    「この世で自らを島とし自らをたよりとして、他のものを頼りとせず、法を島とし、法をよりどころとして、他のものをよりどころとするな」

    自分が死ぬことを嘆いてはいけない。生まれたものは必ず死ぬという運命を、なんびともまぬがれることは出来ない。無常の理、すなわち全てのものは変化してゆくものであるという真理は絶対である。しかし死ぬのはこの私の肉体である。それは朽ち果てるものである。真の生命は私が見出し、私が解いたり方である。それに人々が気づいて実践しているならば、そこに私は生きている。永遠の命である。

    ブッダが亡くなったあとでは、何にたよったら良いのであろうか。ここで「自らに頼れ。法に頼れ」とブッダは教えるのである

    p171-172

  • [ 内容 ]
    ブッダはお釈迦さまの名で知られる仏教の開祖です。
    シャカ族の王子に生まれ、生きる苦しみから悟りを開き教えを説くにいたったその生涯をたどり、仏教の教義をわかりやすく説明します。
    四苦八苦、因縁、縁起、業などよく使われる言葉の本来の意味を解説し、悟りとは何かを明らかにするやさしい仏教入門。

    [ 目次 ]
    1 誕生
    2 宮廷の栄華
    3 出家
    4 悟りを開く
    5 教えを説く
    6 ブッダの子供たち
    7 最後の旅
    8 入滅

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    [ 参考となる書評 ]

  •  世界史のおさらいとともに、宗教のおさらいも。ジュニア新書から出ているので、平易な文体でわかりやすく読みやすい。
     これを読んで手塚治虫の『ブッダ』を読むと、手塚治虫が如何に丁寧に考証を重ねた上で作品をつくったかのかがよくわかる。残念ながら、個人的にブッダの思想にはあんまり賛同できないのだけれど。

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プロフィール

1912年、島根県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院学院長、比較思想学会名誉会長、学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。紫綬褒章、文化勲章、勲一等瑞宝章受章。人間ブッダの姿を明らかにするとともに、人類共通の普遍思想を求めて、仏教と西洋思想の比較思想研究を推進。著書に『〔決定版〕中村元選集』全40巻(春秋社)、『広説佛教語大辞典』全4巻(東京書籍)、訳書に『ブッダのことば』『ブッダ 神々との対話』(ともに岩波文庫)などがある。99年逝去。

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