ひめゆりの沖縄戦―少女は嵐のなかを生きた (岩波ジュニア新書)

著者 : 伊波園子
  • 岩波書店 (1992年6月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005002078

ひめゆりの沖縄戦―少女は嵐のなかを生きた (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    半世紀前、一〇代の少女たちが戦争のなかを生きた。
    「飯上げ」、傷病兵の看護、壕掘りといった作業は彼女たちを死の危険にさらした。
    米軍に追われて、ついに最南端まで追いつめられてゆく。
    一八歳の一少女の目を通して、多数の住民を死に巻きこんだ沖縄戦の実相が浮かびあがる。

    [ 目次 ]
    1 ひめゆり平和祈念資料館で
    2 沖縄戦前夜
    3 南風原陸軍病院で
    4 喜屋武半島で
    5 死線をさまよう
    6 ゼロからの出発

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    [ 参考となる書評 ]

  • 当時を思い出し、書いたり語ったたりするのも相当に辛いことなのだ
    ろうと思う。それでも、ひめゆり学徒隊の生き残りである女性たちは
    自らの体験を書き、語り、後の世代に戦争の惨禍、そして平和の大切
    さを伝えようとした。

    心を引き裂かれ、血の出るような思いで書かれたり、語られたりした
    ことを、私を含め戦争を知らない世代は受け止め、考えなくてはいけ
    ない。

    ひめゆり学徒隊。沖縄県女子師範学校と沖縄県立第一高等女学校の
    教師と生徒を主体に作られた女子学徒隊の悲劇については映画や
    小説でも取り上げられた。

    著者は沖縄県女子師範学校の卒業間際に看護要員として動員された。
    そして、体験した沖縄戦。アメリカ軍の攻撃を避けながら壕を転々と
    し、その合間に傷病兵の手当てをし、極度の疲労と食糧不足に悩まされ、
    多くの恩師や級友を失いながらも「鉄の暴風」を生き延びた。

    小学校高学年以上向けの作品なので、筆は抑えられているのだろうが
    それでも沖縄戦の悲惨さは伝わって来る。

    逃げ延びる為に足手まといになる傷病兵を置き去りにしたり、海に入って
    自決することを求められたり、子供が泣くからと壕から追い出された女性
    がいたり。

    本土からの支援物資は届かず、負傷者の手当ての為の包帯や薬品も満足に
    ない。

    文字通り、沖縄が捨て石だった。そんな激戦を生き延びても、戦後には
    生き残った後ろめたさを抱え込まなければならないなんてなぁ。

    生き延びて語る勇気を出してくれたことで、沖縄戦で何があったかを
    知ることが出来るのだと思う。

    国は国民を守らない。改めて感じた。

  • 職員旅行で沖縄に行くことになり、せっかくなので事前に知識を詰め込んじゃおうと読み始める。

    沖縄戦を知らない日本人、多いんじゃないかな?

    森山良子さんの「さとうきび畑」という歌の歌詞が、沖縄戦争のことを歌っているのを初めて知る。

    戦争は悲劇しか生まない。
    戦争のない世界がくることを願う。

  • ゲリラ戦に持ち込んで住民を巻き添えにし、時間かせぎをする方針を立てた事は、全く情けない。本当に何のための軍隊だったのか。こういうことを最近の日本国民は忘れかけている気がしてならない。

  • 沖縄に行く方は、ぜひ。
    沖縄の地に立った瞬間から、見えるものが違うはず。

  • ひめゆり学徒隊で生き残った筆者が、太平洋戦争の開戦から、沖縄の本土復帰までを綴った本。

    ひめゆり関係の本は、どれを読んでも生々しい。
    軍病院に勤務していたから当然なのかもしれないが、死や血肉の話が多く、顔を背けたくなる描写が多い。この新書は、戦後に壕から収集された治療器具や遺骨の写真があるので、より生々しく感じるのかもしれない。

  • 沖縄旅行に行く前に。


    比較的読みやすい文体なので小学校高学年位の人にオススメかもしれない。

    日本だけのことではないけれど、こういうことがあったということは、忘れられるべきではないと思います。

  • 今となっては伝聞でしか想像できない戦争、そして沖縄戦だけど、これはその当時の様子をリアルに語ってくれている。
    唯一、日本の大地で行なわれた戦争。男と同じく戦場に出され、男よりすさまじく、むごたらしい戦火を過ごしたひめゆり部隊の少女たち。

    戦争は絶対にあってはならない。

  • 岩波ジュニア新書

  • 4005002072  201p 1995・4・5 8刷

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