コルチャック先生 (岩波ジュニア新書 (256))

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  • 岩波書店
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005002566

感想・レビュー・書評

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  • 『子どもの権利条約』の精神的な父。
    その生きた時代、ワルシャワの様子、ユダヤ人の迫害。
    勉強になる一冊です。
    .
    私は、コルチャック先生の名前を知らなかった。
    『子どもの権利条約』については聞いたことが有ったのだけれど、その精神的な父と言われるヤヌシュ・コルチャックが、ポーランドに居たのだということは知らなかった。
    .
    コルチャック先生は、ある映画に唐突に登場してきた。
    映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』
    ナチスドイツに支配されたポーランドの首都ワルシャワに有った動物園を舞台にした、弾圧されたユダヤ人を救った話だ。
    そのワルシャワに、コルチャック先生もいた。
    ユダヤ人をまとめて収容したゲットーに子供たちとともにいたコルチャック先生の姿が映画に登場する。
    私としては、「この人誰?」なのだが。(^^;;
    ゲットーの子供たちを救うべく、動物園の園主たちが奔走する。
    ますます、悪くなる情勢の中、ワルシャワ全体が暗く、荒んで行く。
    そして、ゲットーから絶滅収容所へ移送される日が来る。
    コルチャック先生が子供たちと共に貨車に乗り込もうとする時、支援者たちが引き止めようと説得する。このシーンがまた映画に出てくる。
    「よっぽど大切な人なんだろう」と想像は出来るものの、一体誰なのか分からなかった。
    コルチャック先生は、子供たちと共に絶滅収容所へ向かいその後は不明である。
    .
    という疑問から、この本にたどり着いた。
    この本では、コルチャック先生が生きたワルシャワの様子。
    急激に悪化するポーランドの国内情勢。
    そして、コルチャック先生の子供たちへの愛と深い考察。
    これらから、後の『子どもの権利条約』へ続く精神について書かれています。
    これを読みながら、ナチスの下で行われたユダヤ人の迫害の様子も見えてきます。

  • 岩波ジュニア新書256。児童書というかこういう思春期の子達の読み物って、変に感動的だったり情に訴えたりしないことに気が付いた。そういうのって通用しないんだな、きっと。
    コルチャック先生が3週間もキブツ訪問していたとは初耳。何が気に入らなかったのかな。

  • [ 内容 ]
    「私は子どもたちの父親なのです。私だけがどうして」自分だけにさしのべられた救いの手を拒絶し、教え子たちとともに死の収容所トレブリンカ行きの貨車へ……。
    ポーランド系ユダヤ人で「子どもの権利条約の精神的な父」と言われる教育者コルチャック(一八七九‐一九四二)の壮絶な生涯を描き、その先駆的な人権思想を辿る。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 中学生から読めるコルチャック先生の伝記。

    第42回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(高校の部)

  • 2007 3月読了

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