国際感覚ってなんだろう (岩波ジュニア新書 264)

著者 :
  • 岩波書店
3.23
  • (1)
  • (5)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005002641

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 岩波“ジュニア”新書なので、高校生くらいを対象にしただけにとても読みやすかった。この本を読んで、小学校英語必修化についての是非を思い出した。英語を話すことができるだけが“国際人”ではない。外国人とコミュニケーションをとるのに、もちろん英語は必要だが、大切なのは手段ではなく、その話す内容。小学校段階では、手段ではなくまず、その内容やコミュニケーション能力を育むことが大事だと、この本を読んで改めて思った。特に、「自分の考えをもつこと」、「それを正確に伝えること」が日本人には弱い力だ。日本ではある議題について話し合う機会がまだまだ少ない。討論の力を鍛えるためにも、話し合う活動を小学校に取り入れていくべきだ。

著者プロフィール

 日本大学文理学部教授(教育実践研究、教育内容・方法論) 1951年秋田県生まれ。
 2006年に「獲得型教育研究会」を創設。日韓米の高校生が演劇的発表を創り出す「グローバル・クラス」など、数々の実験的プログラムの運営に携わり、教育における演劇的手法の可能性を国際的な視野で研究している。著書に、『国際感覚ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)、『教育における演劇的知』(柏書房/第42回演劇教育賞・特別賞)、『中高生のためのアメリカ理解入門』(編著、明石書店)、『教師 学びの演出家』(旬報社)、『大学生のための 知のスキル 表現のスキル』(東京図書)、『教育方法としてのドラマ』(J.ニーランズと共著、晩成書房)などがある。

「2014年 『教育におけるドラマ技法の探究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡部淳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×