砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書 276)

著者 :
  • 岩波書店
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  • / ISBN・EAN: 9784005002764

感想・レビュー・書評

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  • 今でこそ健康の敵のように扱われている砂糖だが、かつては世界中の誰からも好まれ、広く取引される代表的な「世界商品」だった。
    この「世界商品」を独り占めできれば大きな利益があげられる。
    世界の歴史は、そのときどきの「世界商品」をどの国が握るかという競争の歴史として展開してきた。

    さすがの岩波ジュニア。読みやすさと内容の深さが見事に共存している。
    屈指の名著といわれる本書を、なんと8か月も待った。
    コロナ禍のさなか、中高生の間で読み継がれたらしい。
    授業ではピンポイントで覚えるばかりの歴史用語が、この一冊で相互に繋がる快感を想像するとこちらも何やら嬉しくなる。
    大航海時代、コロンブスの交換、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命、ボストン・ティーパーティー事件。。

    さとうきびの生産が植民地化に繋がったのは何故か。
    アフリカ大陸の国々が現在に至るまで開発途上であるのは何故か。
    産業革命で「イギリス風朝食」が成立したわけは。
    ロンドンに喫茶店がないわけは。
    砂糖というひとつのモノを通じて世界史を見ていくと、これまで漠然としていた疑問が霧が晴れるように解けていく。
    私たちの生きる世界がなぜ今日のような姿なのか、砂糖の歴史が教えてくれる。

    17世紀に広まった英国上流階級のティー・パーティは、文化サロンのように理解してきたがそれでは一面的過ぎた。
    「砂糖のあるところに奴隷あり」で、カリブ海のイギリス領植民地は白人6万人足らず、かたや黒人奴隷は46万人もひしめいていた。
    過酷な労働で短命だった奴隷たちは、年間3万4千人もアフリカから輸入されていたのだ。
    「世界商品」として拡大すればするほど、上流階級のティー・パーティーが華やかであればあるほど、(文化が次々に生まれれば生まれるほど)彼らは休む間もなく働き続けていた。

    飽食の時代と言われて久しく、カロリーを抑える方法ばかりに関心がいく。
    その一方で、飢餓に苦しむひとたちも確実に存在する。
    この世界はどこかバランスがおかしい。
    砂糖が高級品だった頃は、もてなしの一端として料理に大量に使用されていた。
    歴史をたどればそもそもは薬用として珍重されていたのだ。
    しかし、良い面があれば悪い面も必ずある。
    「世界商品」の争奪戦によって残された爪痕までは消えていない。

    ハイチの「ティザン」という昔話を、素話にして語ることがある。
    語る前に地図でハイチの場所を指して、1834年に南北アメリカ史上初の独立国であることを説明する。独立の際フランスから多額の賠償金を要求された話をすると、殆どの場合「酷いな!」という声があがる。
    支配する側はいつも、現地から搾取することしか考えなかった。
    日本人のように学校や教会を建て、水道や道路をつくり、商店街や病院や警察や消防署を設けて、みんなが豊かに暮らせるようにしたわけではない。
    独立を認めてやるからお金を払えというのが世界の常識で、今の価値観で歴史を見たらダメだよと念を押す。賠償金を払い終えた後も、ハイチは貧しい。
    すべての歴史は現代史だなと、そんな時考える。

    • nejidonさん
      猫丸さん。
      そうなんですよ!
      きっと友だちどおしの口コミで広まったのかも。いいですよね、
      ところが、残念なことが。。
      中身が鉛筆の傍...
      猫丸さん。
      そうなんですよ!
      きっと友だちどおしの口コミで広まったのかも。いいですよね、
      ところが、残念なことが。。
      中身が鉛筆の傍線だらけで、非常に読みにくかったのです。
      図書館員さんにはそおっと伝えました。まだまだですね。。
      2021/01/06
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      nejidonさん
      ありゃ〜課題図書か何かになったのかな?
      nejidonさん
      ありゃ〜課題図書か何かになったのかな?
      2021/01/06
    • nejidonさん
      猫丸さん。
      友人に訊いたら調べ学習の一端だったらしいです。
      きっと一生懸命だったんでしょうね(*'▽')
      傍線の件はさておき、教科書以...
      猫丸さん。
      友人に訊いたら調べ学習の一端だったらしいです。
      きっと一生懸命だったんでしょうね(*'▽')
      傍線の件はさておき、教科書以外にも勉強になる本がたくさんあるということが広まって良かったなぁと思います。
      教科書より断然楽しいし(笑)
      2021/01/06
  • 砂糖という世界商品(モノ)の生産・動きによって世界史を捉えようというもの。著者は世界システム論と歴史人類学の考え方で書いたという。プランテーション、奴隷貿易、イギリスのコーヒーハウス、イギリスでの奴隷制廃止と関税引き下げをめぐる攻防、ビートの開発など目まぐるしく歴史は動いていくが、その中で見えてくるのは世界システムの強烈さと無慈悲さだ。ヨーロッパ人たちの欲望が歴史を作り、今の後進国の悲惨さを生みだした。産業革命当時の労働者たちの生活も悲惨だったことだろう。それでも、奴隷制は廃止され、人々の生活は改善された。歴史はいい方向に向かっているのか。この世界システムというものが変換しないと同じことの繰り返しかもしれない。この世界システムというものが独り歩きし、我々の生活がそれに隷属してしまっているのではないだろうか。今の世界商品は何?

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      ゴジラとか思い出します。
      あ!ウルトラセブンでお蔵入りになっている作品も、darkavengersさんに今度訊いてよ、、...
      goya626さん
      ゴジラとか思い出します。
      あ!ウルトラセブンでお蔵入りになっている作品も、darkavengersさんに今度訊いてよ、、、
      2021/01/09
    • goya626さん
      ウルトラセブンはなんかシュールでしたよね。darkavengersさんて、ブクログの人?
      ウルトラセブンはなんかシュールでしたよね。darkavengersさんて、ブクログの人?
      2021/01/09
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      はい。darkavengersさんはブクログの方で、興味深い本を色々と、、、
      goya626さん
      はい。darkavengersさんはブクログの方で、興味深い本を色々と、、、
      2021/01/11
  • 岩波ジュニア新書の中でも有名な本なので以前から読んでみたいと思っていた。
    砂糖に焦点を当てた、主にイギリスを中心とする歴史。大航海時代より世界規模になった経済活動やそれを巡る政治の動きが分かりやすい。高校生の世界史の理解を深めるのにいいと思う。

  • 人名とか、用語とか覚えられん……

    歴史自体は嫌いでないものの、学校で習う歴史の授業はそのために好きになれなかった記憶があり、今ちょくちょくと読むようになった歴史系の本も、たまにそこで挫折する。

    『砂糖の世界史』はそういう点において、とてもとっつきやすかった。用語だとか人名だとかはゼロというわけではないけれど、
    砂糖の通史を追うことによって、大航海時代から、植民地や奴隷制度から産業革命に至るまで、とても整理され分かりやすく書かれています。

    またそうした教科書に出てくる大きな歴史だけでなく、砂糖がいかに市民に定着していくかを描いていく中で、イギリスを中心とした市民の文化が描かれていくのも面白かった。

    そして砂糖が安価になるという現象を通して、国と国の相互の結びつきについて実感させられ、個別の国だけでなく、世界全体をみる必要性、またそうした研究や学説もあることも分かりやすく、理解できる。
    言ってみれば世界目線からも、市民目線からも砂糖を通して歴史が語られていきます。

    そしてこの本は過去のことだけを語るだけにとどまらない。砂糖の生産によって生まれたプランテーションや奴隷制度。それが生んだ格差や様々なひずみは現在も続いています。
    南北問題のような先進国と途上国の格差、人種差別……、現代を生きるための問題は、過去からずっと続いているということにも、改めて気づかされる。

    学校で歴史を習っているときは、とにかくその時代のことを詰め込むだけ詰め込むのが正解のように思っていたけど、歴史を学ぶ意義というのは、本来こういうところにあるべきだったのだな、と感じます。

    岩波ジュニア新書の名著とも呼ばれる一冊。それは読みやすさ、面白さだけでなく、改めて世界は一つでつながっているということ、そして現代は過去と地続きであること、そして歴史を学ぶ意義を気づかされてくれるからだと思いました。

  • 私は砂糖が嫌いです。
    歴史学は好きになれそうです。

  • 世界の歴史を砂糖と奴隷制度を通じて読み解いていて面白かった。 イギリス人が砂糖入りの紅茶を贅沢品として嗜むようになり、奴隷制度を使ったサトウキビのプランテーションが盛んになった。 イギリスは植民地でサトウキビのプランテーションで得た莫大な利益を全て自国に持ち帰り、そこに住む人々の生活基盤を発展させるためには使わなかった。ゆえに独立後も貧困状態のままで、格差社会の根源となったというのはとても興味深かった。

  • とても面白くて、巻を措く能わず、一気に読み通した。さすが名作。「世界商品」である砂糖の歴史を見ていくことで、世界史を読み解き、世界がひとつながりであることを鮮やかに描写している。

    本書の特徴は世界システム論の手法で書かれ、生産と消費の両方から砂糖をみている点だろう。世界システム論とは、歴史を国や地域単位でみるのではなく、各国・各地域の相互作用に着目してみる考え方である。もはや専門用語の枠を超えて広く認知されているかも知れない。

    本書でたびたび取り上げてられるトリニダード・トバゴの首相で歴史家エリック・ウィリアムズの言葉、「砂糖のあるところに、奴隷あり」は重い。歴史を学ぶことが過去の事象を知るだけにとどまらず、現在の社会の有り様を知る方法であることを本書は教えてくれる。本当に多くの人にオススメしたい本。

    何かを学ぼうと思ったら、まずはしっかりとした著者が児童向けに書いた入門書を手に取るといい。本書も岩波ジュニア新書だが、その内容は非常に高度で、学ぶところが山ほどある。ジュニア向けということで参考書が挙げられていないのが個人的には痛い。同じ川北先生の『世界システム論講義』を読み返したくなった。

  • この本は、「砂糖」という世界商品を通じて、歴史を調べるという本です。
    砂糖という商品から世界をみることで、各国の繋がりがよくわかり、また商品を通じてのリアルな生活まで知ることが出来るので、とても熱のある世界史が勉強出来ました!
    ぜひぜひ読んでみてください。

  • 初めて岩波ジュニアを読んだけど、なかなか面白いね。ジュニア用だから優しく書いてあって分かりやすい!

    この本は何かでオススメされてて知ったけど、モノに注目して歴史を見ていくと、紅茶や西洋美術史、日本史とも絡んで面白い。
    読んでいくと、著者は奴隷制度をかなり強く批判していることがわかる。
    1775「当世風結婚」(ウィリアム・ホガース)
    →上流階級の息子と大金持ちになった承認の娘の結婚
    →黒人少年の召使が当時流行
    →上品で洗練された文化習慣は、最も野蛮で下品とされた黒人奴隷の犠牲の上に成り立っている


    ●砂糖の起源
    砂糖の原産がどこか未だ不明だが、インドネシアあたりだとされている。
    日本には中国経由で奄美大島に伝来。

    紀元前4世紀(ヘレニズムあたり?)に、ギリシャの支配がイスラム圏まで広がった時に、ヨーロッパへ砂糖きびの存在が知られる。

    ●砂糖の普及
    7~8世紀(ローマ帝国時代)イスラム教伝播。その際に砂糖も布教者と共に広がる。
    特に地中海付近の島々で砂糖きびの栽培始まる。
    (キプロス、クレタ、ロドス、シチリア、マルタなど)

    ●砂糖と奴隷貿易とプランテーション
    11世紀末 十字軍遠征 砂糖の運搬路拡大
    13世紀 ポルトガル独立
    15世紀
    1415 アフリカ北岸占領
    1442 ヴェルデ岬(現セネガル)到達
    1448 バルトロメオ 喜望峰(現南アフリカ)到達
    1492 コロンブス アメリカ大陸到達
    1494 スペイン、ポルトガルで世界を勝手に二分割
    1498 バスコ・ダ・ガマ インド到達
    16世紀
    1500 ブラジル到達
    ※奴隷制度のプランテーション活発に
    ※アントウェルペン市場で砂糖の取引大
    1517 ルター宗教改革
    1581 オランダ(ネーデルランド)がスペインの統治を否認
    17世紀 オランダ台頭 チューリップバブル
    1600 イギリス東インド会社設立
    関ヶ原の戦い起こる。
    1632 日本に出島できる

    17世紀後半、ジャマイカではインディオのほとんどか死亡。海賊の棲みかとなる。
    当時、私拿捕(しだほ)と呼ばれた、自国公認で他国を襲う海賊が横行。
    アメリカ大陸で金を稼いで本土に戻ることを優先したヨーロッパの人々により、当地の教育や環境は無視され、モノカルチャー化がすすむ。

    ●砂糖とコーヒーと紅茶の文化(17~18世紀)
    イギリス…
    紅茶に砂糖を入れるスタイルはイギリス起源。
    17世紀のイギリスでは、茶葉も砂糖も異国の高価なものなので、ステイタス・シンボルとして両方を使う。
    コーヒー・ハウスと呼ばれるカフェで情報交換会や議論が活発に行われる
    →コーヒー豆が自領内で取れないため、コーヒーはあまり浸透しなかった。
    →紅茶は家庭で手軽に飲むものという習慣ができ、コーヒー・ハウスは衰退

    フランス…
    植民地で砂糖を沢山作っていたが、ワインを飲む習慣があったため、砂糖は輸出していた。家庭で淹れるのが難しい、コーヒーをカフェで飲み芸術の話をするなどの文化が花開く

    ポルトガル
    スペイン
    オランダなど
    こちらもワインがあるため砂糖入り紅茶は流行らず。カカオに砂糖を混ぜたチョコレート(ココア)できる→固形チョコレート誕生。

    アメリカ…
    17世紀 自分をアメリカ大陸に住むイギリス人と考えている人が多く、イギリス生活様式を取り入れる。
    18世紀になって、イギリスが植民地戦争に明け暮れて財政が悪化し、アメリカに対して印税紙(消費税)をかける
    →不満爆発でイギリス製品ボイコット運動起こる
    →イギリスは茶以外の税を撤廃したが、ボイコット運動でイギリス製品がない生活に慣れたアメリカ人は特に紅茶に執着せず、近場の中南米のコーヒーを飲むようになる。
    1773年にイギリスの積み荷の茶葉を捨てる事件ボストンティーパーティー事件起こる

    ●奴隷制度の廃止と産業革命
    18世紀は植民地の覇権争いで戦争多発
    →アフリカに植民地をもたないスペインの奴隷供給の地として契約を結ぼうとイギリス、フランス、オランダ、ポルトガルあたりが争う
    (植民地百年戦争ともいわれる)
    19世紀になると産業革命と共に第二次産業>第一次産業の政策が取られ、黒人に同情する人々も現れる。
    1807 イギリス国内で逃亡した黒人召使の無罪判決
    「イギリス本国にいる限り、黒人は奴隷ではない」
    1833 イギリス奴隷制度廃止

    18世紀後半の産業革命で食事文化も変化
    →工場勤務には朝から時間を守ってきちんと働く人が必要
    →都会の労働者スタイルの変化
    →狭くて水道もトイレもない部屋
    →薪もパンもお金がないと準備できない
    →簡単に作れて直ぐに消化できる砂糖入り紅茶(カフェイン+エネルギー)とポリッジ(オート麦、まずい)の普及

    上記の労働者のためには砂糖と紅茶が安くなければならない
    →アメリカの砂糖プランテーションの生産者達の権力が強く、フランス輸入モノより高い砂糖を安くしたい
    →原価を安くするため、生産者を守るための穀物法の撤廃を工場の経営者から求められる
    →砂糖プランテーションを支える奴隷をなくす!

    ●植民地がない国の砂糖事情
    18世紀に砂糖大根(ビーツ)がみつかり、品種改良がすすむ。ロシアやドイツではビート糖の製造で自前で作る。


    アメリカの教科書では、奴隷貿易の事を、黒人奴隷ではなく働きに来ていた、と記載している所もあるらしい。
    なんだか、今では非難されるであろう昔の出来事をねじ曲げて責任から逃れようとするなと言っているようだ。
    貧しい国、と社会の授業で学んだレベルの認識で、どこかで黒人は未発達な文化を持つ洗練されてないイメージを持ってはいないだろうか。
    むしろ貧しい国の人と言うことが差別なのではないか。と、ちょっとグルグルする。

  • いまやありふれた、なんのことはない食べものであり調味料である砂糖。貴重品だった時代までさかのぼり、どのように普及していったかを、イギリスを中心にその歴史をなぞっていきます。生産するだけ売れて消費されていく。労働費用は奴隷を使っているからそれほどでもない。そうやってプランテーションの農場主や商船を持つひとたちはどんどん潤っていったそうです。どこまでも儲けたいという強大な金銭欲が、アフリカの黒人たちや、カリブや南北アメリカの先住民の命をまるで考えの外にほうった状態でヨーロッパ人たちを突き動かしていった。そういった罪深い事実の上に、産業革命があり、今日の南北問題がある。本書は、そういったことを、地に足をつけながら、一歩一歩あるいていくようなペースで、ざっと知っていくことができる本です。これぞ岩波ジュニア新書!と言いたいくらいにわかりやすく、そして内容が薄くありません。砂糖の歴史を追っていくうちに見えてくる、ダイナミックな、人間の深い業が、読者に自問をさせもすると思います。いいのか、これで、と。欲望に狂った長い時代の上に、今がある。その今も、おかしくはないかな?と考えてみるのも、おもしろいと思います。

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著者プロフィール

1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授、京都産業大学教授、佛教大学教授などを経て、現在、大阪大学名誉教授。著書に『工業化の歴史的前提』(岩波書店)、『洒落者たちのイギリス史』(平凡社)、『民衆の大英帝国』(岩波書店)、『砂糖の世界史』(岩波書店)、『世界の歴史25 アジアと欧米世界』(共著、中央公論新社)、『イギリス近代史講義』(講談社)、訳書にウォーラーステイン著『史的システムとしての資本主義』(岩波書店)、コリー著『イギリス国民の誕生』(監訳、名古屋大学出版会)、イングリッシュ/ケニー著『経済衰退の歴史学』(ミネルヴァ書房)、ポメランツ著『大分岐』(監訳、名古屋大学出版会)他多数。

「2013年 『近代世界システムIV』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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