シルクロードの大旅行家たち (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (1999年3月19日発売)
3.75
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005003174

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 張騫、玄奘、ルブリュック、マルコ・ポーロ、イブン・バットュータ、プルジェワリスキー、オーレル・スタイン、7人の旅行家が紹介されるが、『あとがきに代えて』で短く取り上げられたロシア人フィリップ・エフレモフが一番興味深かった。

    18世紀後半にロシア軍曹として農民反乱軍に襲撃を受けて負傷し、カザフ遊牧民に捕らえられ売れ飛ばされ、ブハラ・ハン国の大臣に奴隷として贈呈され、大臣のもとでハーレムの門番となり、勝ち得た信頼を利用し逃亡。キャラバンに加わり、天山山脈を越えてカシュガル、カラコルム、カシミール、デリーへ。乞食のようなメッカ巡礼団に混じってカルカッタから東インド船舶のロンドン行きに乗り、海路でペテルブルクへ帰る。大冒険そのものだ。

    フィリップ・エフレモフで検索しても情報のヒットはほとんど無く、もし関連の書籍があれば読みたい。(英語やロシア語ならあるかもしれない)

  • ☆☆☆2025年3月☆☆☆

    シルクロード。世界史を学んだものにとっては胸に響く言葉だろう。東西交流。ヨーロッパから中国へと人々は何年もかけて旅をした。本書では、漢の時代に匈奴を討つための同盟締結のため西域に派遣されが張騫の物語に始まり、玄奘、マルコ・ポーロといった著名な旅行家や19~20世紀のスタインまで。この本を読めば時空を超え、海を越え山河を越え、砂漠や高原、山岳を行きかう人々の息遣いが聞こえてくるようだ。岩波ジュニア新書で読みやすいので、中学生や高校生にもオススメしたい一冊だ。

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/01671689"><B>シルクロードの大旅行家たち</B></a><br>(岩波ジュニア新書 317)<br> 1999.3<br><br><br>張騫、玄奘、ルブリュック、マルコ・ポーロ、イブン・バットゥータ、<br>プルジェワリスキー、オーレル・スタイン。<br>名立たる冒険家たちの伝記集。でもそんな堅苦しくないですよ!<br><br>しかし、これを書いている時点では、そんな古い本でもないのに<br>どうやら手に入らなくなっているようです。{04.12.10}

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

加藤九祚(かとう・きゅうぞう)
1922年5月、韓国慶尚北道生まれ。人類学者。創価大学、国立民族学博物館名誉教授。山口県宇部市立上宇部小学校、私立長門工業学校を卒業後、宇部鉄工所工員や小学校代用教員をつとめ、高等学校入学者検定試験を経て、1943年上智大学予科を仮卒業。翌年入隊、派遣先の旧満州東南部の敦化で敗戦を迎え、ソ連軍の捕虜となる。抑留中は東部シベリアの収容所を転々とし、1950年、引揚船で帰国。1953年、上智大学文学部ドイツ文学科を卒業、平凡社に入社。その後、上智大学の非常勤講師などを経て、1975年から86年まで国立民族博物館教授。1998年以降、ウズベキスタン科学アカデミー考古学研究所と共同で、テルメズ郊外でクシャン時代の仏教遺跡の発掘を開始。2016年9月、ウズベキスタンで発掘調査中に倒れ、搬送されたテルメズの病院で逝去。享年94。
著書に『シベリアの歴史』(紀伊國屋書店)『ユーラシア文明の旅』(中公文庫)、『天の蛇──ニコライ・ネフスキーの生涯』(河出書房新社、大佛次郎賞受賞)、『シルクロードの古代都市 アムダリヤの遺跡の旅』(岩波新書)、2001年より年に一度刊行した『アイハヌム──加藤九祚一人雑誌』ほかがある。
※近著に『アイハヌム 加藤九祚追悼号』(平凡社、2020年6月中旬刊行予定)。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤九祚の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×