仏教入門 (岩波ジュニア新書)

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  • 岩波書店
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003228

感想・レビュー・書評

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  • 玉石混交の岩波ジュニア新書だが、これは良い方。仏教の教えというより、日本での仏教の流れが高校レベルでササッとわかるといった感じか。
    ササッと読めて、わかりやすった。

  • 仏教の簡単な成り立ちから、日本の仏教の歴史をざっと知ることが出来る。巻末に参考文献のページがあるので、もっと知りたかったらここで紹介されている本に当たればいい。

  • 仏教がどのように生まれ,伝わり,分岐し,変化してきたのかがよく分かる.複雑な経緯と多様で超越的な解釈が,神道をはじめとする日本文化への溶け込みを容易にしたのだと考える

  • 鈴木大拙『禅と日本文化』があまりにも難解でちんぷんかんぷんだったので、困ったときのジュニア新書で仏教についてお勉強。教科書的な書きぶりで当たり障りもなく、祖師を切り口にしているので、思想的なことはあまり詳しくはありませんでした。でも、白袈裟=官僧、黒袈裟=鎌倉仏教の遁世層とか、東海道五十三次の「53」は『華厳経 入法界品』のなかで善財童子が尋ねていった53人の先生に由来するとか、ちょっとしたネタを入手しました。

  • 日本の仏教の歴史。人物の説明。主に鎌倉と江戸。

    南都系(貞慶、明恵、叡尊)の人たちは初めて聞いた。鎌倉「新」仏教とはなんぞや、という疑問。

    また、近世の宗教のありかた、関係性(儒教、仏教、神道)が知りたくなった。

  • 分かりやすいということで読んだのだけど・・・・読んでいるうちにごっちゃになってきてしまった。理解力不足・・・・か。でももう少し仏教について知りたい、と思う。

  • とても分かりやすい。仏教の基礎的な用語の意味も理解しやすく書いてあるし、入門とはいえこれを分かっていれば一般知識としては充分満足のいく内容です。

  •  仏教の基本思想、その誕生とアジア各国での展開にふれるとともに、日本における仏教の歴史に半分強の紙幅をあてている。中高生から一般の人までを対象にした入門書。

     平明な記述で大きく説明されており、私のように仏教についてあまり知識のない者にとっては勉強になる。深く知りたい人には物足りないかもしれない。

     入門書とはいえ、鎌倉新仏教の位置づけなどは筆者独自の解釈のようで、興味深く思った。また、地域や時代によって仏教が多様であることや、日常生活で知らずに仏教的なものにふれていることなども分かり、おもしろかった。

     それにしても、縁起説・輪廻説・四法印といった仏教の根本思想は、何か突き放すような厳しいものだと感じた。いや、もちろん、まだよく理解できていないのだが……。

  • 【目次】

    はじめに

    第1章 仏教とはなんだろう
    仏教の系統と多様性/仏教の基本思想/縁起説/輪廻説/四法印/四諦説/戒律について/戒律とキリスト教の「十戒」

    第2章 仏教誕生と大乗仏教の成立
    仏陀の誕生/カースト制度とバラモン教/仏陀の生涯/尼僧の誕生/仏陀滅後の教団/女人五障説の成立/仏陀はどんな姿をしていたのだろう/大乗仏教の誕生/密教の展開(秘密の教え)/インド仏教の衰退/南伝系仏教の展開/チベット仏教

    第3章 中国・朝鮮仏教
    中国への伝来/漢訳仏典の成立/教相判釈/宋・元以後の中国仏教/挑戦仏教

    第4章 仏教と古代の日本
    仏教公伝/日本最初の出家者善信尼/聖徳太子/国家仏教(官僧仏教)/東大寺大仏の創建/鑑真の来朝と授戒制/最澄/空海/神仏習合/末法思想について/往生と成仏/空也らの活躍

    第5章 鎌倉新仏教の世界
    法然/親鸞/栄西/道元/貞慶/明恵高弁/叡尊・忍性/日蓮/一遍/鎌倉新仏教とはなにか/鎌倉新仏教の思想的背景/室町仏教/方広寺大仏/ザビエル

    第6章 近世以降の日本と仏教
    寺院諸法度/崇伝と天海/島原の乱/宗門改め制度と檀家制度の成立/廃仏論/国学者の廃仏論/教学の進展/仏教的な世俗倫理の確立/妙好人/江戸文化の創造源/仏教の明治維新/清沢満之/「大乗非仏説」説の展開/僧侶の妻帯/宮沢賢治と法華経信仰/仏教系の新宗教

    おわりに

    あとがき

    参考文献

    略年表

    さくいん

  • [ 内容 ]
    仏陀の誕生と基本思想、大乗仏教の成立、アジア各地への展開をわかりやすく述べると共に、日本の仏教受容、鎌倉新仏教と近代以降の展開など、日本仏教の解説にも力点をおく。
    日本人の生活や価値観に大きな影響を与えている仏教の本質を知り、現代を生きる私たちにとっての仏教の意味を考えるための平明な入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 仏教とはなんだろう
    第2章 仏教誕生と大乗仏教の成立
    第3章 中国・朝鮮仏教
    第4章 仏教と古代の日本
    第5章 鎌倉新仏教の世界
    第6章 近世以降の日本と仏教

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    [ 参考となる書評 ]

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著者プロフィール

1954年、長崎県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程を経て、現在、山形大学人文学部教授。東京大学文学博士。専攻は日本宗教史、日本中世史。
主な著書:『鎌倉新仏教の成立』『勧進と破戒の中世史』『日本中世の禅と律』『中世律宗と死の文化』(以上、吉川弘文館)、『中世の都市と非人』『山をおりた親鸞 都をすてた道元』(共に法藏館)、『中世都市鎌倉を歩く』(中公新書)、『忍性』(ミネルヴァ日本評伝選)、『破戒と男色の仏教史』(平凡社新書)、『親鸞再考』(NHK出版)など多数。

「2017年 『中世叡尊教団の全国的展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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