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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784005003266
感想・レビュー・書評
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(1999.12.18読了)(1999.10.16購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
日本人はどこから来たのか?稲作の起源は?DNA分析、科学的年代測定法など、ハイテクを駆使した発掘・研究が日本古代の謎を次々と明らかにしつつある。大ブームの縄文を中心に、旧石器時代のたき火跡から弥生のクニの都まで、著者みずから歩いた経験をもとに、全国の遺跡を案内しながら語る最新考古学探検。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旧石器時代から古墳時代までの長期間の歴史を遺跡を通して概観している。整備されている遺跡や発掘されたものを展示している博物館についても記載されており、関心をもった場所に足を運んでみたくもなった。
旧石器時代
・日向林B遺跡(野尻湖):3万年前。局部磨製石斧。
・2万5000年前、石斧が廃れナイフ形石器がつくられるようになる。ナウマンゾウなどの大型獣が減少した時期。
・岩宿遺跡(群馬):2万7000年前の打製石斧とナイフ形石器。
・大平山元I遺跡(津軽):1万6500年前の土器。矢尻。
・1万5000年前、細石刃が登場。
・上野遺跡(大和市):1万3000年前の地層から細石刃と土器の破片。
縄文時代
・上野原遺跡(鹿児島):1万1500年前の桜島誕生以来最大の噴火と、9500年前の噴火の間。9500〜7500年前の地層からプラント・オパールを検出。7500年前の第三工区で壺形土器。
・6300年前、鬼界アカホヤ噴火。上野原一帯に3〜5mのテフラが降り注いだ。底が平らな平栫式土器が消失。
・三内丸山遺跡(青森市):5800〜4100年前。直径2mの6個の穴。32×9.4mの竪穴式建物。
・中里貝塚(東京都北区):4500〜4000年前。窪みに粘土を張り木の枝で枠を囲った貝を加工するための施設。カキの養殖をしていた可能性。石器と交換していたと推測される。大型の丸木舟。
・長者ヶ原遺跡(糸魚川):5000〜3500年前。ヒスイの工房。製品は全国に広がる。6000年前から蛇紋岩を使った磨製石斧。
・桜町遺跡(富山):1万3000〜2300年前。4000年前の建築材。
稲作の開始
・朝寝鼻貝塚(岡山):6000年前のイネのプラント・オパール。
・姫笹原遺跡(岡山):4500年前のイネのプラント・オパール。
・南溝手遺跡(岡山):3500年前の土器にイネのモミを押しつけた跡(籾圧痕)。打製石鍬。
・4000〜3000年前の縄文後期に全国的に遺跡が減少。2500年前の晩期は過去1万年間で最も寒かった。
弥生時代
・菜畑遺跡(佐賀):2600〜2500年前の水田跡。
・板付遺跡(福岡):BC300年頃。6300m2の環濠集落。青銅製の銅矛、銅剣。縄文式土器と弥生式土器。BC5〜4世紀の縄文式土器しか出てこない層から水田跡。
・新町遺跡(福岡):BC300〜BC100年の支石墓から縄文人的な骨格。近くの曲がり田遺跡にはBC400年の水田跡。
・土井ヶ浜遺跡(山口):BC200〜AD50年。300体あまりの弥生人骨。
・金隈遺跡(福岡):BC2世紀〜AD2世紀。甕棺を中心とした弥生人の共同墓地。土坑墓。
・池上・曽根遺跡(大阪府):26本の柱をもつ建物跡。柱はBC52年に切り出された(年輪年代測定法)。
・唐古・鍵遺跡(奈良):1世紀前半。2階建ての高層建物を描いた土器。
・吉野ヶ里遺跡(佐賀):BC3世紀〜AD3世紀頃。日本最大級の環濠集落。6本の柱跡の穴。2000体あまりの甕棺。墳丘墓から青銅の剣。
・神庭荒神谷遺跡(島根):1〜2世紀。358本の銅剣。銅鐸、銅矛。
・加茂岩倉遺跡(島根):銅鐸39個。
・西谷墳墓群(島根):200年頃。6基の四隅突出型墳墓。
・妻木晩田遺跡群(鳥取):BC1世紀〜AD3世紀。19基の四隅突出型墳墓。700軒以上の竪穴式住居と掘立穴建物。高床式の祭殿跡。
古墳時代
・平原遺跡(福岡):2世紀末〜3世紀。世界最大の青銅鏡。方形周溝墓。
・黒塚古墳(奈良):33面の三角縁神獣鏡。
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