日本の歴史 9 (岩波ジュニア新書 339)

著者 :
  • 岩波書店
3.45
  • (2)
  • (3)
  • (5)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 78
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003396

作品紹介・あらすじ

敗戦以来五十有余年、私たち日本人はアジアの中でまた世界の中で、一体どのような道を歩んできたのか?安保体制、高度経済成長、沖縄、「豊かさ」、管理社会、受験競争、国際化、女性、人権などさまざまな側面からこの時代の本質的特徴をえぐり出し、「戦後」ひいては日本の「近現代」そのものの意味を根底から問い直す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大学の参考文献として。

  • さくっと日本の現代を知ることができる良著。鹿野氏さすがの手広さで様々な著書、証言を引用しただの乾いた歴史描写ではなく具体的なエピソードなどがさしはさまれて面白い。多くの人に読んでほしい本だと思う。
    205p「価値観を変えなければ、みずからの生存自体が危うくなるという”エゴイズム”によっても、この機運は促進されている」という言葉は深く突き刺さる射程を持っていたと思う。マイノリティへのまなざしにしろ自然環境へのまなざしにしろ、そのまなざすことじたいへの問い返しはこの時代に常に重要になってくるだろう。

  • 4-00-500339-7 228+5p 2000・6・20 1刷

  • (「BOOK」データベースより)
    敗戦以来五十有余年、私たち日本人はアジアの中でまた世界の中で、一体どのような道を歩んできたのか?安保体制、高度経済成長、沖縄、「豊かさ」、管理社会、受験競争、国際化、女性、人権などさまざまな側面からこの時代の本質的特徴をえぐり出し、「戦後」ひいては日本の「近現代」そのものの意味を根底から問い直す。

  • [ 内容 ]
    敗戦以来五十有余年、私たち日本人はアジアの中でまた世界の中で、一体どのような道を歩んできたのか?
    安保体制、高度経済成長、沖縄、「豊かさ」、管理社会、受験競争、国際化、女性、人権などさまざまな側面からこの時代の本質的特徴をえぐり出し、「戦後」ひいては日本の「近現代」そのものの意味を根底から問い直す。

    [ 目次 ]
    第1章 独立と日米条約(平和条約の発効;「もはや「戦後」ではない」;日米安保体制)
    第2章 高度経済成長の時代(所得倍増政策;「豊かさ」への離陸;公害と住民運動;日米関係のなかのアジア)
    第3章 経済大国(「日本株式会社」;「社員」という人生;大国化と国際化;性差別への挑戦;管理と共生)
    第4章 日本はどこへ(冷戦の終結;はじけたバブル景気;問われる「戦後」)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

鹿野政直(かの・まさなお)
1931年大阪府生れ。早稲田大学文学部卒業。日本近現代思想史専攻。早稲田大学名誉教授。『鹿野政直思想史論集』全七巻(岩波書店、2007-08年)など。

「2020年 『八重洋一郎を辿る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鹿野政直の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
マーク・ピーター...
J・モーティマー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×