ピーター流外国語習得術 (岩波ジュニア新書)

制作 : Peter Frankl 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003433

感想・レビュー・書評

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  • ハンガリーでは名前が姓・名の順で、彼も本当はフランクル・ピーターらしい。でも彼が言うには、名前より中身が大事。この本、BOOKOFFで105円で買ったのだけどサイン入りだった。

  • 4-00-500343-5  195p 1999・12・20 ?

  • 【抜き書き】
    □59ー60頁。
    ただ、国家というものは、日本だけでなく、アメリカでもどこでも例外ではないけれど、自分に不利な情報をあまり流したくないのです。一方、ひとりの人間としては、自分が興味のあることにかんしてはできるだけたくさんの情報、そしてできるだけ真実を知ったほうがいいのです。そして、そのためには外国語ができることがすこく有利なのです。


    □82頁
     実際、日本人の日本語能力をくらべると、外国人のぼくから見ても人によって雲泥の差があります。非常にきれいに言葉をよく選んで使う人もいれば、いつも「あれ」「これ」「それ」「だってさー」というように話している人もいます。


    □ 85頁
     というわけで、ほんとうに外国語がうまくなりたいと思ったら、じつはまず「日本語がうまい」ことが先決です。日本語を話すときに語彙が豊富で、言葉を選び、細かいところに気をくばっている人ほど、外国語を勉強するときにもいろいろ細かいことに気がつくのです。
     これははっきりいうと、才能とはいえません。一種の習慣なのです。〔……〕漢字を覚えただけにとどまるのではなく、どうしてこの字を使うのか、字によって意味が違うのかを調べてみる。そういう探求心というか好奇心が旺盛な人のほうが、外国語を勉強できる才能もあると思います。

  • 著者の反国家的な思想には馴染めないが、外国語学習に役立つTipsを発見でき、満足している。彼の思想の発生には、心の拠り所となる共同体の存在しない不安定なアイデンティティが根本にあったのではないか。それ故、外部世界に拠り所を求め続け、結果、彼は12ヶ国語に精通することができたのではないか。本書における一番のTipsはその部分で、根本的な上達法といえる。しかし自分でそうなれるか、なりたいかを考えると、難しい話である。

    -

    P.52 - 短期間いま勉強している言語に集中すること。すべてのチャンスを用いてその国の人と話をすること。その言語で独りごとを言うこと。その言語で書かれている本、とりわけ最初のうちは戯曲や探偵小説など、やさしく書かれている文章を読むこと。

  • 天才と言われる人が書いた本なので、真似できない部分が多いのではないかと思ったが杞憂だった。説明されている理由はとてもわかりやすく納得しながら読み進められる。
    目から鱗だったのは、「人間は自分が知ってる語彙(概念)しか使えない。だから日本語の語彙として概念が入ってないものは、外国語でもなかなか理解できないから覚えられない。つまり外国語が上手くなりたいなら日本語がうまいことが先決である」という部分。「日本語が不自由な人は外国語も…」と耳にすることがあるが、なぜそう言われるのか納得いってなかった。これですっきりした。
    英語は、単語で覚えない。学習初期から本を読む点など、後に読んだロンブー・カト―「わたしの外国語学習法」と共通する。

  • とても大好きな本になった。ふせんだらけ。
    ピーターさん、とってもいい人なんだろうなあ。
    素敵な考え方がたくさん。もっと前に読んでいれば、と思ってしまいつつ、今読めてよかった、と感謝。

  • ジャグラーで数学者のピーターさんが書かれた、外国語学習に関する本です。ご自身は、なんと12ヶ国語を話せるという、マルチリンガル。システマチックな how to を期待しているのであれば、期待はずれかもしれません。しかし、外国語学習への向き合い方は、大いに参考になります。また、誰でも実践できるような学習方法も少し紹介されています。さらに、後半部分では、真の国際人とは~といったことにも言及されていて、語学ができるだけではダメということもおさえています。1999年の発行ですが、時代が変わった今でも、十分に勉強になります。

  •  僕は外国語習得が大変苦手です。中学から始めた英語も全然わからず、定期試験は、勉強方法がわからないので(何がわからないかわからないという劣等生の典型)、いつも教科書を全て暗記して乗りきりました。そんな僕にとって、英語のみならず何か国語も習得している人は、素直に尊敬してしまいます。

     この本は、子供向けだが大人が読んでも大変ためになると思う。この本を読んで、「我が意を得たり」と思ったのは、「(他)言語を学ぶ事は、多様な価値観を身につけること」との記載があったこと。特に最近の日本は、マスコミが画一化していて、情報が偏向化傾向にある。また、インターネットでの情報は玉石混合なので取捨選択に困る。言語で言えば「英語ナショナリズム」の様相を呈してきて、小学校での英語教育の導入(恐ろしい教育だと思います)や、社内公用語の英語化など、「英語を学ばなければ人にあらず」といった風潮にあるのが、これまた恐ろしい。

     このような社会の「外国語と言えば英語」という風潮に嫌悪感を催し、僕は英語以外の言語を学ぼうと思った。でも、先述のように、僕は外国語習得能力に劣っているため、他言語を学ぶことに躊躇していたところにこの本を読んで、非常に勇気づけられた。

      著者のピーター氏は有名なので紹介するまでもないが、氏の語学遍歴を見ると、「異性」との出会いが大きいと感じた。氏が上達した独・仏・英などの各語は、その言語を母国語とする魅力的な女性と付き合ったりした時だ。この本を読まれるときは、この点に注目されたい。結局いくら高尚な動機を持って勉強したとしても、異性(恋愛)が絡んだ時ほど、語学が上達することは他にないということが良くわかった。僕が外国語習得能力に劣るのは、異性との付き合いが無い事が原因だということにしたい(笑)。

     本の最後に氏が書いた言葉が非常に印象的で、他言語学習者にとっての金言になると思う。
     
     「芸などは、一流でないと意味がない。二流なものを見せられても人は嫌悪感を催す。しかし語学は二流でも許される。だとしたら二流でも良いからどんどん外国語を学ぼう」

     確かにほんの一言・二言でも、初級の文法でも知っていればそれだけで有用だし、そういう「カタコトの外国語」を喋る人を敬遠したりしないだろう。もし日本に来た外国人がカタコトでも日本語を喋ってきたら、何とかコミュニケーションを取ろうと思う。

     この本を読んで、結果的に食い散らかしでも良いから、いろいろな言語を学ぼうと思うようになりました。この本の評価を★4としたのは、惜しむらくは内容が子供向けということです。是非、この本の改訂版ということで、大人向けに氏が改訂してくれることを望みます。

     また、他言語学習に興味がある方は村上春樹『やがて哀しき外国語』や黒田龍之助の各著作が参考になると思いますし、レビューを書きたいと思います。

  • すごくおもしろかった。
    日本人が書いた本よりも伝わりやすくって
    おもしろくて
    ピーターさんの考えかたに共感しました!!

  • 【かける時間が短すぎる】
    ピーターさんに比べたら語学にかける時間が短すぎると感じます。英語を習得しようと何度も試みていますが、基本的に語学が好きではないというのもあり、英語の勉強をせずに、英語の勉強法の本を読んだりしてしまいます。勉強法の本をいくら読んでも英語はできるようになりません。実際に勉強しないと身にはつきません。
    いろいろな方の英語習得法を読んでいると、圧倒的に語学に触れている時間が多いことがわかります。今の状態では絶対量が少なすぎるのです。

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