博物館を楽しむ―琵琶湖博物館ものがたり (岩波ジュニア新書)

著者 : 川那部浩哉
  • 岩波書店 (2000年10月20日発売)
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  • 5レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003600

作品紹介

展示物をへだてるガラスの壁は略され、来館者は生きた魚に触れ、昔の家の座敷に上り当時のくらしを体験する。多くの催しに参加し、活動は館外におよぶ。琵琶湖博物館の掲げる数々の新しい理念の実現に向けて、関係者たちはどのような論議をし、困難をのりこえてきたのだろうか。その創設の生きたドラマを通し、現代の博物館活動の深い理解とその楽しみ方をガイド。

博物館を楽しむ―琵琶湖博物館ものがたり (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • 古本で購入。
    ここ最近ジュニア新書のレビューばっかり書いてるな。

    1996年に開館した琵琶湖博物館。
    その建設計画や収集・展示、教育普及に一般事務など、博物館に関わったあらゆる人の文章が収録されている。

    それぞれの文章を博物館活動の紹介、博物館ができるまで、「博物館員」としての職員と来館者、博物館のこれから…という内容に分類。
    多くの人々が博物館の様々な面を語ることで、副題どおり「ものがたり」が紡がれているわけだね。

    書き手が多く、読ませる力にバラつきがあるので多少退屈なところもあるけど、全体としていい本だと思う。
    みんなが博物館に愛着を持って、来た人に博物館のメッセージを伝えたいと思っているのがわかる。

    釣り好きの学芸職員が飼育している魚を水槽から出すために釣り糸を垂らし、かかったところで「フィーッシュ!」と叫びながら竿を振り上げ天井にぶつけて折る、なんてのはちょっと笑ってしまう。
    こういう、博物館の裏で起こるしょうもない事件が書いてあると、何となく親しみみたいなものが湧いてきていい。

    「湖と人間」をテーマにした琵琶湖博物館はほんの入口で、「ほんものの博物館」は外に広がる琵琶湖そのもの。
    その入口を通った人々と共に考え、共に博物館をつくり続けたいと強く志向する。
    「これまでのものがたり」を描きつつ「これからのものがたり」に想いを馳せる1冊。

    「開館後の博物館は準備室時代を大きく超えたか?」
    この強烈な問題意識も凄い。
    是非一度行ってみたいね。

  • 4/8/10
    読みたい
    同じ著者の「生態学の大きな話」を読み、彼の博物館活動に興味を持つ。琵琶湖博物館も是非行ってみたいね。

  • 何もない場所に、博物館ができていく。
    建設・展示業者、学芸職員、展示交流などたくさんの人が執筆しているが、とても読みやすい。
    琵琶湖博物館を訪ねる前でも、後でも本書を読んでみると、より一層その魅力を感じることができるだろう。

  • 小さいころは夢中になった博物館でも今はちょっと見ると飽きるし、疲れて椅子に座り込む。そんな博物館を楽しむという題に惹かれて読んだわけだが多くの現場の生の声で構成されておりなかなかおもしろかった。研究あっての博物館、一方通行でない博物館、絶えず成長する博物館など先進的な取り組みを行った琵琶湖博物館が与えてくれる教訓は多そうだ。(2006/5/07読了)

  • 分類=博物館。00年10月。

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