恋の歌、恋の物語―日本古典を読む楽しみ (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 43
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003983

作品紹介・あらすじ

「いつも君のこと想ってる」、「好きでたまらない」…。携帯やeメールなど無かった時代、「和歌」は恋する人への熱い想いを伝える重要な「装置」でした。「恋」をテーマに、おなじみリンボウ先生が『万葉集』『古今集』『伊勢物語』『源氏物語』など、日本の代表的古典の魅力と面白さを縦横に語った、絶好の古典文学入門。

感想・レビュー・書評

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    【内容紹介】
    「いつも君のこと想ってる」、「好きでたまらない」…。携帯やeメールなど無かった時代、「和歌」は恋する人への熱い想いを伝える重要な「装置」でした。「恋」をテーマに、おなじみリンボウ先生が『万葉集』『古今集』『伊勢物語』『源氏物語』など、日本の代表的古典の魅力と面白さを縦横に語った、絶好の古典文学入門。

    【キーワード】
    新書・古典文学・和歌


    +++1

  • うたいあう、恋のさや当て。

  • <閲覧スタッフより>
    「恋愛」こそ日本文学の伝統だ!和歌は想いを伝える優秀な恋愛ツールだった。なんて愛おしく赤裸々なのか!「万葉集」の恋歌から「源氏物語」など恋物語まで、いにしえの恋文をリンボウ先生が語ります。
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    所在番号:新書||914.6||ハヤ
    資料番号:10144003
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  • 13/03/29 古典は楽しい。

  • 死んでしまった愛する人への語りは、なんと詩情豊かなのだろう。

    他人の生死にもさほど関心を向けず、親族の死さえも、葬儀業界のベルトコンベアに載せられて、お膳立て通りに処理される現代。
    その流れに囚われて、感情を十分吐露することさえ考えから消えてしまう。
    そのゆえに、悲しみを叫びたい無意識との歪みが躁鬱や様々な問題を引き起こす。

    悲しいを悲しいを、恋しいを恋しいと思うがままに叫ぶことができた古典の時代の人たちを、とても羨ましく思うのだ。

  • リンボー先生の古典入門。
    「万葉集」「伊勢物語」「源氏物語」などの王道の古典をわかりやすく解説してくれています。
    全編を通じてそこここに現れる、著者の源氏への鋭い視線には驚きました。

    源氏は顔がいいだけの男で、実際には愚かでいじわるとも言える、しょうもない男だ、と幾通りにも表現を変えて言っています。
    初めはその説が強烈かつ新鮮で驚きましたが、そのうちにあまりに強調されて繰り返されているため、苦笑してしまいます。
    著者は、よっぽど源氏が残念な人だと伝えたいようです。

    おそらく10代向けに書かれた本なので、繰り返しは肝心ですし、わかりやすさ、インパクトの強さも必要です。
    一番読者が興味を引きやすい、恋愛面に焦点を当てて、昔の恋愛をひもときながら、面白そうな点を紹介しています。
    強調しすぎている節も感じますが、たしかに興味を引かれる内容であり、自然と古典に興味を持てるような流れになっているのはさすが。

    ただ、古典のナンセンスやパロディを楽しむのは、中高生には難しそうです。
    受験の必要もない余裕を持った大人の立場で読んで初めて楽しさがわかるような箇所も多々あるものだと感じました。
    やはり読み返しという行為は必要で、かつて難しかったものも、今読むとおもしろさが分かることがありそうです。」

    貴公子が遠隔地に流される設定は、「貴種流離譚」といって、スサノオ、ヤマトタケル、かぐや姫、ものぐさ太郎など、様々な物語のモチーフとして用いられてきたということも知りました。
    その流離の理由には恋がらみの問題が多く、「たわやめの惑い」ともいうということも学びました。

    思うに、女性よりも男性の方が恋愛を主軸にした「源氏物語」はとっつきにくいでしょう。
    ここまで実も蓋もなくあけすけに解説されると、男性も苦手意識を捨てて楽しめるのかもしれません。
    日本古典入門編といっても、初めて知ることが多く、充分おもしろく読めました。

  • (メモ:高等部3年のときに読了。)

  • 「恋」についての著者の考えに若干違和感を感じつつ、読み終えました。

    〈読了日:2009.8.23〉
    〈所在:図書館(060200200781)〉

  • 「恋」を中心に据えた日本文学論

  • 日本人のかっこよさ、イカレっぷり(良い意味。)を知ることができる。

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著者プロフィール

林望(Nozomu Hayashi)
1949年生まれ。作家・国文学者。
『イギリスはおいしい』で日本エッセイクラブ賞受賞、
『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞等受賞。
『私の好きな日本』『どこへも行かない旅』などの旅の本のほか、
古典論、エッセイ、小説、詩、能楽、料理等の著作多数。
『謹訳源氏物語』(全十巻)で毎日出版文化賞特別賞受賞。

「2018年 『旅ゆけば味わい深し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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